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ミニバラの剪定時期は年3回?それぞれどこを切るの?

2023/8/16

ミニバラをしっかり楽しむには、こまめに剪定して花がつく環境を維持することが大切です。また、枝をどんどん伸ばす特徴から、樹形も乱れてしまうため、剪定は必要不可欠といえます。

今回は、季節に合わせたミニバラの剪定方法と、弱剪定・強剪定それぞれのやり方について解説します。

ミニバラの剪定時期はいつ?

ミニバラの剪定時期は、花が咲き終わった6~7月と11~2月です。ミニバラの花がらを早めに取りのぞくことで、種をつけるための栄養が枝に行きわたり、新しい花をたくさんつけるようになります。花がらを残しておくと、必要な栄養が花がらにまでいってしまうほか、腐食によって病害虫を招く可能性も高まります。

ミニバラの剪定は、6~7月と11~2月を中心に、花が咲き終わったタイミングで、こまめに取りのぞくよう心がけましょう。

春と夏は「弱剪定」

ミニバラが咲きはじめる春と花後にあたる6~7月は「弱剪定」をします。弱剪定とは、5枚葉の上の部分を切り落とす剪定のことです。なお、弱剪定のときは弱った株や葉が落ちた枝はそのままにしておきましょう。

冬は「強剪定」

11~2月の冬の間は「強剪定」でお手入れしましょう。ミニバラの強剪定は、草丈の約半分になるように切り落として高さをそろえ、不要な葉を取りのぞいて枝のみの状態にすることを指します。

ミニバラにとって秋から冬は休眠期にあたるので、強めに剪定しても問題ありません。成長に欠かせない部分に栄養を浸透させられるので、休眠期に入ったときは積極的に剪定しましょう。

ミニバラの剪定方法

ここではミニバラの剪定方法について解説します。ミニバラは季節によって剪定方法が異なります。基本的には5枚葉を中心に剪定しますが、春夏と冬のそれぞれの剪定方法を押さえたうえで、きれいな花をつける環境を整えましょう。

春夏の弱剪定の仕方

ミニバラ 剪定

Photo by まご2さん@GreenSnap

春夏は弱剪定をします。手順は以下のとおりです。

1. 変色しはじめた花をすべて取りのぞく

2. 花がついた枝の5枚葉の上を切り落とす

3. 5枚葉がわからないときは、鉢上より半分、または3分の2ほどの位置で切り落とす

なお、切り口は雑菌が繁殖しやすいので、清潔に保たれた切れ味のよい剪定ばさみを使用しましょう

冬の強剪定の仕方

ミニバラ 剪定

Photo by めりーさん@GreenSnap

冬は、強剪定でミニバラを管理します。手順はまず、ミニバラの草丈を確認しましょう。草丈を把握したら、次は全体的に同じ高さになるよう半分に切り落としてください。切り落とし終わったら、全ての葉を取り除いて枝のみの状態に仕上げましょう。枝のみの状態にすることで必要な枝に栄養が行き渡り、株全体に花がつく環境に整います。

ミニバラの剪定についてよくある質問

ミニバラの剪定基準になる「5枚葉」とは?

5枚葉とは、5枚の葉をつけたちいさな枝を指します。幹ひとつひとつにはいくつかの枝がついていて、花が咲く枝には3枚の葉がつく3枚葉や、下の方には7枚の葉がつく7枚葉があります。5枚葉は枝の中間に位置していて、弱剪定では5枚葉の上から5mmほどの位置で切り落とします

剪定したミニバラは挿し木で増やすこともできる?

剪定したミニバラは、挿し穂として利用でき、挿し木で増やすことができます。挿し木するときは以下のものを用意しましょう。

  • 元気な挿し穂
  • 挿し木用の土
  • 3号ポット
  • 清潔な剪定ばさみ
  • 手袋
  • なお、ミニバラの挿し木に適した時期は、5~6月と10~11月です。弱剪定や強剪定の適期より少し前と覚えておくとよいでしょう。

    ミニバラの剪定で切るべき枝は?

    ミニバラの剪定で切るべき枝は以下2つです。

  • 2年以上伸びていない枝
  • 切り口の芯が茶色く変色した枝
  • 茶色く変色した枝は、根元ではなく変色した部分を5mmほど残して切るとよいでしょう。太くて大きい枝はむやみに切らず、残しておくよう注意しましょう。

    ミニバラは冬の時期も剪定が必要!

    ミニバラは、春夏だけでなく、冬の剪定も必要不可欠です。冬時期は強剪定することで、必要な栄養分が全体に行き渡りやすくなり、全体的に花が咲く環境を保てます。

    ミニバラの剪定は、ほかのバラに比べて難しくないので、この機会に試してみてはいかがでしょうか。