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オジギソウがおじぎするのはなぜ?毒性があるって本当?

2024/5/15

学校の教材としても馴染み深いオジギソウは、さわると不思議と葉を閉じてしまいます。じつは、この現象はつい最近まで、メカニズムが解明されていませんでした。今回の記事では、そんなオジギソウの謎を解説します。

オジギソウとは

オジギソウ

Photo by Iceflowerさん@GreenSnap

オジギソウは、マメ科オジギソウ属の多年草で、非耐寒性のため日本では一年草として育てられます。オジギソウの特徴はなんといっても、触れると葉を閉じるという独特の動きをすることです。この動きは「おじぎ運動」と呼ばれ、名前の由来となっています。

オジギソウが葉を閉じる理由とメカニズム

オジギソウが葉を閉じる理由は、葉を守るためにあります。埼玉大学の研究によれば、オジギソウは葉を閉じることで、バッタなどの食害から防ぐ効果があるそうです。

また、この動きは、触られたときだけでなく、強い光や熱に当たったときにも反応するため、まさに防御機能だといえるでしょう。

オジギソウはどうやって動いている?

オジギソウの "おじぎ" は、細胞内のカルシウムイオンによって引き起こされます。カルシウムイオンは人間や動物の脳からも同様に、信号が神経や筋肉を経由するときに使われるもので、オジギソウの場合は刺激を受けたとき、葉の根元にある「葉枕(ようちん)」という期間に信号が伝わって、葉が閉じ始めるのです。

オジギソウには毒がある?

オジギソウの葉や茎には、アルカロイド系の有毒成分が含まれていますが、触っても問題はなく、むしろ薬草として利用されることもあります。だたし、小さな子どもやペットが誤飲しないように注意しましょう。

まとめ

オジギソウの「おじぎ運動」は、防御反応で種の保存に役立てているそうです。また触る程度であれば問題ありませんが、毒性のある成分を含んでいるということは覚えておくとよいでしょう。

オジギソウのように身近な植物の素朴な疑問を探してみると、ガーデニングがより楽しくワクワクしたものになるかもしれませんね。