ミモザ(アカシア)の種類図鑑|品種による花や葉の違いを画像で紹介
2025/4/17
Photo by プリンさん@GreenSnap
楽曲のタイトルや歌詞などにも用いられることの多いミモザ(アカシア)。気持ちをぱっと明るくする黄色の花と緑の葉のコントラストや、ふわふわと咲く愛らしい花の形に、魅了される人も多いのでは。今回はそんなミモザの種類について、生育環境や成長スピードと合わせてご紹介します。
ミモザ(アカシア)はどんな植物?
ミモザ(アカシア)はマメ科アカシア属で、オーストラリア南東部を中心に生息する植物です。3月〜4月にかけてぐんぐんと生長し、その高さは5m〜10mにまで伸びることもあるんだとか。深緑の葉とふんわりとした黄色い花を付けることから、ガーデニングとしてはもちろん室内の観葉植物としても愛されています。
なお、イタリアでは3月8日の「女性の日」に、男性から親しい女性へミモザをプレゼントするといった素敵な習慣もあるんですよ!
ミモザ(アカシア)にはどんな種類がある?
ミモザ(アカシア)は2023年現在で1,000種類以上あるといわれています。種類によっては、耐乾性に強かったり耐霧・耐塩があったりするので、お住まいの地域に合った種類を選ぶといいでしょう。
生育スピードは植樹した場合でも3年〜5年ほどかけてじっくりと育ちます。のんびりとしなやかに生長するその姿は、まるで人生のよう。花の香りは種類によってことなります。庭先をふんわりとやわらかい香りにしたいなら“アカシアフロリブンタ”や“フサアカシア”などがおすすめです。
ミモザ(アカシア)の種類・品種
ギンヨウアカシア
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ギンヨウアカシアは3〜4月にかけてたくさんの黄色い花を咲かせる、定番人気の品種です。
枝先には5〜10cmほどの複合花序が育ち、一つ一つの花序からは1〜1.5cmほどの花が咲きます。ギンヨウアカシアに可憐で愛らしい印象があるのは、この花序によって生まれているといえるでしょう。
ギンヨウアカシア・プルプレア
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ギンヨウアカシア・プルプレアは、新葉が紫色に育つ品種です。生長すると銀色の葉に育つので、春は紫と銀のエキゾチックな雰囲気が楽しめます。冬が終わりを告げる頃には銀から緑に変化するので、たくさんの変化を楽しみたい方におすすめです。
生育スピードものんびりなので、子どもの誕生や結婚など、ライフスタイルに合わせて植樹するのもぴったり!
アカシア・フェニックスゴールド
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アカシア・フェニックスゴールドは、鋭い葉先を持つ品種です。ミモザのなかでも珍しい葉先を持つことから、ほかの品種に比べて繊細な印象を与えます。
寒さに弱い特徴があるので、寒冷地でガーデニングをする場合は、秋口に鉢植えにしたら室内で管理し、春先を迎えた頃に土に植え直しましょう。
パールアカシア
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パールアカシアは、丸くかわいらしい花を咲かせます。やさしい気持ちにさせてくれるその花からは、ふんわりとやわらかい香りが漂います。葉は丸みを帯びていて、表面に白い毛が起毛しています。
あまりに生長すると倒れやすいといった特徴があるため、剪定の際はうまく支柱を整えることが大切です。またパールアカシアは花粉にも注意。花粉症の方をはじめ、アレルギー体質の方は、購入前にアレルギーチェックをすることをおすすめします。
フサアカシア
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フサアカシアは、ポンポンのような丸くてかわいらしい花を咲かせる人気品種です。黄色い花が一面に咲くその姿は、見る人の感情に大きなやすらぎを与えます。葉は緑色で細長く、やわらかな手触りが特徴です。鳥の羽と表現されることもあるようです。
ヨーロッパ地方を中心とした地域では「ミモザ」はこのフサアカシアを指すことが多いです。ぐんぐんと育つと5〜10mほどと高く育つので、こまめな剪定が必要になります。
アカシア・ブルーブッシュ
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アカシア・ブルーブッシュは、青灰色の葉が特徴的です。生育スピードがほかの品種に比べて早いため、きれいなブッシュに育ちます。3~5月には株全体に鮮やかな黄色い花が咲くので、葉と花のコントラストが楽しめるのが魅力。
株の姿はどこか異国情緒が漂うので、リゾート感を演出したい庭先におすすめです。
アカシア・ゴールデントップ
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アカシア・ゴールデントップは、細い葉を特徴としつ品種です。生長スピードが遅いので、子どもの誕生に合わせて植樹すれば、子どもの成長と共に育つ姿が楽しめます。
オーストラリアが原産であるものの、日本の気候にも合わせやすいです。甘い香りを放つ花と、枝から密集して生える細長い葉が特徴です。
アカシア・テレサ
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アカシア・テレサは、新芽が赤色に育つのが特徴。生長しても1mほどとミモザの中でも特に小さく育つことから、ガーデニングはもちろん観葉植物や玄関先に飾る用としてもおすすめです。
花色はレモンイエローに近く、鮮やかな印象があります。耐乾性も高く、-5度ほどであれば、植樹したまま越冬させても問題ありません。
三角葉アカシア
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三角葉アカシアは別の名を“カルトリフォラミス”とも呼ばれる三角の葉が特徴的な品種です。葉は銀色や緑色であることが多く、黄色い花とのコントラストが楽しめます。
ギザギザとスタイリッシュな葉であることから、シンプルな部屋や庭先に最適です。地植え、鉢植えのどちらにも向いているため、場所を問わず育てやすいといった特徴もあります。
アカシア・レッドクリスタル
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アカシア・レッドクリスタルは、赤い新芽に育ちます。夏にかけて徐々に赤から銀青色に変化し、飽きの来ない生長が魅力的。
地植え、鉢植えのほか、切り花としても楽しめるミモザなので、鉢植えなどで育ちすぎたときは、切り花として玄関や寝室などに飾っても良いでしょう。
地植えであれば樹高3〜10mと大きく育ちます。鉢植えであればこまめに剪定してあげることで、コンパクトに育てられますよ。
アカシア・スペクタビリス
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アカシア・スペクタビリスは、丸い葉がパールミモザに似ていますが、花を比較すると1.5倍ほどと大きいのが特徴の品種です。ミモザの中でもトップを争うその美しい花は、古くからたくさんの人に愛されています。
生長スピードが速いことから、庭先のシンボルツリーとして育てるのもおすすめです。ただし、ほかのミモザに比べて寿命が短いため、肥料は最小限に抑え、こまめな剪定をしながら育てるのがポイント。
アカシア・デアネイ
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アカシア・デアネイは、四季咲きでも人気の高い品種です。アカシア・フェニックスゴールドのように細く濃緑の葉を互生します。その葉はややぷっくりとしていて、葉軸が2回分岐して葉をつける2回羽状複葉で、葉が下に垂れ下がるのも特徴です。
地植えだと樹高2.5m~6mほどとややコンパクトなサイズに育つため、剪定したあとは鉢植えにして育てると、よりコンパクトに生育できます。
オーストラリア原産のため寒さには弱いです。可能であれば鉢植えに移したあと、室内や軒下に取り込んで管理すると良いでしょう。
【画像あり】ミモザ(アカシア)の種類は、葉っぱの違いで見分ける

上の画像は、本記事でご紹介したミモザ(アカシア)の種類・品種の画像をまとめたものです。
ミモザの種類は、花で違いを見つけるよりも、葉の形や色、つき方の違いで見分ける方がわかりやすいです。先ほどご紹介した葉の特徴と合わせて、ぜひ参考にしてみてください。
ミモザ(アカシア)の種類・品種はたくさん!お気に入りを見つけて
今回はミモザ(アカシア)の種類について、生長スピードや特徴についてご紹介しました!原産地が暖かい地域であることから、種類によっては耐寒性の低い物も多く、地植えする場合は気温変化に細心の注意を払うことが大切です。
コンパクトに育てたいなら、こまめな剪定を心がけるのがポイント!シンボルツリーとしても人気があるので、剪定の形によってはより多くの人を惹き付けられるでしょう。
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