メロンの種類一覧|家庭菜園でおすすめ品種や果肉の違いを写真で解説
2024/10/29
高価な果物のイメージが強いメロン。じつは、そんなメロンには、さまざまな種類があるのはご存知でしょうか。
そこで今回は、メロンの種類について詳しく紹介します。高級なメロンから珍しい種類のメロンまで紹介するので、ぜひお気に入りのメロンを見つけてみてくださいね。
メロンはどんな植物?
メロンはウリ科キュウリ属の植物で、正確にはキュウリと同じ野菜に分類されます。大きく丸い実は香りがよく、甘くてジューシーで子どもから大人まで人気のある果物です。
そんなメロンをうまく育てるには、温度管理や水分管理が重要なため、初心者には難しいイメージですが、家庭菜園でも育てやすい品種もあります。
メロンには何種類ある?
メロンの種類は約30種類あり、そのほか果皮表面の網目の有無や果肉の色でも分けることができます。
メロンの果皮表面に網目ができる品種を「ネット系」、網目がないものを「ノーネット系」と呼びます。ネット系メロンが多く市場に出回っている一方で、ノーネット系メロンはネット系メロンよりも比較的手頃な価格で販売されており、人気があります。
また、果肉の色では「青肉」「赤肉」「白肉」の3つがあって、青肉はサッパリとした甘さが特徴です。赤肉は香りがよく濃厚な甘味が特徴で、白肉はサクサクとした歯ごたえをしています。
ちなみに、栽培方法によっても価格が異なり、温室栽培のメロンは価格が高く、ハウスや露地で栽培されているメロンは手頃な価格で市場に出回っています。
代表的なメロンの種類
アールスメロン(マスクメロン)
アールスメロンは代表的な高級メロンのひとつで、一般的に「マスクメロン」と呼ばれます。温室で栽培され1本のツルから1個しかならならないため、栽培難易度が高いです。
青肉メロンでジューシーでとろけるような口当たりで、濃厚な甘味と香りが高級感溢れる味わいです。
夕張メロン
夕張メロンは、北海道夕張市のみで栽培されている赤肉メロンです。鮮やかなオレンジ色の果肉がキレイで、芳醇な香りと濃厚な甘さ、熟すととろけるような食感が魅力です。夕張メロンは旬がとても短く、一般的なメロンよりもやや高級です。
アンデスメロン
Photo by フラワープラントさん@GreenSnap
アンデスメロンは、手頃な価格で買える青肉メロン。ハウス栽培が可能なことから温室栽培で育てられるメロンよりも比較的手頃な価格で市場に出回っており、別名「大衆メロン」と呼ばれています。熟した果肉は、とろけるような口当たりで甘味が強いのが特徴です。
プリンスメロン
Photo by きなこさん@GreenSnap
プリンスメロンは、マスクメロンのような濃厚な甘味のあるノーネット系メロンです。マクワウリとマスクメロンを交配して生み出された品種のため、低価格ながらもマスクメロンのようなジューシーで強い甘味が特徴で、家庭菜園でも育てやすくおすすめの品種です。
ホームランメロン
Photo by インゲンさん@GreenSnap
ホームランメロンは、熊本で生まれた白肉のノーネット系メロンです。片手で持てるくらいのやや小ぶりなサイズで、果肉は若いうちはシャキシャキとした食感をしています。熟すとトロッとしたとろけるような食感に変化し、甘味が強いのが特徴です。
ノースランドレッド
ノースランドレッドは、北海道で栽培されている市場に出回る赤肉メロンです。やや縦長の楕円形で、オレンジ色の鮮やかな実は口当たりなめらかで上品な甘さが特徴となっています。T字に枝を残した状態で市場に出回っており、贈り物としても人気があります。
メロンの家庭菜園におすすめの種類はプリンスメロン!
Photo by アザモト【週末ファーマー】さん@GreenSnap
メロンは、数多くの種類があり、実の色や味わいもさまざま。自分へのご褒美や、大切な方への贈り物にもピッタリなので、ぜひこの機会にメロンを選んでみてはいかがでしょうか。