5月に植える野菜|プランターでもOK!初心者でも育てられる野菜10選
2024/6/24
5月は野菜の植え付けや種まきにぴったりの季節です。気温が高くなり、夏野菜の栽培に適した環境が整います。家庭菜園を始めるなら、この時期に植える野菜を知っておくと良いでしょう。今回は、5月におすすめの野菜と、育て方のポイントをご紹介します。
5月に植えるのは、どんな野菜がおすすめ?

Photo by mamaさん@GreenSnap
5月は高温多湿な気候になるため、暑さに強い夏野菜の植え付けや種まきに適した時期です。代表的な夏野菜には、ナス科やウリ科の野菜が多く含まれます。
一方で、寒さに強い根菜類も植えられます。気候や地域によって多少の違いはありますが、おすすめの野菜を紹介しましょう。
キュウリ
キュウリは栽培が比較的簡単で、初心者にもおすすめの夏野菜です。苗を植える時期は4月下旬から6月下旬ごろ、収穫は6月下旬から8月下旬が目安です。
日当たりと水はけの良い環境を好みます。植え付け時は40〜50cm間隔を空け、発根を促すため十分な水やりが重要です。
ナス
ナスは夏の定番野菜で、高温多湿な日本の夏の環境にも強い作物です。種まきは2月以降、苗の植え付けは4月下旬から5月下旬までが適期です。収穫までの期間は種まきから約3ヶ月、苗の植え付けからは約2ヶ月です。
日当たりと水はけの良い土に植え、適度な間引きが大切です。ナスは伝統的な品種も多く、色や形の種類が豊富なので、お気に入りを探すのも楽しみのひとつです。
トマト・ミニトマト
トマトは多くの人に親しまれている野菜で、ミニトマトならプランターでも簡単に育てられます。苗の植え付け時期は4月下旬から6月上旬で、温暖な地域なら7月まで可能です。種まきから収穫までは約2ヶ月半が目安です。
日光と風通しの良い場所を選び、しっかりと支柱を立てることが大切なポイントです。時期をずらして植えれば、長期間収穫を楽しめます。
トウモロコシ
トウモロコシは甘くて美味しい野菜として、子どもから大人まで人気の野菜です。4月下旬から5月下旬にかけて種まきをすると、7月中旬から8月にかけて収穫を楽しめます。日当たりの良い場所を選び、30cm間隔で植えつけましょう。
水はけの良い土壌を好むため、畝立てがおすすめです。受粉を助けるために、複数の株を近くに植えるのがコツです。
ゴーヤ
ゴーヤは沖縄の伝統野菜として知られる夏野菜で、独特の苦みと栄養価の高さが特徴です。5月上旬から中旬にかけて苗を植えると、7月から9月頃まで収穫を楽しめます。日当たりと水はけの良い場所を選び、支柱を立てて栽培します。
つるが伸びやすいので、60cm程度の間隔を空けて植えましょう。暑さに強く、ぐんぐんとツルを伸ばすためグリーンカーテンとしても楽しめます。
クウシンサイ
クウシンサイは、沖縄や台湾原産の栄養価の高い夏野菜です。5月中旬から下旬にかけて苗を植えると、6月下旬から10月頃まで長期間にわたって収穫を楽しめます。
日当たりと水はけの良い場所を選び、30cm程度の間隔を空けて植えましょう。伸びてきたわき芽を取るように収穫していくと、繰り返し収穫が楽しめます。
サツマイモ
サツマイモは栄養価が高く、美味しい秋の代表的な野菜です。4月から5月中旬にかけて苗を植えると、9月から11月頃に収穫できます。日当たりと水はけの良い場所を選び、畝を立てて30cm程度の間隔で植えましょう。
つるが伸びるので、畝の両端に這わせながら育てていきます。水やりは控えめにし、土寄せをすることで、より甘みのある美味しいサツマイモが育ちます。
ゴボウ
ゴボウは栄養価が高く、独特の食感と風味の良さが魅力の根菜です。4月から5月にかけて種まきをすると、10月から11月頃に収穫できます。日当たりの良い場所を選び、深さ10〜30cm程度の溝を掘って種をまきましょう。
水はけの良い土壌を好むため、畝立てがおすすめです。間引きをしながら育て、最終的には株間を15cm程度に調整します。収穫までに時間がかかりますが、根の成長を楽しみに待つのも栽培の醍醐味です。
ラッカセイ
ラッカセイは落花生のことで、4月下旬から6月上旬が種まきの適期です。収穫は種まきから約5ヶ月後です。日光と風通しの良い環境を好み、地中に身を潜める性質があるので注意が必要です。小さな黄色い花が咲くので、観賞用としても楽しめます。
サトイモ
サトイモは栄養価が高く、日本の伝統的な食材として親しまれている根菜です。5月上旬頃から植え付けをすると、10月から11月にかけて収穫できます。日当たりと水はけの良い場所を選び、株間を30cm程度空けて植えましょう。水分を好む野菜なので、夏場の乾燥時期には十分な水やりが大切です。
生育期間中は2〜3回の土寄せを行い、イモが太るのを促しましょう。収穫後は土付きのまま保存すると長持ちします。初心者でも比較的育てやすい野菜ですが、害虫対策には注意が必要です。
5月の家庭菜園は気温の上昇と乾燥に注意!
5月は気温の上昇とともに、雑草の勢いも増してきます。また、乾燥しやすくなるため、野菜の初期生育に影響を与えかねません。そのため、マルチングや敷き草、敷きワラなどで土を覆い、雑草の繁殖や乾燥を防ぐことが大切です。
また、暖かい時期ですので、害虫の被害にも注意しましょう。野菜が大きくなるまでの手入れが、後の収穫に大きく影響するので、ぜひ大切に育ててあげてくださいね。