もみじの剪定時期はいつ?小さくするにはどこを切ればいい?
2025/12/4
秋になると美しい紅葉を見せてくれるもみじですが、その美しさを保つためには定期的な剪定が必要になります。この記事では、もみじの剪定時期や方法、さらに小さく保つコツまでをわかりやすく解説します。
もみじの剪定は必要?
Photo by ピーターラヴィさん@GreenSnap
もみじの剪定は必須ではありません。ただし、もみじは意外と生長が早くいため、きれいな樹形を保つためにも定期的な剪定が推奨されます。
また、不要な枝を取り除いて風通しを良くすることで、病害虫のリスクを減らすことにもつながります。
もみじの剪定時期はいつ?
もみじの剪定時期は落葉機の11〜2月、または3月と6〜7月上旬頃です。
もみじは基本的に葉が落ちて樹形がわかりやすくなった冬に剪定を行い、樹形を整えていきます。
そのため、太い枝をバッサリ落としたいなら、11〜2月に剪定しましょう。一方で、春〜初夏までの剪定は、冬の剪定をしなかった場合に、日当たりや風通しを良くするために行います。
もみじを剪定で小さくするにはどうしたらいい?
大きくなりすぎたもみじは冬に太い枝を落とすことで、樹高を抑えてコンパクトな樹形を維持することができます。
全体枝葉量を1/3〜1/2に抑えるイメージで、コンパクトにしていきましょう。
もみじは生長が早いので、放っておくと高さ10mほどまで育ってしまう可能性があります。樹形を抑えたい場合は、毎年きちんと剪定をしてやりましょう。
もみじの剪定方法
冬のバッサリ剪定(強剪定)
先に述べた通り、冬の剪定で樹形を整えていきます。主に、重なっている部分を見つけ、太い枝を残して細い枝を切っていくとよいです。
また、枯れている枝や逆枝、細長い枝も剪定していきましょう。太く元気な枝は翌年も葉をつけるため、太い枝は残してバランスよく樹形を整えていきましょう。
さらに、もみじの葉は必ず対になって生えていきます。葉が交互に生えるように剪定するとバランスのよい樹形に仕上がるでしょう。
春〜初夏の透かし剪定
春〜初夏の剪定は、「透かし剪定」をして、密集した枝を間引き、風通しと日光の当たりをよくします。
7月上旬は樹液が出やすいので、できれば5〜6月の新緑期が好ましいです。
この時期に太い枝を落とすと枯れるリスクが高まるため、太い枝を避けて、内側に伸びた細く余分な枝を選んで剪定しましょう。
もみじの剪定は"手で折る"方がいい?
また、もみじの剪定はハサミを使うよりも、手で枝を折るのがおすすめです。
もみじは枝の切り口から樹液が多く出やすく、刃物での強い切断は傷口を大きくして病気の原因になることがあります。手で折ると自然な折れ口になり、傷口も治りやすいため、細い枝であれば、手でポキっと折ってしまいましょう。
剪定後は、傷口から雑菌が入らないように、大きく切り戻した部分に癒合材などを塗布してください。また、もみじにストレスがかからないように、なるべく剪定ばさみなどの小さな道具で剪定するとよいです。
もみじをバッサリ剪定するなら冬の時期に◎
美しいもみじを育てるためには、剪定が欠かせません。もみじの剪定を失敗しないために適切な剪定時期と方法でもみじを剪定しましょう。とくに夏の剪定は、もみじが弱って枯れてしまいやすいので必ず避けましょう。
毎年もみじの木は剪定をして、美しい紅葉を楽しんでくださいね。



















