もみじの挿し木の成功率をあげるには?増やし方を徹底解説
2024/7/22
もみじは、ムクロジ科カエデ属の落葉高木で、紅葉がとても美しく、古くから日本で親しまれてきました。この記事ではもみじの挿し木での増やし方について、時期や失敗しないコツなど詳しくご紹介します。
もみじの増やし方は挿し木が成功率が高い!
もみじの増やし方には、種まきと挿し木の2パターンがあります。ただし、樹木ですので種まきから育てるのはとてもむずかしいといわれています。
とはいえ、もみじの挿し木の成功率もそこまで高いとはいえません。ポイントを抑え、しっかり発根するよう挑戦してみてください。
もみじの挿し木の時期はいつ?
Photo by ふたばさん@GreenSnap
もみじの挿し木は6〜7月が適期で、とくに梅雨入り前がおすすめです。もみじは落葉樹なので剪定は冬が適していますが、5〜6月頃に新枝を剪定して樹形を整えることができるため、このとき切り落とした枝を使うとよいです。
もみじの挿し木方法
準備するもの
- 赤玉土の細粒や市販の培養土
- 3〜4号サイズの鉢や育苗ポット
- 清潔なハサミ
- 割りばしなどの棒
- ルートン(発根促進剤)
挿し木の方法
- 挿し穂となる新芽を選び、10cmほどの長さで切り口をななめにカットする。
- 先端の葉を2〜3枚だけ残して、残した葉を1/2〜2/3ほど切って小さくする。
- 挿し穂を30〜120分ほど水に浸ける。
- 切り口にルートン(発根促進剤)を塗る。
- 土を半分ほど入れた鉢に棒で穴をあけ、そこに挿し穂を差し込む。
- 周りの土を軽く押さえて固定したら、たっぷりと水やりをする。
もみじの挿し木をしたあとの管理方法
もみじの挿し木をしたあとは、風通しのよい明るい日陰に置いて乾燥しないように、毎日霧吹きや底面給水で水やりをします。発根には1〜2ヶ月ほどかかるので、根が出るまでそっとしておきましょう。
葉が萎れていたり、幹が傷んでいたら失敗のサインです。しっかりと発根したら、浅植えで鉢上げをして「もみじの育て方」をしてください。
もみじの挿し木でよくある質問
もみじの挿し木はどれくらいで発根する?
条件にもよりますが、早ければ1ヶ月、遅くとも2ヶ月ほどで発根します。発根を確認するには、土の表面をやさしくかき分けてみましょう。また、鉢のそこから見えることがあります。
もみじの挿し木はペットボトルでもできますか?
もみじの挿し木は、鉢がない場合はペットボトルでも代用できます。ペットボトルの上部を切り取り、口を広くした状態で土を入れて挿し木しましょう。
もみじの挿し木の成功率を高めるコツは?
もみじの挿し木の成功率を高めるには、挿し穂として若くて元気な枝を選ぶことです。また、枝の切り口を少しの間水に浸すことも忘れないようにしてください。
もみじの挿し木に挑戦しよう
初夏もみじの剪定をしたら、ぜひもみじの挿し木に挑戦してみましょう。失敗はつきものなので、複数の挿し穂を植えておくとよいですよ。挿し木にした株は盆栽にしてみたり、もみじの美しい葉姿や紅葉を楽しんでみてくださいね。