【みかんの病気】葉っぱが黒くなるすす病の対策や予防方法を紹介
2024/8/29
みかんは柑橘類の中でも人気の高い果物ですね。鮮やかなオレンジ色の実をつけ、甘酸っぱい味わいが魅力的です。今回は、みかんにつきやすい病気とその対策について解説します。
みかんの病気一覧

Photo by ゆりうすさん@GreenSnap
1.すす病
すす病は、みかんの葉や枝に黒い粉がつくカビの病気です。この黒い粉は病原菌であるカビの胞子で、放置するとどんどん広がっていきます。
すす病にかかってしまった部分は綿棒やブラシで拭き取り、薬剤を散布して対策しましょう。範囲が少ない場合は、病気の部分を剪定するのも効果的です。
2.黒斑病
黒斑病は、みかんの葉や枝に小さな黒い斑点ができる病気です。最初は0.1mm〜0.5mmほどの斑点ですが、放置すると広がり枯れてしまいます。
梅雨や秋の長雨の時期に感染しやすいので注意が必要です。枯れた枝はこまめに剪定して対策しましょう。
3.そうか病
そうか病は、みかんの葉や枝、果実にかさぶたのようなまだらの斑点やイボができる病気です。原因は糸状菌で、梅雨の時期に感染が広がりやすくなります。そうか病の発症した葉は早めに取り除くことが大切です。
4.うどんこ病
うどんこ病は、みかんの葉の表面にうどん粉をふったようなカビが生え、真っ白になってしまう病気です。多く発生すると葉が白く覆われ、奇形になって枯れてしまいます。
幼木のうちに発症すると枯れてしまうので、発症する前から薬剤を散布して予防するのがおすすめです。
5.灰色カビ病
灰色カビ病は、みかんの葉や茎が溶けるように腐り、灰色のカビが付着する病気です。多湿な環境で発生しやすいので、通気性をよくして対策しましょう。土壌の水はけをよくすることも予防になります。
みかんの病気を予防する方法
みかんの病気を予防するには、環境づくりが大切です。日当たりと風通しを良くし、病気の発生と湿度が溜まるのを避けましょう。また、定期的に病気の兆候がないか観察し、早期発見・早期対処に努めることが大切です。
みかんが病気になった時の対処法
みかんが病気にかかってしまった場合は、まず病気の部分を剪定して取り除きます。その後、適切な薬剤を散布して対策を行います。状況に応じて、環境を改善することも大切です。
みかんの病気を予防して、元気に育てよう!
みかんはいくつかかかりやすい病気がありますが、適切な環境づくりと早期発見・対処で、健康に育てることができます。おいしい実を収穫できるよう、みかんの病気対策に気を付けましょう。