リシマキアは植えてはいけないって本当?理由や解決方法を解説!
2024/4/10
リシマキアは、立性とほふく性の品種があり、ほふく性のものはグランドカバーとしても親しまれます。花色は白や黄、紫色など多彩で、花を長く楽しめることから人気のある植物ですが、「植えてはいけない」と言われることがあります。
今回は、リシマキアを植えてはいけないと言われる理由と、上手に育てるためのポイントを解説します。
リシマキアを植えてはいけないといわれる理由は?

Photo by akiらさん@GreenSnap
広がりすぎる
リシマキアは旺盛な生育力を持ち、立性品種は地下茎で、ほふく性品種はほふく茎で増えていきます。ほかの草花と比べると広がりやすいですが、急速に増えるわけではないので、定期的にお手入れができれば問題ありません。
また、増えすぎた場合でも根が浅いため、抜き取りやすく管理しやすい植物です。
湿った土壌を好む
リシマキアは湿り気のある土壌を好むため、リシマキアに合わせて水やりしていると、周囲の植物が根腐れを起こす可能性があります。寄せ植えなどほかの植物と一緒に植える際は、生育環境が似ているものを植えましょう。
リシマキアを上手に育てる方法
根止めをする
リシマキアが思わぬところに増えてしまっても、簡単に引き抜くことができますが、多少の手間がかかります。植え付けの際に、栽培スペースをブロックや根止めシートで区切っておくことで、広がりを抑えることができます。
剪定・株分けをする
リシマキアは株が混み合ってくると、中心部が蒸れて生育が悪くなります。風通しをよくするために間引き剪定を、伸びすぎた部分は切り戻しをしましょう。また、花が終わったら早めに刈り取ることで、株を長持ちさせることができます。
このほか、ほふく性のリシマキアは、株元が透けて見栄えが悪くなってくるので、毎年株分けをかねて植え替えをすると美しい状態を保てます。
生育環境を合わせる
リシマキアは水もちと水はけのよい土を好み、土が乾き切らないうちに水やりをします。寄せ植えや近くにほかの植物を植える際は、それらが根腐れして枯れてしまわないように、生育環境の合う植物を選びましょう。
リシマキアの性質を知って栽培を楽しもう!
リシマキアが植えてはいけないといわれる理由は、広がりすぎるためお手入れが必要なことと、一般的な草花と生育環境が少し異なることからのようです。しかし、知ってみると植えてはいけないといわれるほど、難しい理由ではないようにも思えますね。
今回紹介したポイントを抑えて、リシマキアの魅力を存分に楽しみましょう。