【ハスの花言葉】怖い意味はある?プレゼントにおすすめのシーンは?
2023/8/9
仏教では“極楽浄土に咲く花”とされるハスには、ポジティブな花言葉がたくさんついています。しかしその一方で、怖い意味をもつ花言葉もあることから、プレゼントに選ぶときは注意しなければなりません。
今回は、ハスの花言葉と意味についてご紹介します。
ハスの花言葉

Photo by *naomi*さん@GreenSnap
ハスの花言葉は「清らかな心」「休養」「神聖」「雄弁」「沈着」「離れゆく愛」です。まさに極楽浄土に咲く花らしい「清らかな心」といった花言葉は、池の泥水を吸いながらも美しい花をつける特徴にちなんでいます。
また、「雄弁」といった花言葉は、エジプトの神オシリスに捧げられた背景に由来するといわれています。
ハスの花言葉に怖い意味はある?
ポジティブな花言葉の多いハスには、「離れゆく愛」「救ってください」など、一見すると怖い花言葉もついています。
「離れゆく愛」は、ハスの花期が短く、枯れる頃には1枚1枚散っていく姿にちなんでいます。「救ってください」は、仏教に由来し、お釈迦様へ「私もあなたのような悟りの世界に連れて行ってほしい」といった仏教徒の願いが込められているそうです。
どちらも花の特徴や仏教が絡んでおり、ハスそのものにネガティブな意味はありません。とはいえ、贈り物にはハードルがやや高めなので、誤解を招かないようメッセージカードを添えるとよいでしょう。
ハスとはどんな花?

Photo by Risaさん@GreenSnap
ハスはハス科ハス属に属する多年草の植物です。7月頃に開花し、薄ピンクや白などかわいらしい花を咲かせます。ハスの花は早朝に咲き、正午には閉じてしまう特徴があります。ハスを楽しみたい方は午前中までに沼地を訪れるか、早朝観蓮会を開催する蓮池に足を運ぶとよいでしょう。
自生のハスの草丈は水面から1.5~2mほどと大きく伸びますが、近年では家庭でも育てられるよう小型のハスも流通しています。自宅で育てられればいつでも気軽にハスの花を楽しめるため、興味のある方は育成してみるとよいでしょう。
ハスはお祝いのプレゼントにもおすすめ
仏教を信仰する方にとっては馴染みの深いハスですが、実はお祝いのプレゼントとしても人気があります。ここでは、プレゼントに特におすすめのシーンを2つご紹介します。ハスのもつポジティブな花言葉を交えて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なお、ハスは仏教とかかわりの深い花です。ギフトに選ぶときは、宗教的な観点や弔事などで使われる背景を考慮し、複数の花をあわせて花束やブーケなどにアレンジしてから贈りましょう。
退職祝い
ハスは退職祝いのプレゼントにおすすめです。「休養」といった花言葉をもつので、これまでの功績とあわせてねぎらいの気持ちをハスにのせて伝えられます。
ハスだけではどこかさみしいときは、ユリやガーベラ、カーネーションにカスミソウなど、さまざまな花をあわせた花束にアレンジしてから贈るとよいでしょう。
退職する自分にわざわざ仕立ててくれたというやさしさが、花束から伝わり、いつまでも心に残るギフトになるでしょう。
母の日
ハスは母の日のプレゼントにもおすすめです。「休養」「清らかな心」「雄弁」といった花言葉をもつので、いつも明るい母親を敬い労る気持ちが伝わるでしょう。
なお、ハスは花束のほかにも苗と浮き草、鉢が一緒になった栽培セットも流通しています。ガーデニングや植物が好きな母親であれば、栽培キットを贈るのもおすすめです。
ハスの花言葉を贈ろう♪
今回はハスの花言葉とプレゼントにおすすめのお祝いシーンを中心にご紹介しました。仏教ではなじみの深い花だからこそ、「贈り物に選んでも大丈夫?」といった疑問を抱える方も多いでしょう。
ハス自体にネガティブな花言葉はないので、プレゼントに選ぶことは問題ありません。しかし、仏教にちなみ弔事で用いられることの多い花であるため、お祝い事の贈り物に選ぶときは、メッセージカードを添えたり、さまざまな花をあわせたりと一工夫プラスしてから贈りましょう。