【ヘチマたわしの作り方】簡単すぎるのに失敗しない方法とは?
2025/8/28
ヘチマたわしとは、ヘチマの実を乾かして皮をむき、中の繊維を使ってつくる自然のたわしです。洗剤を使わなくても油汚れが落ちやすく、環境にもやさしいのが魅力です。
ヘチマたわしの作り方でよくある失敗は"臭い"?
魅力たっぷりなヘチマたわしですが、これをつくるとき、多くの人が"臭い"に困惑したことがあるのではないでしょうか。
ヘチマたわしの作り方はいくつかありますが、実をやわらかくして作る方法だとこの失敗に直面することが度々あります。まだ青い実をむいてしまうと水分が多く、中が腐ったような臭いになることがあるのです。
また、皮をむくタイミングを間違えると、中の繊維がうまく残らず、ボロボロになってしまうこともあります。 ほかにも、早く乾かそうと日当たりに放置しすぎてカビが生えたり、途中で触ってしまい中が傷んでしまう可能性も…。
ここでは、こうした失敗のリスクが減る、とっても簡単なヘチマたわしの作り方をご紹介します。
簡単なのに失敗しない!ヘチマたわしの作り方
Photo by おまがりねこさん@GreenSnap
実は、ヘチマたわしづくりで、もっとも簡単で失敗しない方法は放置することです。手間をかけずに自然に枯れるのを待つだけで、きれいな繊維が残ります。
手順:実を収穫せずに枯れるまで放置するだけ。
秋になって、実が黄色くなり始めたら収穫せずそのまま畑やプランターに放置します。 冬を越すころには、ヘチマが茶色く乾いて軽くなります。
完全に枯れたら皮をむき、中の種を取り除きます。種や皮は手でポロポロと簡単に取り除けるので、心配無用です。
そして、タネを取り終わったら、水でよく洗い流して乾かせば完成です。
この方法なら、水に浸したり煮たりする必要がなく、嫌な臭いも出にくいのが大きなメリットです。
臭いを防ぐコツ:しっかり乾燥させること。
ヘチマの臭いを防ぐには、青いうちにむかないこと、しっかり乾ききるまで待つこと、洗ったあとは風通しのよい場所で乾燥させること、この3つを守ることが重要です。
自作のヘチマたわしの活用法
ヘチマたわしはスポンジより長持ちしやすいといわれていて、キッチンやお風呂掃除など幅広く活用できます。
食器洗いに使用すれば、油汚れも少ないなら洗剤なしで落ちます。また、浴槽やタイルをこすっても傷がつきにくく、石けんカスもしっかり落とせます。天然素材なので、肌の角質をやさしく落とすボディスポンジとしても使えるかもしれません。
使い終わりは可燃ゴミとして処分できるので、ぜひお庭の余ったヘチマを活用してみてくださいね。
ヘチマたわしの作り方は、放置するだけで簡単だった!
ヘチマたわしは「つくるのが大変そう」と思われがちですが、実は放置して自然に枯らすのが一番失敗しない方法です。
実際に、GreenSnapのユーザー投稿にも以下のように「放置するだけでできた」との声が上がっています。

「…夏からず〜っと放置していたらカリカリに乾いたので皮をむいて中にお箸を挿して種を取りました☺️ 私が子供の頃は水を張ったバケツにつけて腐らせて皮や種を取って作ってたのですごく大変な作業でした。こんなに簡単にタワシができるなんて💦」
— @こあらさんの投稿より

「…乾燥のしかたはネットで調べると面倒そうで、さらには臭いが気になるというようなものでした。しかし主人の提案で、我が家では収穫せず木(蔓)にならしたまま枯れさせてみました🍂バッチリでした🌟当然ながら面倒な作業はありませんし、臭いもありません。ただ枯れたら収穫するだけです🤭…」
— @ぱん☆ダさんの投稿より
環境にやさしく長持ちするヘチマたわしは、キッチンやお風呂で大活躍。手間をかけずに作れるので、家庭菜園でヘチマを育てている方はぜひ挑戦してみてください。