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レモンの木の剪定時期や低く育てる方法!トゲは処理していい?

2023/8/16

レモンの木を育てるなら、剪定について押さえておきましょう。剪定は植物を育てるうえで欠かせない手入れの一つで、放置すると実や花をつけないほか、病害虫の発生につながり、枯れる恐れがあります。

今回は、レモンの木の剪定時期と低く育てる方法、レモンの木にあるトゲの処理について解説します。

レモンの木の剪定時期はいつ?

レモンの木 剪定

Photo by ランサムさん@GreenSnap

レモンの木の剪定に適した時期は2〜3月ごろです。この時期はレモンの木にとって休眠期にあたり、剪定による負担を回復させながら成長につなげられます。なお、2~3月の適期を過ぎた場合は、遅くても4月ごろまでにすませてください。

地植えのレモンの木は、植えてから1~3年は枝を自由に伸ばしましょう。その間、適切な剪定を進めながら上手に育てましょう。

レモンの木の剪定方法は年次によって異なる?

レモンの木の剪定方法は、木の年次によって違います。上述したように、1~3年と比較的若い木であれば、細かな剪定だけにとどめ、あとは自由に枝を伸ばす必要があります。

次に、年次にあわせた剪定方法をご紹介します。レモンの木を剪定するときは、年次にあわせた方法で進めましょう。

1年目のレモンの木:ほぼ剪定いらず

地植え、または鉢植えのレモンの木で、0~1年目の場合、剪定はほとんど必要ありません

2〜3年目のレモンの木:剪定方法は仕立て方によって違う

樹勢が強い場合は「開心自然形」

樹勢が強いレモンの木は、「開心自然形」と呼ばれる仕立て方を取り入れましょう。開心自然形とは、地上から垂直に伸びる枝を将来の主枝として残して3本伸ばす方法のことです。

開心自然形で切る枝の位置は、主枝とした3本の枝の先端から3分の1にあたる部分です。主枝以外の短い枝は、根元から切り落として癒合剤を塗りましょう。なお、開心自然形で切るべき枝は以下のとおりです。

  • 細い枝
  • 短い枝
  • 元気のない枝
  • 混み合った枝
  • 樹形を乱す枝
  • 樹勢が弱い場合は「半円形」

    樹勢の弱いレモンの木であれば、「半円形」に仕立てましょう。半円形にするときは、幹を中心にみたときに2本の枝をメインにします。先端から3分の1あたりで切ったら、前年夏に伸びた枝の先端も切り、紐や支柱などを使って水平に開き固定しましょう。 半円形で切る枝は以下のとおりです。

  • 混み合った枝
  • 不要な枝
  • 3年目以降のレモンの木:剪定は樹形を整えるだけ

    3年目以降のレモンの木は理想の樹形になるよう整えるだけで問題ありません。 このときに切る枝は以下のとおりです。

  • 株の根元から生えた枝
  • 昨年実をつけた枝
  • 実をつけなさそうな枝
  • 混み合った枝
  • なお、3年目以降のレモンの木を切るときは、あわせて摘果もすませてください。レモンの木における摘果とは、春以外に咲いた花や実を摘む作業のことです。摘果をせずにいると、栄養が分散され、実の成長に影響を及ぼします。

    レモンの木を剪定するときはトゲに注意!

    レモンの木 剪定

    Photo by 花咲ジジ子さん@GreenSnap

    レモンの木を剪定するときは、トゲもあわせて剪定しましょう。レモンの木のトゲは、強風に煽られたときにトゲが実に傷をつける場合があり、傷のついた部分から雑菌が繁殖し、実が育たなくなる恐れがあります。また、剪定の際に誤って人を傷つけてしまう恐れもあるので、剪定時はトゲの除去もあわせて行いましょう。

    レモンの木の剪定についてよくある質問

    レモンの木の実がならないのは剪定のせい?

    レモンの木の実が上手に育たないのは、剪定のほかにいくつかの理由が考えられます。剪定が理由の場合は、こまめに行ったことで花芽も落ちている可能性が考えられます。0~1年のレモンの木の剪定は控えめにすませ、枝葉を十分に育てることに注力しましょう。

    ほかの原因として考えられるのは、摘果と肥料です。レモンの木は四季咲きであることから、何度も多くの花を咲かせます。花をつけるために栄養を多く消費したレモンの木は、実がなりにくい傾向にあります。花期が終わったら、ちいさなレモンの実をチェックし、なかなか大きくならないものを摘果して栄養の分散を食い止めましょう。

    また、多くの栄養を消費する特徴から、肥料を与えることも必要不可欠です。具体的には、3月、6月、8月、11月の4回に分けて、窒素やリン酸、カリの入ったものを与えましょう。

    レモンの木を低く育てるにはどう剪定すればいい?

    レモンの木を低く育てたいときは、樹勢の強い枝を根元から切りましょう。また、風通しをよくするためにも、混み合った枝やちいさな枝も根元から切り落としておくと病害虫を予防できます。 レモンの木を低く育てると、収穫しやすいほか、管理がしやすいといったメリットがあります。

    鉢植えの場合も、放置すればある程度の高さにまで成長するので、収穫や管理などを考慮し、できるだけ小さい樹形になるよう剪定しましょう。

    レモンの木の剪定でよくある失敗例は?

    レモンの木の剪定でよくある失敗例は、剪定時期を誤り実がつかなくなることです。0~1年目のレモンの木は、基本的に剪定は不要です。樹形を維持する程度の軽い剪定でとどめ、自由に枝を育てましょう。

    ほかにも、剪定後にひょろひょろとした枝に育つといった失敗例もあります。これは剪定による負担からうまく枝が育たなかったことが考えられます。年次によって剪定の必要性や方法が異なるので、正しい剪定を取り入れましょう。

    また、3年目以降のレモンの木の枝がひょろひょろになる場合は、剪定や摘果をしていない可能性が考えられます。この場合は、上述した方法を取り入れながら、必要な部分に栄養が行くよう管理しましょう。

    レモンの木は剪定して低く育てるのがおすすめ!

    今回はレモンの木の剪定方法について解説しました。レモンの木は、今後のことを考え、剪定を取り入れながら低く育てるのがおすすめです。なお、剪定時期は年次によって異なるので、本記事を参考にしながら上手にレモンを育てましょう。