ラベンダーの種類図鑑|人気品種は?それぞれの花や葉っぱの特徴は?
2023/3/10
ラベンダーはかわいらしい花穂を揺らし、フローラルな香りを放つ植物。種類によって特徴なども違うことが多く、ガーデニングでは人気が高いです。ラベンダーは花を観賞することが多いですが、斑入り品種など葉っぱが楽しめる種類もありますよ。
今回はそんな美しいラベンダーの種類について、メジャー品種から希少種まで詳しくご紹介します。
ラベンダーはどんな花?
ラベンダーは地中海沿岸を中心に生息するシソ科の植物です。「ハーブの女王」とも呼ばれ、ヨーロッパでは昔からバスタイムや洋服の香りづけなどに利用されてきました。
ラベンダーは初夏になると紫色や白色などの花を咲かせ、地植えや鉢植えはもちろん、ドライフラワーなどでも楽しめます。
ラベンダーは日当たりや風通しのよい環境を好み、寒さには強い特徴があります。ただし、高温多湿には弱い傾向があるので、夏場は涼しい場所で管理することがおすすめです。
ラベンダーにはどんな種類がある?
ラベンダーの種類は20品種ほどあると言われ、系統によって特徴などもさまざまです。ラベンダーは大きく分けて6つの系統があり、見た目はもちろん開花時期や耐寒性や耐暑性の強さなども異なります。
アングスティフォリア系は寒さに強い傾向があるため、コモンラベンダーなどは北海道でよく育ちます。プテロストエカス系は寒さに弱く、温暖な地域で育てるのにぴったりです。
ここからは、ラベンダーの系統について詳しく紹介します。ラベンダーの特徴は系統によって違うので、お気に入りの種類を見つけてみてくださいね。
ラベンダーの系統の分け方
アングスティフォリア系 | 耐寒性があり、香りが強いことから香料の原料として使用。 |
ストエカス系 | 香りは薄く、ウサギの耳のような穂をつける。 |
ラバンディン系 | インパクトのある大きな花穂をつけ、香りが高い。 |
プテロストエカス系 | 切れ込みの深い葉っぱが特徴で、耐寒性に弱い。 |
デンタータ系 | 香りが強く、ギザギザした切れ込みのある葉っぱが特徴。 |
スパイカ系 | くっきりとした強い香りを放つ。 |
主なラベンダーの種類
イングリッシュラベンダー(アングスティフォリア系)
イングリッシュラベンダーは紫色の花を咲かせ香りが強いラベンダーです。別名「コモンラベンダー」とも呼ばれ、ラベンダーの代表的な品種で知られています。
イングリッシュラベンダーは寒さに強いことから、北海道などでたくさん栽培されていますよ。
フレンチラベンダー(ストエカス系)
フレンチラベンダーはウサギの耳に似た花穂がかわいらしいラベンダーです。細長い茎の先端に花穂をつけ、花穂の先につく葉っぱは紫色や白色をしています。香りは他の品種よりも弱いため、ドライフラワーなどで楽しめますよ。
ラバンディン(ラバンディン系)
ラバンディンは、イングリッシュラベンダーとスパイクラベンダーの交雑種です。花穂が長く、一度にたくさんの花を咲かせますよ。シルバーグリーンの葉っぱがかわいらしく、お庭に植えればおしゃれな雰囲気が楽しめます。
また、 ラバンディンは暑さや寒さに強いため、初心者の方でも育てやすい品種です。
ラベンダー・グロッソ(ラバンディン系)
ラベンダー・グロッソは甘い香りが特徴のラベンダーです。草丈は1m以上に成長し、見た目もインパクトがありますね。ラベンダー・グロッソは暑さや寒さに強いことから、ガーデニングに利用されることが多いです。
レースラベンダー(プテロストエカス系)
レースラベンダーは、葉っぱにレースのような切れ込みが入るラベンダーです。観賞目的として品種改良されたこともあり、寒さには弱い傾向があります。また、レースラベンダーは他の品種よりも香りが弱いようです。
ラベンダー・デンタータ(デンタータ系)
ラベンダー・デンタータは、ギザギザした葉っぱをつけるラベンダーです。白い毛で覆われているので、シルバーグリーンのような葉っぱが美しいですね。ラベンダー・デンタータは、他の品種よりも花色が薄い傾向があります。
ラベンダー・メルロー(スパイカ系)
ラベンダー・メルローはすっきりとした香りが特徴のラベンダーです。葉っぱにはクリーム色の斑が入り、カラーリーフとしても楽しめますよ。暑さに強い品種なので、屋外で夏越しもできます。
ラベンダーの種類はたくさん!お気に入りを見つけてみて
ラベンダーはフローラルな香りが特徴で、紫色や白色などの花穂が美しいですね。GreenSnapSTOREでは、今回ご紹介したラベンダー以外に、メジャーな種類や珍しい種なども多く取り扱っています。
無料の育て方相談サービスも充実しているので、お気に入りのラベンダーを見つけてみてくださいね。