ラベンダーの剪定時期や切り戻し方!花が終わったらどこを切る?
2024/5/10
一度植えればきれいな花をつけ、よい香りを楽しめるラベンダーも、成長を手助けするためには適度な剪定が必要です。今回はラベンダーの剪定時期と方法についてご紹介します。いつまでもラベンダーを楽しみたい方は、この記事を参考にしながら剪定しましょう。
ラベンダーの剪定時期は花が終わったら!
Photo by へぴょんさん@GreenSnap
ラベンダーの剪定時期は5~7月が適期です。
とくにラベンダーはさまざまな種類があるため、剪定する目的のほか、種類にあわせて時期を見極めることが大切です。しかし、一般的には、5~7月の花期が終わった頃をめどに剪定を済ませておけば、成長に問題はないといわれています。
剪定のついでに挿し木で増やしてみるのもおすすめです。
ラベンダーの剪定に必要なもの
ラベンダーの剪定に必要なものは以下のとおりです。
- 剪定ばさみ
- 植木洋ばさみ
- 園芸用手袋
- ゴミ袋
ラベンダーの剪定方法
ラベンダーの剪定方法は、以下の3つです。
- 切り戻し剪定
- 間引き剪定
- 強剪定
それぞれの手順について解説します。
①切り戻し剪定
ラベンダーの切り戻し剪定は以下の手順です。
1.少し離れたところからラベンダーを観察する
2.不要な枝や成長の妨げになる枝があれば根元、または新芽の5cmほど上の部分を切り落とす
3.花数や枝数を減らしたいなら、枝の根元から切り落とす
新芽がついた枝はこれから花が咲く枝です。細い枝や混み合った枝であっても、たくさんの花を咲かせたいときは花期が過ぎてから剪定してください。
②間引き剪定
間引き剪定の手順は以下のとおりです。
- ラベンダーをチェックする
- 花が終わったら、茎ごと切り落とす
- 枝や花が混み合い、風通しに影響のあるものも根元から切り落とす
間引き剪定をすると、ラベンダーの風通しがよくなるほか、もし見頃が終わったラベンダーがあれば、根元から剪定し、ドライフラワーとして室内で楽しむのもおすすめです。もし新芽のついた枝があれば、花期が終わってから切り落としましょう。
③強剪定
強剪定の手順は以下のとおりです。
- ラベンダーの株を細かくチェックする
- 不要な枝や枯れた枝、細い枝があれば根元から切り取る
- 枝分かれした小枝で、混み合った印象があれば切り戻す(根元から切り戻して問題ありません)
強剪定の場合も、やみくもに枝を切り落とすのではなく、新芽の有無をチェックしながら進めましょう。
ラベンダーの剪定はどこを切る?失敗しないコツは?
Photo by あんだまさん@GreenSnap
ラベンダーの剪定で失敗しないコツは、ラベンダーの成育環境をよく観察することです。成長に悪影響を与えるような混み合った枝や花がらがあれば、こまめに取りのぞくとよいでしょう。
また、ラベンダーを剪定するとき、切り落とすべき箇所は2つあります。
1つ目は花が終わった枝で、この場合は根元から切り落としましょう。2つ目は、花がらがついているものの、まだ花芽のついている枝です。この場合は、咲き終わった花の下から切り落としましょう。
花芽のついた枝まで切り落とすと、花数が減って見頃を迎えてもさみしい印象のある株になってしまいます。
不要な枝はどれかを見極め、適切にほどよく切り落とすよう留意しましょう。
ラベンダーの剪定方法についてよくある質問
ラベンダーの花が終わったら都度剪定する方がいい?
ラベンダーの花が終わったら、その都度終わった花がらを切り落としましょう。花芽がなく、すでに枯れたり弱ったりする枝があれば、根元から切り落とし、必要な枝やつぼみに栄養が行きわたるよう整えてあげましょう。
ラベンダーの刈り込み時期はいつ?
ラベンダーの刈り込み時期は、開花中から花後を迎える5~6月に行いましょう。この時期に刈り込むことで、まだ美しい状態のラベンダーを室内に飾ることができます。ブーケや花束に仕立てれば、ドライフラワーとしても楽しめます。
ラベンダーの花が終わったら剪定時期です!
今回は、ラベンダーの剪定時期と方法を中心にご紹介しました。剪定に適した時期や目的にあわせた剪定方法を押さえることで、初心者でもスムーズに進められます。この記事で紹介した剪定方法を参考にしながら剪定し、来年もまた美しいラベンダーを楽しみましょう。