ラベンダーの挿し木での増やし方を徹底解説!発根率を上げるコツは?
2024/1/25
香り豊かなラベンダー、もっとお庭のいろんなところに植えたいという方は、挿し木という方法で増やしてみるのがおすすめです。
この記事ではラベンダーの挿し木での増やし方や、発根させる成功のコツなどをご紹介していきます。
ラベンダーの増やし方は挿し木がおすすめ!
Photo by バンビーナさん@GreenSnap
ラベンダーの増やし方のなかでも、とくに挿し木は初心者でも簡単にでき、一気にたくさん増やすことに向いています。
挿し木の他にもラベンダーには種まきから増やす方法や、株分けで増やす方法などがありますが、どちらも時間がかかったり、根が弱いため枯れてしまったりと少し難易度が高いので、まずは挿し木に挑戦してみましょう!
ラベンダーの挿し木をする時期
ラベンダーの挿し木に最適な時期は、春から初夏にかけての4〜5月です。この時期に挿し木を行うと、生育期を迎えたラベンダーがぐんぐん発根してよく成長します。
また、この時期はラベンダーの収穫・切り戻しの時期でもあるので、ついでに挿し木をして増やしてみる、というのもおすすめです。
ラベンダーの挿し木に必要なもの
ラベンダーの挿し木には、以下のものが必要です。
- 3号ポリポット
- 挿し木用の土(市販のものか赤玉土小粒100%でもOK)
- 清潔で切れ味のいいナイフまたは剪定ばさみ
- コップなどの水をためられる容器
- 発根促進剤
ちなみに挿し木用の土にハーブの土を使ってしまうとほとんどの確率で失敗してしまいます。というのも、発根するまで無菌が好ましいからです。ハーブ用土には肥料などの有機物がたっぷり含まれているので、菌に侵されて枯れてしまうことがあるので注意しましょう。
ラベンダーの挿し木のやり方!
- ラベンダーの茎先にある若い芽を8〜10cmほどで数本カットする。
- カットした茎のしたの方についている葉はすべて取り除く。
- カットした茎の切り口を斜めに切り直す。
- コップに水と発根促進剤を適量入れ、切り口を下にして2〜3時間浸す。
- ポットに挿し木用の土を9割いれ、割り箸で3〜4cmほどの植え穴を1ポットあたり3〜4箇所あけておく。
- 植え穴にカットした茎をいれ、隙間を土で埋めていく。
- 優しくたっぷりと水やりをする。
ラベンダーの挿し木の発根率を上げるコツは?
ラベンダーの挿し木の発根率を上げるコツは、しっかりと発根促進剤の成分を吸い込ませることです。
発根促進剤といえばメネデールなどが有名で、水に数滴垂らすだけでいいのでとっても簡単。カットした茎に発根に必要な栄養が吸収されていくので、ひとつ持っておくと便利ですよ。
ラベンダーを挿し木した後の管理方法
挿し木したラベンダーは、屋外の明るい日陰ほどの場所に置いて育てましょう。発根して活着するまでは1ヶ月ほどかかりますが、その間は土が乾燥しすぎないようにこまめに水やりをしてください。
挿し木を始めた時期によっては梅雨に差し掛かってしまうことがあると思いますが、雨には当てないよう注意しましょう。
ラベンダーを挿し木した後、うまく成長したら鉢上げを
ラベンダーの挿し木をして1ヶ月後、新しい芽が出るなどの成長が見られたら挿し木成功です。梅雨が開けたころか秋口になって気温が落ち着いてきた頃に鉢上げ(植え替え)をしましょう。
鉢上げするときに使うのは、もちろんハーブ用の土なので間違えないように!
ラベンダーを挿し木して増やしてみよう!
ラベンダーの挿し木は、初心者でも楽しめる栽培方法です。この方法を通じて、自宅でラベンダーの美しい花を増やし、その魅力を存分に楽しむことができます。初心者でも簡単に増やせるので、ぜひ挑戦してみてください。