sp logo
カート

キーワードで商品を探す

【セツブンソウの花言葉】人間嫌いの由来はどこから?

2023/12/13

セツブンソウは、その名の通り節分の頃に春の訪れを知らせるように美しい花を咲かせる山野草です。春の妖精と呼ばれる植物の中でもとりわけ早い時期に開花しますが、生息地が少なく、日本では絶滅危惧種に登録されています。

今回は、儚さと可憐さが魅力のセツブンソウの花言葉についてご紹介します。

セツブンソウの花言葉

Photo by BUさん@GreenSnap

セツブンソウの花言葉は、「気品」「高貴」「微笑み」「人間嫌い」です。

「気品」の由来

セツブンソウはひとつの茎にひとつの花しか咲かせません。「気品」「高貴」という花言葉は、その気高い花の姿が気品にあふれて見えることからつけられたとされています。

「高貴」の由来

セツブンソウは雄しべを囲むように黄色い蜜線(ネクター)がつく特徴があります。蜜腺とは、名前の通り甘い蜜を出して昆虫を誘い、受粉を促す部分です。その蜜腺が王冠のように見えることから、「気品」という花言葉がついたとされています。

「微笑み」の由来

微笑みという花言葉は、セツブンソウが足元に小さく咲く姿から由来しています。まるで微笑むように、足元から春を知らせることに由来しているとされています。

「人間嫌い」の由来

他の3つと一転して、セツブンソウの少し変わった花言葉「人間嫌い」は、セツブンソウが節分の頃に咲くことに由来しています。節分の季節になると、豆を投げられて追い払われる鬼の心を表現した花言葉だとされています。

セツブンソウはいつの誕生花?

セツブンソウは、2月3日の「節分の日」の誕生花です。節分の頃に花を咲かせることから、誕生花に選ばれたとされています。

セツブンソウはどんな花?

セツブンソウは、キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草であり、球根、山野草に分類されるお花です。日本固有種ですが、自生している場所が少ないため、絶滅危惧種として指定され保護活動が活発に行われています。

石灰質の土壌を好み、関東以西の太平洋川に自生しています。ブナ林などの落葉樹の林床を好み、自生している場所には群上してたくさん見られます。群上地では、春の妖精のように、夜空に星が光るように、美しく咲く姿を見せてくれますよ。

セツブンソウの種類

セツブンソウには、黄色い花をつける「キバナセツブンソウ」と「オオバナセツブンソウ」という品種が存在しています。

キバナセツブンソウはヨーロッパが原産で、鮮やかな黄色い花がとても可愛らしい品種です。オオバナセツブンソウは、キバナセツブンソウよりもひと回り大きな花が特徴の品種です。

セツブンソウの花言葉を知って楽しもう♪

少し透明な花びらに、黄色や紫のポイントが混じるセツブンソウは、可憐な姿にキュンとする山野草ですね。春の野に咲く姿を目撃しただけでも幸せな気分になれそうです。

絶滅危惧種に指定されているので、見に行きたい場合は現地を踏み荒らさないように、希少な花を楽しんでくださいね。