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【キョウチクトウの花言葉】花に怖い意味はある?強い毒があるって本当?

2023/12/13

キョウチクトウは、戦後に復興のシンボルとなったほど生命力が強い植物です。その強さは、原爆投下後の広島でいち早く花を咲かせたほどで、広島市の花に指定されています。

そんなキョウチクトウには、その強さと美しさを象徴するような花言葉がつけられています。今回は、キョウチクトウの花言葉についてご紹介します。

キョウチクトウの花言葉は?怖い意味がある?

Photo by aquamarineさん@GreenSnap

キョウチクトウの花言葉は、「油断大敵」「危険な愛」「注意」「用心」「たくましい精神」です。

キョウチクトウは初夏から初春にかけてとても美しい花を咲かせますが、樹木全体に強い毒性を持っています。このことに由来して、このような少し怖い花言葉がつけられたのでしょう。

また、「たくましい精神」という花言葉は、逆境に負けず強く咲きほこる姿に由来したとされています。世界で初めての被爆都市である広島では、原爆投下後75年は草木が生えないだろうといわれていました。しかし、このキョウチクトウがいち早く芽吹き、花を咲かせたことから、広島市はこの花を復興のシンボルとしました。

キョウチクトウには毒があるって本当?

キョウチクトウは、根、茎、葉、果実まで、樹木全体に「オレアンドリン」といわれる青酸カリよりも強いとされる毒性を持っています。

誤って口に含むと、吐き気、嘔吐、下痢、めまい、腹痛などの症状が起こるほか、多量に摂取すると生命にも危険が及びます。

枝や葉を燃やしても有害物質が出てしまい、その煙を吸ってしまうと口に含んだ時と同じように下痢や嘔吐といった症状が発症するので処分には注意が必要です。

また、切り花として生けた水にも毒が溶け出してしまうほか、周辺の土壌にも毒性が及んでしまうので、家庭に飾るのはやめておきましょう。

キョウチクトウの種類

キョウチクトウにはたくさんの園芸品種が存在しています。「フイリキョウチクトウ」という、葉に斑が入る品種が人気です。

そのほかにも、八重咲きで大輪の花を咲かせる「ヤエキョウチクトウ」や、白い一重咲きの「シロバナキョウチクトウ」、淡い黄色の花を咲かせる「ウスギキョウチクトウ」などの品種があります。

キョウチクトウはどんな花?

キョウチクトウは、インド原産のキョウチクトウ属キョウチクトウ科に属する常緑低木です。幹は竹に似ており、花は桃に似ていることから、夾竹桃と名付けられました。6月〜9月に風車のような形の白や桃色の美しい花を咲かせます。

元々は熱帯の植物ですが、環境適応力が高いため、一旦根付くと寒い地域でも育ち、非常に健強で排気ガスや大気汚染などの公害にも強いため、公園や緑地、工業地帯や幹線道路沿いの植栽としてよく活用されています。

キョウチクトウの花言葉を知って楽しもう♪

毒を持っているため注意が必要なキョウチクトウですが、どんな環境でも強く花を咲かせる生命力から人々に愛されている花です。

公園などで街路樹として見かけた時には、その花言葉と共に美しい花を楽しんでみてくださいね。