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カポック(シェフレラ)の葉が落ちる?枯れる原因や復活方法を解説

2024/8/15

手のひらを広げたような葉が特徴のカポック(シェフレラ)は、親しみやすい雰囲気が人気の観葉植物です。丈夫で育てやすいことも魅力のひとつですが、実はカポックは環境の変化にデリケートな側面もあり、急に葉が黄色くなったり、枯れてしまったりすることもあります。

今回は、カポックが枯れてしまう原因と、その対策方法を詳しくお伝えします。

カポック(シェフレラ)が枯れる原因

カポック

Photo by aimsさん@GreenSnap

カポックは初心者でも育てやすい丈夫な観葉植物ですが、環境の変化によって葉が黄色くなったり、お手入れ不足で枯れてしまったりすることがあります。カポックが枯れる原因はいくつかあるので、症状と合わせて確認してみましょう。

1.環境の変化によるストレス

カポックを新しく迎え入れてから数日のうちに葉が落ちてしまったら、それは新しい環境へ順応しようとしているサインかもしれません。生育環境の変化によって葉を落とす場合、数枚程度にとどまるはずです。葉や茎にハリが感じられるなら、時間とともに葉が落ちるのも収まっていくでしょう。

カポックを強い日差しが当たらない明るい場所に置き、適度に水やりをしながら様子を見てあげてください。しばらく見守ることで、新しい環境に慣れていくはずです。

2.急激な温度変化

カポックは急激な温度変化によっても枯れることがあります。カポックは温度変化に弱いので、急に寒い場所に置いたり、暑すぎる場所に置いたりすると、ストレスで葉が枯れてしまいます。

特に冬場の寒さや冷気、暖房での乾燥には注意が必要です。カポックに適した温度は15~25度くらいです。エアコンの風が直接当たる場所や、季節の変わり目の暑さ寒さに気をつけて、空気は動くけれど気温が安定した場所で育てましょう。

3.日光不足

カポックは明るい場所を好む植物なので、日光が不足すると葉が黄色くなり、だんだんと葉が茶色く枯れてきます。特に冬場は日照時間が短くなるので注意が必要です。

日光不足が原因で枯れそうな場合は、日当たりの良い場所に移動させましょう。遮光性の高いレースカーテンは性能が良すぎて日光が足りなくなる場合があります。明るく日当たりの良い場所で育ててやりましょう。

4.水のやりすぎ

カポックに水を与えすぎると根腐れを起こしてしまう可能性があります。根腐れを起こすと、根っこから水や養分が吸収できなくなり、葉が黄色くなって枯れてしまいます。

水やりは必ず土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。受け皿に溜まった水は溜めずに都度捨てるようにしてください。

水やりは、土の表面がしっかりと乾いてから、鉢底から水があふれるくらい行うのが目安です。水のやりすぎは観葉植物が枯れる一番の原因となるので、くれぐれも注意しましょう。

5.水不足

逆に、水やり不足でも枯れる原因になります。カポックは乾燥に弱い性質もあるため、土が乾燥しすぎると葉が萎れてしまいます。

特に夏場は土が乾きやすいので、こまめな水やりが大切です。水やりは葉水も忘れずに行いましょう。葉水をすることで、葉の乾燥を防ぐことができます。

6.根詰まり

カポックは生長が早い植物なので、1〜2年に1回は植え替えが必要です。植え替えをしないでいると、根が鉢の中で回って根詰まりを起こします。

根詰まりを起こすと水や養分が吸収できなくなるので、葉が黄色くなって枯れてしまいます。植え替えは春から秋にかけて行うのが適しています。

カポック(シェフレラ)が枯れる原因は病害虫のせいかも?

カポックを枯らす原因となる病害虫もいくつかいます。見つけ次第、早めに対処することが大切です。

カポックがかかりやすい病気に「斑点細菌病」や「炭そ病」があります。これらは葉に黄色や茶色い斑点ができ、やがて拡大して葉が枯れてしまう病気です。多湿な環境を好むので、梅雨時は特に注意が必要です。

見つけ次第、病気にかかった葉を取り除き、日当たりと風通しを良くしましょう。

また、カポックには、ハダニやアブラムシ、カイガラムシなどの虫がつくこともあります。カイガラムシは葉や茎に張り付いて汁を吸う害虫です。大量発生すると枯れる原因にもなるため、見つけ次第ピンセットや綿棒で取り除きましょう。

水で流し落とすのも効果的です。ひどい場合は、殺虫剤を使う必要があります。カイガラムシは風通しの悪い場所を好むので、風通しを良くすることで予防ができます。

葉が落ちるカポック(シェフレラ)を復活させることはできる?

カポックの葉が落ちたり、茎が枯れてしまったからといってすぐに諦める必要はありません。適切な処置を行えば、再び元気な姿を見せてくれることがあります。枯れた葉や茎は切り落として、日当たりの良い場所で管理します。

水やりにも気を付けましょう。それでも復活しない場合は、茎の健康な部分で挿し木をすると新しい株を作ることができます。カポックは挿し木で増やしやすい植物なので、チャレンジしてみる価値はありますよ。

カポック(シェフレラ)が完全に枯れる前なら導入活力剤「cu:Leaf」を使うのもおすすめ!

植物が枯れるのを防ぐ植物活力剤 cu:Leaf

cu:Leaf(キュリーフ)は、弱っている植物を回復させるためにつくられた、GreenSnapオリジナルの植物専用活力剤です。

人間の血管の保護が必要な患者に処方される医薬成分を、植物に合うよう応用しました。従来の活力剤や栄養剤を、より根から浸透・吸収しやすくなるように根の回復を促すため、"導入活力剤"として初めにお使いください。また、抗菌剤も配合しているため、植物の病気予防としても効果的です。

上の写真は、別の植物に当該商品を散布した様子ですが、カポックにもお使いいただけます。

カポック(シェフレラ)が枯れるのを防ごう!

カポックを枯らさないためには、季節の変化や環境の変化に対応した柔軟な管理が大切です。気温の変化が少なく、明るく風通しの良い場所で管理することを心がけて、季節に応じて水やりや肥料を与えてやりましょう。

1〜2年に1度、新しい土でひと回り大きな鉢に植え替えることも忘れないでくださいね。枯れる原因や対策を知っておけば、安心して育てられるはずです。ぜひ、カポックを枯らさないように、大切に育ててくださいね。