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ジューンベリーの剪定方法を解説!時期や仕立て方は?

2024/5/28

初夏に赤く美しい実をつけるジューンベリーは、春に花を、初夏には実を、秋には紅葉を楽しめることから、庭木としても人気を集める植物です。

この記事では、ジューンベリーの剪定方法や剪定時期、そしてよくある質問への回答を通じて、ジューンベリーを美しく健康に育てるコツを詳しく解説します。

ジューンベリーは剪定が必要?

ジューンベリー

Photo by 流星さん@GreenSnap

ジューンベリーは剪定しなくても自然に樹形が整いますが、混み合った枝葉の剪定は必要です。不要な枝葉を間引くことで、風通しをよくして病害虫のリスクを減らし、株全体を健康に保つことができます。

ジューンベリーの剪定は控えめがポイント!

ジューンベリーは生長と共に樹形が整う性質があります。株が若いうちは枝葉が茂り混み合うので樹形が乱れたように見えますが、この時期に強く剪定すると将来的に実がつかなくなる原因になるのでグッと我慢しましょう。

ジューンベリーは幼苗から育てると、花実をつけるまで7〜8年ほど時間がかかると言われています。株が若いうちは自然に任せ、大きく生長したら樹形を整える剪定を行いましょう。

ジューンベリーの剪定時期

ジューンベリーの剪定に最適な時期は、休眠期に入る晩秋から初春にかけてです。具体的には、11月から3月までの間が理想的。この期間に剪定を行うことで、春の新芽や花へのダメージを最小限に抑えることができます。

ジューンベリーの剪定で切る枝

ジューンベリーの剪定で切り落とす枝は以下の4種類です。

枝の種類 特徴 対処方法
徒長枝 真上に向かってまっすぐ伸びている枝。実を付けにくい。 剪定してOK
ひこばえ 株元から生えてくる若い枝。樹形を乱す。 根元から剪定する
胴吹き枝 幹や枝の途中から生えてきた枝。放っておくと太く成長し、樹形が変わってしまう。 根元から剪定する
絡み枝 他の枝と交わる枝。日当たりや風通しを悪くする。 根元から剪定する

ジューンベリーの剪定方法

株立ち

「株立ち」仕立ては、実をよりたくさん収穫したいときに行う剪定方法です。この方法では、中心となる幹を中心に、周囲にひし形に枝を広げるように剪定します。株元から直接生えている枝(ひこばえ)から、太い枝を残して不要な枝や弱い枝を取り除きます。

残した枝も2/3程度まで切り戻し、生長の段階で樹形を乱す枝は取り除いていきます。

主幹仕立て

主幹仕立ては、一本の主幹を中心に樹形を整える方法です。樹高が高くなるのでシンボルツリーとして育てるときに向いていますが、年数によって作業方法が異なり、過程はより複雑になります。

年数 作業内容
1年目 苗木を60cm程度の高さまで切りつめ、幹だけの状態にします。
2年目 生えてきた枝から1本だけ残し、ほかの枝を根元から切ります。
3年目 2年目に残した枝から生えてきた細い枝を半分の長さまで切ります。勢いよく真上に伸びる枝(徒長枝)などの不要な枝を根元から剪定する。
4年目以降 残したい枝の先端を軽く切り、必要以上に伸びた徒長枝や実をつけた枝を剪定します。不要な枝は見つけ次第、枝元から切ります。

ジューンベリーは低く育てられる?

ジューンベリーは、「株立ち」で剪定することによってある程度の高さに保つことが可能です。株立ちでは樹高を抑えて育てられるほか、実をたくさんつけることも可能になります。

ジューンベリーを剪定して上手に育てよう!

ジューンベリーの剪定は、美しい花や実をたくさん付けるために欠かせない作業です。株が若いうちは樹形が乱れがちですが、控えめに剪定することでたくさん実をつける美しいジューンベリーに育てることができますよ。

ぜひ、ジューンベリーの剪定にチャレンジしてみてくださいね。