ススキの種類|写真で見分け方やそれぞれの葉の特徴を見てみよう
2025/8/7
ススキは秋の風物詩として知られ、サラサラした花穂が美しいですね。ススキにはいくつもの種類があり、葉の形などおしゃれな種類もあります。地植えはもちろん、鉢植えや切り花などでも楽しめますよ。今回は、美しいススキの種類について、人気品種から希少種まで詳しくご紹介します。
そもそも、ススキは何植物なの?
Photo by kikuchixさん@GreenSnap
ススキは中国や日本を中心に生息するイネ科の多年草です。高原や道花などで見られ、秋の到来が感じられます。ススキは、日本で昔から親しまれている植物で、中秋の名月にはススキとお団子を飾ってお月見するのが定番です。
ススキはインパクトのある見た目が特徴で、草丈1~2mほどまで成長します。日当たりのよい環境で育ち、鉢植えの場合は定期的に水やりしましょう。ススキは暑さや寒さに強く丈夫なので、初心者向けの植物です。
ススキには斑入りの種類もある?
ススキにはいくつもの種類があり、種類によって特徴などもさまざまです。ススキの葉は細長く、オーソドックスなグリーンのほかに斑入り品種もあります。また、葉の細さもそれぞれ違いますよ。
ここからはススキの種類について詳しく紹介します。特徴は種類ごとに違うので、お気に入りの種類を見つけてみましょう。
【主なススキの種類】写真でみる見分け方と特徴
タカノハススキ
Photo by t.akiさん@GreenSnap
タカノハススキは、白い斑が入るススキです。別名「ヤハズススキ」とも呼ばれ、縦模様がランダムに入ります。タカノハススキは、おしゃれな雰囲気がなんとも魅力的ですね。
イトススキ
Photo by まこちゃんさん@GreenSnap
イトススキは、その名のとおり細い葉をつけるススキです。草丈80cmほどまで成長し、コンパクトに成長します。イトススキ地植えだけでなく、鉢植えでも育てられますよ。
ハチジョウススキ
Photo by シダ好き爺さん@GreenSnap
ハチジョウススキは、南西諸島や本州沿岸などで多く見られるススキです。幅広の葉と丈夫さが特徴。
園芸品種の「キャバレー」や「コスモポリタン」もハチジョウススキの仲間です。
キャバレーは斑入りの葉が美しく、見た目がユニークです。アメリカで命名されました。コスモポリタンは白い斑が入るおしゃれな品種で、直射日光でも元気よく育ちます。
ススキの種類の見分け方【早見表】
種類 | 葉の特徴 | 茎・株の特徴 | 備考 |
---|---|---|---|
タカノハススキ | 黄白の横縞斑点模様 | 細め、硬い | 園芸的に最も個性的 |
イトススキ | とても細い無地の葉 | 細・小型・直立 | コンパクトで鉢植え向き |
ハチジョウススキ | 幅広、裏が白く毛少ない | 2cmほどの極太茎 | 圧倒的に大型、野生的な印象 |
黄斑の横縞はタカノハススキ、極細無地はイトススキ、極太・葉幅広はハチジョウススキ。と、このように葉の模様や太さに着目すると見分けやすいでしょう。
ススキとよく似たパンパスグラスの違いは?
Photo by 志穂さん@GreenSnap
ススキに似た植物として有名なのがパンパスグラスです。どちらもイネ科ですが「属」が異なり、近縁でも違うグループの植物にあたります。
パンパスグラスはススキよりもボリューム感のある花穂が特徴で、草丈も倍近くになるものが多いです。また、暑さに強い傾向があり、初心者の方でも育てやすいといわれています。
ススキの種類は葉の特徴で見分けよう
ススキは秋に見頃を迎える美しい植物で、高原にはサラサラとした花穂がよく映えますね。ススキにはいくつもの種類があり、おしゃれな斑入り品種などもあります。インパクトのある見た目で、日本では昔から中秋の名月には欠かせない植物です。
ススキは丈夫なので、初心者でも育てやすいですよ。ご興味がある方は、ぜひともススキを育ててみてはいかがでしょうか。