ミョウガを植えてはいけない?植えっぱなしにできる年数は?
2024/7/24
ミョウガは、暑い季節の食べ物によく合う薬味で馴染み深いですよね。収穫期も夏なので、使いたいときに庭から新鮮なミョウガを採ってきて、サッと使えたら便利ですよね。しかしミョウガは「植えてはいけない」という噂をご存知でしょうか。
この記事では、「ミョウガを植えてはいけない」といわれる理由とその対処法についてわかりやすく解説していきます。自宅の庭でミョウガを育てたいと思っている方はぜひ参考にしてくださいね。
ミョウガを植えてはいけない理由とは?
Photo by mocoさん@GreenSnap
「ミョウガを植えてはいけない」といわれる主な理由は、増えすぎてしまうことからです。
ミョウガは、地下茎(地面の中の茎)を伸ばしてそこから新しい芽を出し、だんだん広がっていきます。株が大きくなるとミョウガの茎や葉も大きくなり、庭や畑がミョウガ林になってしまうこともあります。
増えすぎたミョウガを撤去したくなっても、地下茎が残っていればまた芽が出てくるので、駆除も一苦労です。
また「ミョウガを食べるとバカになる」という迷信も理由のひとつでしょう。
これには、ミョウガは食べ過ぎると体調が悪くなるので、注意させるための言い伝えとお釈迦様のお弟子さんが、自分の名前も覚えられないほど物忘れがひどく、名札板である名荷(みょうが)を首にかけても、そのことすら忘れてしまったというエピソードからきているといわれています。
もちろん、ミョウガに頭が悪くなるような成分が含まれているわけではなく、むしろ健康によいので、増えすぎに注意しながら栽培してくださいね。
ミョウガを地植えするときの注意点
Photo by みうどんぶりさん@GreenSnap
ミョウガを地植えする場合は、庭や畑のすみに植え、ミョウガの周りの土に仕切り板を差し込んでおくことで、ミョウガが広がることを防げます。
ミョウガは、プランターで育てると増えすぎる心配もなく、仕切り板など広がる対策をする手間も省けます。プランター栽培では、深さが30cm以上ある大きめのプランターを用意しましょう。
ミョウガを植えっぱなしにしても大丈夫?
地植えなら、2〜3年ほどはミョウガを植えっぱなしにしても大丈夫です。
ミョウガは暑さや寒さ、病虫害に強いため、植えっぱなしでも毎年新しい地下系を伸ばして芽を出します。ただし、ずっと植えっぱなしにすると株が密集してくるため、何年も植えっぱなしにすることはできません。
プランターで育てる場合は、2~3年に1度、芽吹く前の3月頃に植え替えをしましょう。
ミョウガは、根詰まりを起こしやすく、植えっぱなしにはできません。。また、プランターは乾燥もしやすいので、マルチングを施して、土の表面が乾いたら水やりしてくださいね。
ミョウガを植えてはいけない理由を考慮して育てよう
ミョウガを植えてはいけない理由は、広がりすぎることのみ。ミョウガが広がらないように対策をすれば、ほったらかしでも毎年収穫できる、育てやすい植物です。夏にとりたいミネラルやカリウムも豊富に含まれているミョウガ。
そうめんや冷奴を食べるときに、庭でミョウガを摘んで、採れたての風味を楽しむのは格別です。ミョウガが好きな方はぜひ、庭やプランターで育ててみてくださいね。