ドウダンツツジの種類図鑑｜人気品種やそれぞれの特徴は？
2024/4/16
ドウダンツツジはどんな植物？
Photo by wataryさん@GreenSnap
ドウダンツツジは、ツツジ科の落葉性低木で春には白い鈴なりの花を咲かせ、秋には美しい紅葉を楽しめる花木です。丈夫で育てやすく自然な樹形を楽しめるので、お庭のシンボルツリーとしておすすめです。また、剪定に強いため、生垣としても人気があります。
ドウダンツツジにはどんな種類がある？
ツツジ科に属する植物は2000種類ほどありますが、その中でドウダンツツジ属の品種は10種類ほどです。日本や中国などの東南アジア、ヒマラヤなどに自生しており、それぞれ花の色や形、葉の大きさなどの特徴に違いがあります。
ドウダンツツジの種類
ヒロハドウダンツツジ
Photo by ひげしゃんさん@GreenSnap
ヒロハドウダンツツジは、日本固有の野生種で、山地に自生しています。栽培品種と比べると葉が大きめで、枝数は少ないです。ヒロハドウダンツツジの中から、葉が小さく枝が密になる優良株を選抜したものが、一般的に流通しているドウダンツツジとされています。
サラサドウダンツツジ
Photo by ペーターランドさん@GreenSnap
サラサドウダンツツジは、北海道・本州に自生し、別名「フウリンツツジ」とも呼ばれます。花の縁がピンク色に染まるのが特徴で、寒さには強いですが、暑さに弱い性質を持っています。
変種に、真っ赤な花を咲かせる「ベニサラサドウダンツツジ」や、太平洋沿岸地域に分布し、葉が少し大きめで赤い花を咲かせる「カイナンサラサドウダンツツジ」などがあります。
シロドウダンツツジ
Photo by オールドフォレストさん@GreenSnap
シロドウダンツツジは、本州以南に自生し、白い釣鐘型の花を咲かせます。また園芸品種として、花色が鮮やかな真っ赤になる「ベニドウダンツツジ」があります。
アブラドウダンツツジ
Photo by のんちゃんさん@GreenSnap
アブラドウダンツツジは、「アブラドウダン」や「アブラツツジ」とも呼ばれ、本州中部の山地に自生しています。葉の表面が油を塗ったように艶やかなのが特徴で、初夏に緑がかった白い釣鐘型の花を多数咲かせます。
ドウダンツツジのお気に入り品種を見つけよう
ドウダンツツジには10品種ほどあり、花の色や形、葉の大きさといった見た目の特徴だけでなく、耐寒性や耐暑性といった性質も異なるものもあります。ご自身の好みや庭の環境に合わせて選んで育ててみましょう。
ぜひお気に入りの品種を見つけて、シンボルツリーとしてや剪定で日本庭園のように仕立てて、春の花と秋の紅葉を楽しんでくださいね。
