【シキミ(樒)の花言葉】怖い意味はある?花の特徴や名前の由来は?
2024/3/4
シキミは、その神秘的な美しさと強い毒性で知られる植物で、日本の仏教に関わりが深く、葬儀や法要などの仏事で重要な役割を果たしてきた植物です。
仏事では主に葉が用いられますが、実はシキミは春に花も咲かせます。
この記事では、シキミの花言葉とその由来、花の特徴についてご紹介します。
シキミ(樒)の花言葉とは?
Photo by tetu-rawさん@GreenSnap
シキミの花言葉には「猛毒」「甘い誘惑」「援助」という3つの意味があります。
「猛毒」という花言葉はその言葉の通り、シキミが葉、茎、実など、株全体に強い毒を持つことに由来しています。
「甘い誘惑」という言葉は、毒性が強いにも関わらず、葉や樹皮には線香の香料に使われるほど良い香りがし、また春にはいい香りの花を咲かせることに由来しています。
また、「援助」という言葉は、シキミが死者を悪霊から守ったり、邪気を払う力があるとされたことから、故人を極楽浄土へ連れていく助けとなることに由来しています。
シキミ(樒)の花言葉には怖い意味がある?
シキミの花言葉に含まれる「猛毒」という言葉は、確かに怖い意味を持ちます。シキミは全ての部分に強い毒を持っており、劇薬に指定されています。この花言葉は、シキミの美しさの裏に潜む危険を警告しています。
シキミ(樒)はどんな花を咲かせる?
シキミは3月〜4月に淡黄色の小さな花を咲かせます。花は目立たないものの、その控えめな美しさが見るものを惹きつけます。シキミは猛毒を持つものの、花は甘くいい香りをさせるのが特徴です。
シキミ(樒)はどんな植物?
シキミは日本や中国、台湾、韓国が原産の、シキミ科シキミ属の常緑性小高木、または高木です。仏教に関わりが強く、仏事に用いられることから、墓地やお寺に植えられることが多い植物です。
シキミ(樒)の名前の由来と意味は?
シキミの名前は、いくつか由来があるとされています。「悪しき実」や「臭き実」という言葉が転じて「シキミ」となった説、また、四季を通じて美しい緑色の葉を保つことから「四季美」とも呼ばれるようになったという説があります。
これらの名前は、シキミが持つ美しさと危険性の両面を表しています。
シキミ(樒)の花言葉を知って観察してみよう!
シキミの花言葉は、美しさの中に潜む危険を警告すると同時に、大切なひとを守るようなメッセージも込められています。
日本では多くの場面で見られる植物ですので、ぜひ花言葉を知って観察してみましょう。