ソヨゴを植えると後悔する?その理由やデメリットを紹介
2024/5/22
しかし、そんなソヨゴはモチノキ科モチノキ属の常緑性高木で、若木から樹形が整うので、剪定の手間があまりかからず、庭木として人気があります。そんなソヨゴですが「植えると後悔する」といわれることがあります。
今回は、ソヨゴを植えると後悔するといわれる理由を紹介します。
ソヨゴを植えると後悔する理由は?

Photo by あんずぼーさん@GreenSnap
大きくなりすぎる
ソヨゴは成長がゆっくりで、1年に10〜15cmほどしか伸びませんが、一般的に樹高5〜10mにもなる高木に分類される樹木です。手間がかからないからといってそのままにしておくと、「気づかないうちに大きくなりすぎていた」と驚くかもしれません。
樹高を低くしたい場合は、頂点の部分から刈り込んで高さを抑える必要があります。
野鳥がよってくる
ソヨゴは、花後に8mmほどの赤い実をつけます。この実は野鳥の好むエサで、秋頃に熟すと、野鳥が実を食べに寄ってきます。野鳥につつかれて落ち潰れた実やフンによって、お庭が汚れてしまうことがあるようです。
なお、ソヨゴは雌雄異株なので、雌株にしか実はつきません。
病害虫の被害にあいやすい
ソヨゴは、カイガラムシがつきやすく、とくに5〜7月に活発になります。カイガラムシは、さまざま植物に発生し、吸汁する害虫で、放っておくと株が弱っていきます。また、カイガラムシの排泄物が原因で、すす病が併発します。すす病になると、黒いカビに葉が覆われ、光合成を阻害して、さらに株が弱っていきます。
カイガラムシが発生したら、こすり落とすか、6〜7月頃に薬剤を散布して予防と駆除をしましょう。
庭木にする前にソヨゴの特性を知っておこう!
ソヨゴは常緑性で育てやすいため、よく庭木におすすめされますが、カイガラムシが発生しやすいことや赤い実は野鳥が寄ってくるなど知っておくとよいでしょう。また、樹高についてもあらかじめ高さを想定しておいて、ちょうどよいところで切り詰めると、スペースにあった庭木にできますよ。