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モチノキの剪定方法を解説!時期や仕立て方は?

2024/7/11

モチノキは美しい樹形と赤い実が特徴の、日本庭園には欠かせない常緑樹です。この記事では、モチノキの剪定時期や方法、手入れのコツをわかりやすく解説します。

初心者の方でも安心して剪定できるよう、ステップバイステップでご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

モチノキは剪定が必要?

モチノキ

モチノキは生長が緩やかな樹木で、大きくなるに従って自然と樹形も整っていきますが、定期的に剪定してお手入れしてやることが大切です。その理由は主に以下の3つです。

  1. 樹形の維持:自然樹形が美しいモチノキですが、放置すると枝が伸びすぎて乱れることがあります。
  2. 花や実の促進:適切な剪定は、花芽の形成を促し、実のつきをよくします。
  3. 病害虫の予防:枝葉が密集すると風通しが悪くなり、病害虫の温床になりやすくなります。

モチノキの剪定時期

モチノキの剪定時期は、主に以下の3つです。真夏と真冬を避けて剪定を行いましょう。

  1. 6月上旬〜7月下旬(メイン):開花後のこの時期が最適です。新芽の伸びが落ち着いた頃に剪定することで、樹形を整えやすく、翌年の花芽にも影響が少なくなります。
  2. 11月〜12月:樹形が乱れた場合の調整剪定に適しています。ただし、翌年の花芽を傷つけないよう注意が必要です。
  3. 3月:春に近づき気温が上がって生長を始める前のこの時期は、強剪定や仕立て直しに適しています。ただし、強剪定を行うと、数年間は実つきが悪くなる可能性があるので注意しましょう。

モチノキの剪定の仕方

モチノキの剪定は、以下のステップで行います。剪定の強さは、6〜7月なら強めに、11〜12月なら控えめにするのがコツです。

  1. 道具の準備: 剪定バサミ、刈り込みバサミ、ノコギリを用意します。事前に刃先を消毒しておきましょう。
  2. 不要な枝の除去: 枯れ枝、交差した枝、内側に向かって伸びている枝を取り除きます。
  3. 樹形の整理: 全体のバランスを見ながら、伸びすぎた枝を切ります。自然樹形を活かすなら、最小限の剪定にとどめましょう。剪定のコツは、自然な楕円形を目指すことです。
  4. 透かし剪定: 枝葉が密集している部分を間引き、風通しをよくします。
  5. 切り口の処理: 大きな切り口には癒合剤を塗り、傷口を保護します。

モチノキの剪定でよくある質問

Q: モチノキを強剪定しても大丈夫?
A: モチノキは強剪定にも耐えますが、数年間は花や実の付きが悪くなる可能性があります。必要最小限の剪定を心がけましょう。
Q: 剪定を失敗したらどうすればいい?
A: 剪定を失敗しても、モチノキは回復力が高い樹木です。次の生長期を待って、徐々に理想の樹形に整えていきましょう。
Q: 実がつかないのは剪定が原因?
A: 剪定時期が遅すぎると、翌年の花芽を切ってしまい、実がつかなくなることがあります。6〜7月の適期に剪定することで、この問題を避けられます。

モチノキを剪定して上手に育てよう!

モチノキは自然と美しい樹形に整っていく木ですが、定期的に剪定することで豊かな実りと美しい樹形を楽しむことができます。この記事で紹介した剪定のコツを参考に、ぜひ挑戦してみてくださいね。