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紫陽花がかかりやすい病気一覧|うどんこ病や炭疽病の症状や対処法は?

2024/6/14

紫陽花は雨の多い梅雨時期を彩る美しい花として、多くの人に親しまれています。しかし、紫陽花も病気にかかりやすい植物のひとつです。

今回は、紫陽花がかかりやすい病気とその対策について詳しく解説します。

紫陽花がかかりやすい病気は?

あじさい

Photo by HANAさん@GreenSnap

紫陽花は比較的丈夫な植物ですが、環境が悪かったり手入れが行き届かないと、さまざまな病気にかかる可能性があります。主な病気は以下の通りです。

うどんこ病

うどんこ病は、葉の表面に白い粉がふいたような状態になる病気です。発症初期は薄く白いだけですが、放置すると、白いカビが生えた後に葉が黒く変色していきます。うどんこ病は、カビの胞子が風で運ばれることによって発生します。乾燥した環境で発生しやすいので、適度に水やりをしましょう。

病気にかかった葉は取り除き、うどんこ病用の薬剤を散布しましょう。重曹や食酢を水で薄めたものを発症した部分に散布することも効果があります。

炭疽病

炭疽病は、葉や枝に褐色の丸い斑点ができる病気です。放置すると斑点は次第に大きくなり、中心部が灰色になって、葉が穴だらけになったり枯れてしまったりします。炭疽病の原因もカビによるものです。

発症した葉や枝は早めに切り落とし、周りへの感染が広がるのを防ぎましょう。その後、薬剤を株全体に散布します。

炭疽病を予防するには、日当たりと風通しの良い環境で育てることが大切です。また、株元が湿り過ぎないよう適切な水やり管理に気をつけましょう。

葉化病

紫陽花の葉化病は、ウイルスが原因で花が葉に変化してしまう病気です。 発症すると、本来咲くはずの花が緑色の葉状になり、花が咲かなくなります。 感染した紫陽花は、株全体の生育が阻害されて衰弱していきます。

一度感染すると治すことが難しいため、発症した株は早めに取り除くのが賢明です。予防するためには、ウイルスを媒介するアブラムシ等の害虫を寄せ付けないことが大切です。

灰色かび病

紫陽花の灰色かび病は、カビ菌が原因で発生する病気です。発症すると、葉や花序に灰色のカビが生え、次第に枯れていきます。高温多湿の環境で発生しやすく、株元が常に湿っている状態が続くと感染リスクが高まります。

対策として、発症した部分は早めに切り落とし、薬剤を散布します。日当たりと風通しの良い環境で育て、株元の過湿を避けることが大切です。

紫陽花の病気を予防する方法

日当たりと風通しをよくする

紫陽花の病気を予防するには、日当たりと風通しの良い環境で育てることが大切です。また、植え込みが密集しすぎないよう間引きをしたり、落ち葉を取り除いたりと、こまめな手入れも欠かせません。

紫陽花は梅雨に咲く花であることから湿気に強いと思いがちですが、実は湿気は得意ではありません。日当たりと風通しに気をつけて育てましょう。

害虫を寄せ付けない

アブラムシやハダニなどの害虫も、紫陽花の病気を媒介します。殺菌剤を使ったり、葉が乾燥しすぎないように水やりをして、害虫の被害に遭わないように気をつけましょう。

紫陽花が病気になった時の対処法

病気の初期段階であれば、重曹や食酢を水で薄めたものを発症部分にスプレーすると回復する可能性があります。重症化している場合は、適切な殺菌剤を使用しましょう。また、病気になった部分はなるべく早く取り除くことも有効です。日頃から紫陽花の様子をみてくださいね。

病気を予防して、紫陽花を元気に育てよう!

紫陽花は比較的丈夫な植物ですが、適切な環境と手入れが欠かせません。病気の予防と早期発見に努め、病気が発症してしまってもすぐに対処することを心がけましょう。そうすれば、きれいな花を咲かせる元気な紫陽花を育てられるはずです。