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鉢植えアジサイの植え替え時期は?失敗例や地植えにするタイミングも解説

2024/5/10

アジサイは、じめじめとした季節をさわやかに彩ってくれる、梅雨の定番植物。品種もたくさんあって、大きな花が咲きそろう様子は見事ですよね。

アジサイは鉢植えで育てることもできますが、鉢植え植物は植え替えが必要です。

この記事では、鉢植えアジサイの植え替え時期や方法、鉢植えアジサイを地植えする方法など、植物管理業務の経験がある筆者がわかりやすくお伝えします。植え替えをマスターして、鉢植えアジサイを元気に育てましょう。

鉢植えアジサイは植え替えが必要です!

アジサイPhoto by wasarasaさん@GreenSnap

アジサイを鉢植えで育てている場合は、植え替えが必要です。植木鉢の中は根を伸ばせる範囲が決まっているため、定期的に植え替えをしないと鉢の中が根でいっぱいになり、水を吸うことができなくなって枯れてしまいます。

鉢植えアジサイは2年に1度くらいの頻度で植え替えをして、根を伸ばすスペースを作ってあげましょう。また、植え替えで土を入れ替えてあげることで、病虫害の予防にもつながります。

鉢植えアジサイの植え替え時期は落葉期

鉢植えアジサイの植え替え時期は落葉期以降(11〜3月頃)です。葉を落としている時期はアジサイが休眠しているので、植え替えのダメージが少ないです。

寒冷地では9月~10月頃に植え替えをすることもできますが、近年は秋も高温になることがあるので、落葉期に作業した方が失敗が少ないでしょう。

鉢植えアジサイの植え替え方法

準備するもの

  • 植木鉢
  • ひと回り大きいもの

  • 鉢底石
  • 培養土
  • アジサイ用土があると便利

  • シャベル
  • じょうろ
  • 植え替えの手順

    1. 新しい植木鉢に鉢底石を鉢の深さの1/3くらい入れ、培養土を少量(鉢底石が見えなくなるくらい)入れる

    2. アジサイを植木鉢から出して根をほぐし、古い土を落とす

    3. 根が植木鉢の中をぐるぐる回るほど長く伸びていた場合は、新しい植木鉢の高さと同じ長さに根を切る

    4. 新しい植木鉢にアジサイを入れ、根の周りに培養土を入れて押し固める

    5. じょうろでたっぷり水をかけ、水やりでかさが減った分の培養土を足してから再度水をかける

    土の表面は植木鉢の高さよりも2cmくらい下にしておくと、水やりがしやすいです。

    鉢植えアジサイを植え替えたあとの管理方法

    鉢植えアジサイの植え替え後は、土が乾燥しすぎないように注意してください。落葉期に植え替えを行った場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水をやり、日なたに置いても大丈夫です。

    秋に植え替えを行った場合は、植え替え後は日陰に置き、土の表面が乾いてきたタイミングでたっぷり水をやりましょう。落葉後は、落葉期に植え替えを行った場合と同様の管理をしてください。 

    鉢植えアジサイの植え替えについてよくある質問

    アジサイを鉢植えから地植えにすることもできる?

    鉢植えアジサイは、地植えにすることも可能です。同じく落葉期に、西日があまり当たらない、日当たりのよい場所を選んで植えましょう。

    場所を決めたら、植えるアジサイの根よりも少し大きい穴を掘り、腐葉土を混ぜ込みます。そこに根を軽くほぐしたアジサイを入れて根に土をかぶせ、根の上と回りをしっかりと踏み固めてから、たっぷりと水をやります。

    新しい芽が出てくるまでは土が乾燥しないように管理しましょう。芽が出たら土の表面が乾いてからたっぷりと水をやるようにします。 地植えの場合は、根づけば水やりの必要はありません。

    アジサイの植え替えが失敗する原因で最も多いのは?

    アジサイの植え替えに失敗する原因で最も多いのは、植え替え時期を間違えてしまうこと

    アジサイは4~8月頃を成長期、11〜3月頃を休眠期とします。アジサイなどの落葉樹は休眠期ではない時期に植え替えを行うと、ダメージが大きく失敗する原因になります。落葉しはじめた頃ではなく、完全に落葉したあとに植え替えしましょう。

    やむを得ず成長期に植え替えをする場合は、根を崩さずに新しい鉢に入れ替えます。植え替えてから1週間くらいは日陰に置き、土を乾かさないように管理してください。

    鉢植えアジサイは落葉する時期に植え替えよう!

    アジサイPhoto by オードリーさん@GreenSnap

    鉢植えアジサイには欠かせない植え替えですが、落葉期に行えば失敗も少なく、初心者でも安心して作業することができます。

    定期的に植え替えを行い、きれいなアジサイを元気に育てましょう。