【カシワバアジサイの種類図鑑】人気の7品種の特徴をご紹介

カシワバアジサイは、北アメリカ原産のアジサイの仲間で、丈夫で育てやすい人気の植物です。柏の葉に似た特徴的な葉と、初夏を彩るとんがり帽子のような円錐形の花房が魅力。

品種によって花色や花形、樹形などに違いがあり、庭植えにも鉢植えにも向く品種が揃っています。ここでは、カシワバアジサイの代表的な品種をご紹介します。

カシワバアジサイにはどんな種類がある？

Photo by りんじょんふぁさん@GreenSnap

カシワバアジサイには、白やピンク、グリーンがかった花色の品種があります。一重咲きのシンプルな花から、八重咲きの豪華な花まで様々。樹形も、横に広がるタイプや、上に伸びるタイプなどがあります。

また、コンパクトな「わい性品種」もあり、鉢植えやコンテナ植えにも適しています。それでは、人気の品種を詳しく見ていきましょう。

スノーフレーク

スノーフレークは、もっともポピュラーなカシワバアジサイの品種のひとつです。八重咲きの白い花が、まるでペーパークラフトのように繊細で美しいのが特徴。花房は円錐形で、咲き進むと花の重みで枝が優雅にしなだれます。横に広がる樹形なので、シェードガーデンとして和風、洋風、様々な庭で活躍します。

スノークイーン

スノークイーンは、一重咲きの清楚な白花が魅力の品種。花房は上向きに咲くので、切り花としても人気があります。スノーフレークに比べると、やや背が高くなる傾向にあります。高さを出したい場合におすすめの品種です。

リトルハニー

リトルハニーは、美しい黄金葉が魅力のわい性品種。一重咲きの白い花との対比が鮮やかです。春の芽吹き時は黄金色、初夏を過ぎるとライムグリーンへと葉色が変化。シェードガーデンを明るく彩ってくれます。こちらもコンパクトにまとまるので、鉢植えに向いています。

ルビースリッパーズ

ルビースリッパーズは、咲き進むにつれて花色が変化するのが面白い品種。一重咲きの花は、咲き始めは白色ですが、徐々にピンクを帯び、最後は深いルビー色になります。大きめの花房は見ごたえ抜群。季節の移ろいを感じながら楽しめます。

バックポーチ

バックポーチは、ピンク色の一重咲き品種。花色は白から始まり、淡いピンクを経て、最後は濃い紅色へと変化します。他のカシワバアジサイにはない芳香があるのも特徴。香りを楽しみたい方におすすめの品種です。

アリス

アリスは、野生種から選抜された園芸品種。一重咲きの白い花が大きな房になって咲きます。あまり流通していない希少な品種ですが、インパクトのある花を咲かせたい方は、ぜひ探してみてください。

ハーモニー

ハーモニーは、ふんわりとボリューミーな花房が特徴のわい性品種。まるでソフトクリームのようなもこもことした花姿が愛らしい印象です。小さいうちから花つきがよく、華やかな景色を作ってくれます。コンパクトな樹形なので、鉢植えやコンテナ植えにもおすすめ。

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)の種類は奥深い！お気に入りを見つけてみて！

カシワバアジサイには、花の形や色、樹形の異なる多様な品種があります。一重咲きから八重咲きまで、白やピンク、グリーンがかった花色も様々。庭植えできる大型品種から、鉢植えに適したわい性まで、用途に合わせて選べるのも魅力です。秋の紅葉も美しく、長い期間楽しめるのがカシワバアジサイの良さ。ぜひお気に入りの品種を見つけて、その魅力を味わってみてくださいね。