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紫陽花(アジサイ)のドライフラワーの作り方|適した品種や、長持ちさせるコツは?

2024/3/29

梅雨の時期に花を咲かせるアジサイの美しい姿を、ドライフラワーにして長く楽しみたいと思う方も多いのではないでしょうか。

実は、アジサイはドライフラワーにするのにぴったりの花なんです。ここでは、紫陽花のドライフラワーの魅力や作り方、長持ちさせるコツをご紹介します。

紫陽花(アジサイ)のドライフラワーの魅力とは?

アジサイ ドライフラワー

Photo by NANA-Oさん@GreenSnap

アジサイは、梅雨時期から夏にかけて花を咲かせる、日本の代表的な落葉低木のひとつです。青やピンク、白、グリーンなどさまざまな色の品種があるアジサイは、ドライフラワーにすることで、それぞれの色合いが落ち着いた雰囲気になり、インテリアとしても楽しめます。

ドライフラワーに向いたアジサイの品種

一口にアジサイと言っても、実はさまざまな種類があります。ドライフラワーに最も適している紫陽花の品種は、「アナベル」と「秋色あじさい」です。

アナベルは、北アメリカ原産の品種で、丸くてふっくらとした花が特徴です。咲き始めから次第に花色が変化するのが特徴で、水分が少ない品種なので、ドライフラワーに向いています。

秋色あじさいは、初夏に咲いた紫陽花が秋に向かう気温の変化により、くすんだ色合いに変化した状態のものを指します。赤みや青み、緑や白などの色味を帯び、ガクに厚みが出てくることで、ドライフラワーに適した紫陽花になります。代表的な品種には、「カシワバアジサイ」「ピラミッド(水無月)」「西安」などがあります。

これらの品種は、水分が少なく、ドライにしても形や色合いが崩れにくいため、美しいドライフラワーを作ることができます。

紫陽花(アジサイ)のドライフラワーの作り方

紫陽花のドライフラワーの作り方は、①ハンギング法、シリカゲル法、ドライインウォーター法の大きく分けて3つあります。どの方法も比較的簡単にできるので、好みや用途に合わせて選んでみてください。

それぞれの方法の詳しい手順を、これからご紹介していきます。

紫陽花(アジサイ)のドライフラワーの作り方:ハンギング法

ハンギング法は、紫陽花を逆さまに吊るして乾燥させる方法です。

コツは、花が完全に開ききる前の状態で茎を切ること、下葉を取り除くこと、風通しの良い日陰で乾燥させることです。これらのポイントを押さえれば、美しいアジサイのドライフラワーが作れます。

  1. アジサイの花を茎付きで切りとる。この時、花が完全に開ききっていない状態の方が形が崩れにくいです。
  2. 枯れた花を取り除き、茎についている葉を取り除きます。下葉が残っていると乾燥に時間がかかり、カビが生える原因にもなります。
  3. 1本ずつ逆さまに吊るして風通しの良い日陰で約2〜3週間乾燥させます。直射日光に当てると色あせの原因になるので注意しましょう。
  4. 全体が完全に乾燥したら完成です。乾燥具合は、花や茎がカラカラになっていれば大丈夫です。
  5. 乾燥後は、ホコリを払い、直射日光の当たらない場所で保管します。湿気の多い場所は避けましょう。

アジサイのドライフラワーの作り方:シリカゲル法

シリカゲル法は、シリカゲルの中に紫陽花を埋めて乾燥させる方法です。シリカゲルの量が少ないと乾燥不十分になるので、十分な量を使うことが大切。また、花が重ならないように並べることで、綺麗な形に仕上がります。

ドライインウォーター法は、水の中で乾燥させる方法です。紫陽花を水に挿し、そのまま水を蒸発させます。約2週間乾燥しますが、水を足しながら様子を見てください。

  1. アジサイの花を茎から切り離します。花が完全に開ききっていない状態の方が形が崩れにくいです。
  2. 切り離した花を、シリカゲルを敷き詰めた容器に並べます。花どうしが重ならないように注意しましょう。
  3. 花が隠れるまでシリカゲルを上からかぶせます。シリカゲルは花の隙間にも入るように、やさしく振るうと良いでしょう。
  4. ふたをして、常温で約1週間放置します。シリカゲルの量が少ないと乾燥不十分になるので、花の2倍以上のシリカゲルを使うのがおすすめです。
  5. 1週間後、容器からアジサイを取り出します。花についたシリカゲルは、筆などで優しく払い落とします。
  6. 乾燥後は、ホコリを払い、直射日光の当たらない場所で保管します。湿気の多い場所は避けましょう。

アジサイのドライフラワーの作り方:ドライインウォーター法

  1. アジサイの花を茎付きで切り取ります。花が完全に開ききっていない状態の方が形が崩れにくいです。
  2. 茎についている葉を取り除きます。葉が残っていると乾燥に時間がかかり、カビが生える原因にもなります。
  3. 花瓶に水を1〜5cm程度入れ、切ったアジサイを生けます。
  4. 花瓶を直射日光の当たらない風通しの良い場所に置き、そのまま乾燥させます。水の交換は必要ありません。
  5. 花や茎が完全に乾燥するまで1〜2週間ほど置いておきます。乾燥具合は花や茎がカラカラになっていれば完成です。
  6. 乾燥後は花瓶から取り出し、ホコリを払って直射日光の当たらない湿気の少ない場所で保管します。

ドライインウォーター法のポイントは、アジサイを花瓶の少量の水に生けたまま乾燥させることです。ゆっくりと水分を抜くことで、花の形を崩さずに自然な風合いのドライフラワーに仕上げることができます。

  1. アジサイの花を茎付きで切り取ります。花が完全に開ききっていない状態の方が形が崩れにくいです。
  2. 茎についている下葉と枯れた花を取り除きます。下葉が残っていると乾燥に時間がかかり、カビが生える原因にもなります。
  3. 花瓶に水を1〜5cm程度入れ、切ったアジサイを生けます。
  4. 花瓶を直射日光の当たらない風通しの良い場所に置き、そのまま乾燥させます。水の交換は必要ありません。
  5. 花や茎が完全に乾燥するまで1〜2週間ほど置いておきます。乾燥具合は、花や茎がカラカラになっていれば完成です。
  6. 乾燥後は花瓶から取り出し、ホコリを払って直射日光の当たらない湿気の少ない場所で保管します。

紫陽花のドライフラワーを長持ちさせる方法

せっかく作ったドライフラワーも、時間が経つと色あせたり、壊れたりしてしまうことがあります。長持ちさせるためのポイントは、湿気対策と直射日光対策です。ドライフラワーを飾る場所は、湿気の多い場所を避け、風通しの良い場所で保管しましょう。また、直射日光が当たる場所も避けてください。

壊れやすくなったら、ガラスケースに入れて飾るのもおすすめです。また、ずっと飾っていると気づかないうちに埃が溜まってしまうため、定期的に優しく埃を払いましょう。

紫陽花(あじさい)のドライフラワーを作って飾って楽しもう!

紫陽花のドライフラワーは、作り方も比較的簡単で、長く楽しめるのが魅力です。ハンギング法、シリカゲル法、ドライインウォーター法など、好みの方法で作ってみてください。できあがったドライフラワーは、そのまま飾ったり、アレンジメントに使ったりとアイデア次第で様々な楽しみ方ができます。

色合いも落ち着いた雰囲気になるので、インテリアにぴったり。ぜひ、紫陽花のドライフラワーを作って素敵な空間づくりを楽しんでくださいね。