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芙蓉とムクゲの違いを画像で解説!わかりやすい特徴や見分け方は?

2025/7/31

芙蓉とムクゲは、どちらもアオイ科フヨウ属の夏に美しい花を咲かせる花木で、見た目がよく似ているため混同されやすいです。この記事では、芙蓉とムクゲのそれぞれの特徴や違いについて詳しく解説します。

画像で見る!芙蓉とムクゲの違いと見分け方

芙蓉とムクゲの違い 画像

Photo by 太陽の塔さん(左)&りんさん(右)@GreenSnap

葉の違い

芙蓉とムクゲを見分けるうえで1番わかりやすい違いは、葉の違いです。

芙蓉の葉は手のひらのような広く大きな葉をしているのに対して、ムクゲの葉は芙蓉と比べて小さく細めです。

花(おしべ)の違い

芙蓉の花の直径は10㎝以上と大きめです。一方、ムクゲの花の直径は6〜8㎝程度で、芙蓉よりやや小さめです。ただし、個体差もあるので注意しましょう。

花を見て見分ける際は、雌しべにも違いがあります。芙蓉の雌しべは上向きに曲がって伸びて、先端が5つに分かれている一方で、ムクゲの雌しべはまっすぐに伸びています。

開花時期の違い

芙蓉とムクゲの開花時期はほぼ同じですが、ムクゲの方が1ヶ月ほど早く開花し始めます。梅雨時期に咲いていればムクゲでしょう。

そもそも、芙蓉とは?

芙蓉Photo by katsuraちゃんさん@GreenSnap

芙蓉は、アオイ科フヨウ属の落葉性低木で、7月下旬〜10月にかけて10〜15cmほどの白やピンク色の花を咲かせます。樹高は2〜3mほどになり、手のひらのような形をした大きな葉が特徴です。一重咲きと八重咲きの品種があり、花は朝に開花し夕方には萎れてしまう一日花ですが、次々と咲かせて夏〜秋まで長く楽しめます。

芙蓉はやや耐寒性がありますが、寒さが厳しい地域での地植えには向いていません

そもそも、ムクゲとは?

ムクゲPhoto by お花が大好きさん@GreenSnap

ムクゲは、アオイ科フヨウ属の落葉性低木で、。6月中旬〜10月にかけて、8〜12cmの花を咲かせます。樹高は1〜2mほどで八重咲き品種も多くあり、花色は白やピンク、赤、紫、複色など豊富です。また、ムクゲも一日花ですが、秋まで次々と花を咲かせます。

ムクゲは耐寒性がとても強く、北海道でも地植えで育てることができます

ほかにも芙蓉とムクゲに似た花はある?

芙蓉やムクゲと花が似ている植物は、ほかにもいくつかあります。全く別の植物でいうと、タチアオイが代表的です。ただし、タチアオイは茎が直立していて見分けやすいです。

芙蓉やムクゲと同じアオイ科フヨウ属に分類される植物でいうと、ハイビスカスも有名でしょう。ただし、広い意味では「ハイビスカス=フヨウ属植物」を指します。つまり、芙蓉やムクゲも、ハイビスカスに含まれるということです。

私たちが想像するハイビスカスは、亜熱帯性の園芸種であるハワイアンハイビスカスであることが多いです。ハワイアンハイビスカスの特徴は、葉が楕円形でツヤがあるという点です。

芙蓉とムクゲの違いを知ろう!

芙蓉とムクゲは、葉の形状を覚えておけば季節を問わず、見分けることができるでしょう。ピックアップした特徴の違い以外に、樹高であったり、東北や北海道で地植えされていればムクゲだろうといった予測もできますね。

どちらも夏の庭を彩る美しい花木ですので、違いを知って見分けられるようになっておくと便利ですね。