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ハイビスカスの種類図鑑|原種から人気の園芸品種まで

2023/7/21

華やかで南国気分を味わえるハイビスカスは、夏にぴったりの花ですよね。そんなハイビスカスには、種類がたくさんあるのはご存知でしょうか。

今回は、ハイビスカスの原種や人気の園芸品種まで詳しく紹介します。ぜひ、参考にしてお気に入りのハイビスカスを見つけてみてくださいね。

ハイビスカスの特徴!どんな花?

ハイビスカスPhoto by チップズママさん@GreenSnap

ハイビスカスは、アオイ科ヒビスクス属に属する植物で、和名ではフヨウ属とも呼ばれています。原産は主に、ハワイ諸島、モーリシャス島の亜熱帯地域で、食用、繊維用などにも利用されています。ハイビスカスといえば、赤をイメージする人も多いでしょう。しかし、色や形も豊富で、キレイなグラデーションカラーのものもあります。

また、ハイビスカスは、基本的に朝に花が咲き、夕方には萎んでしまう1日花ですが、品種改良が進み現在では、花持ちがいいものもありますよ。

ハイビスカスにはどんな種類がある?

ハイビスカスの原種は、250種以上あり、その原種はハワイで品種改良が進み、約1万種類あるともいわれています。

そんなハイビスカスには多くの園芸種がありますが大きく分けてオールド系、コーラル系、ハワイアン系の3種類に分類されています。

  • オールド系
  • 在来系とも呼ばれ、暑さや寒さに強く園芸に向いている種類です。大きさは、やや小ぶりのものが多く、初心者でも育てやすい品種です。

  • コーラル系
  • フウリンブッソウゲを品種改良して開発された種類で、フリルのような咲き方が特徴的な品種です。

  • ハワイアン系
  • ハイビスカスの中で最も種類が多い系統です。大輪で花びらが丸く、正面から見ると円形に見えるかわいらしい形の花が特徴的な品種です。

    主な原種ハイビスカスの種類

    ブッソウゲ

    ブッソウゲPhoto by ぬうはパインさん@GreenSnap

    ブッソウゲは、アオイ科フヨウ属に属する植物で、5枚の大きな花びらと長く突き出た花柱(雄しべと雌しべ)が特徴的です。色鮮やかな花は、朝咲いて夜には萎んでしまう1日花となっています。また、丈夫で生育スピードが早く、耐風性や防潮力に優れていることから沖縄でも生垣に多く使用されていますよ。

    フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑華)

    フウリンブッソウゲ

    Photo by michiruさん@GreenSnap

    フウリンブッソウゲは、名前の通りブッソウゲの仲間で、反り返った花びらと長い雄しべが風鈴のように見えることから名付けられました。また、色や形が珊瑚に似ていることから別名「コーラル・ハイビスカス」とも呼ばれている原種です。

    ヒビスクス・コキオ

    ヒビスクス・コキオPhoto by トニーさん@GreenSnap

    ヒビスクス・コキオの名前のコキオは、ハワイ語で「ハイビスカスの原種」という意味をもっています。雄しべの細く糸状になった部分が反り返っていることが特徴のやや小さめな花は、直径5㎝程度で、赤やピンク、黄、オレンジなどの南国らしい色合いが多いです。

    ヒビスクス・アーノッティアヌス

    ヒビスクス・アーノッティアヌスPhoto by Levo327さん@GreenSnap

    ヒビスクス・アーノッティアヌスは、ハワイのオアフ島で誕生した原種で、別名「ハワイアンホワイトハイビスカス」と呼ばれることもあります。花びらは白くて細長く、花の真ん中の部分には赤くて長い花柱が伸びています。南国の青い空に白い花びらが映えるため、人気のある品種で、ほのかに香りがするのも魅力のひとつです。

    人気の園芸ハイビスカスの種類・品種

    ハイビスカス・ローゼル

    ハイビスカス・ローゼルPhoto by Aquaさん@GreenSnap

    ハイビスカス・ローゼルは、ハイビスカスティーの原料として有名なハイビスカスです。淡い黄色や薄ピンクのきれいな花を咲かせた後に直径約1.5㎝の果実をつけ、その果実をジャムや、乾燥させてハイビスカスティーに利用しています。クレオパトラもハイビスカスティーを愛用していたことでも有名ですが、疲労回復によいといわれているクエン酸やビタミンCが豊富に含まれているといわれていますよ。

    ハイビスカス・ロングライフ

    ハイビスカス・ロングライフPhoto by tocoさん@GreenSnap

    ハイビスカス・ロングライフは、花保ちがよく改良された品種です。一般的なハイビスカスは、1日で萎んでしまいますが、ロングライフは2〜3日間花が咲いた状態を楽しめるのが魅力的ですよね。開花時期は6〜10月で、暖かい気候が好きなので、日当たりのよい場所で管理するのがおすすめです。

    フラミンゴ

    ハイビスカス フラミンゴPhoto by フジセツさん@GreenSnap

    フラミンゴは、ハイビスカスの中でも珍しい二段咲きという独特な咲き方をするハイビスカス。反るようにして開く大きな花びらの中心には、花柱が下に向かって伸び、さらにその先に小さな花びらが咲いている特徴的な見た目をしています。片足で立ちながら羽を広げているフラミンゴのように見えることから名前がつけられました。ちなみに、草丈が高い品種のため、定期的に枝先を切って枝分けすると花付きもよくなりますよ。

    サマーレッド

    ハイビスカス サマーレッドPhoto by Pikocoさん@GreenSnap

    サマーレッドは、ハイビスカスらしい定番のハイビスカスです。燃えるような鮮やかな赤い色が存在感抜群で、フリルのようなヒラヒラとした花びらが特徴的。丈夫で暑さや寒さに強いオールド系のハイビスカスのため、初心者でも育てやすく夏にぴったりのハイビスカスですよ。

    ハイビスカスの種類はたくさん!お気に入りを見つけてみて

    ハイビスカスは、エキゾチックで華やかな雰囲気のあるお花で見ているだけで、南国リゾートの気分が味わえますよね。そんなハイビスカスは、たくさんの種類があるので、ぜひお気に入りのハイビスカスを見つけて夏を楽しんでみてくださいね。