水耕栽培でハーブを育てよう!メリットやおすすめのハーブ、失敗しないやり方を紹介!
2024/5/23
ハーブは香りや風味が豊かな植物の総称で、料理やティー、薬用など様々な用途で活用できます。そんなハーブを自宅で育てるなら、水耕栽培がおすすめです。ここでは、ハーブの水耕栽培のメリットやおすすめの品種、失敗しないコツなどを詳しくご紹介します。
ハーブを水耕栽培で育てるメリットは?

Photo by アッキーママさん@GreenSnap
虫がわきにくい
水耕栽培は土を使わないので、害虫や土壌由来の病気が発生しにくいです。とくに、土に卵を産み付け繁殖するコバエは、発生しはじめると駆除が難しい害虫ですが、水耕栽培では発生しないので安心です。
また、土を使わないため、お手入れの際にあまり汚れないといったメリットもあります。
スペースをとらない
水耕栽培は鉢やプランターの代わりに、プラスチックの容器やビンなどを使い、育てるので鉢植えよりもスペースを取らずに育てられます。キッチンやデスク周りに置いて育てることもできます。
水やりのタイミングがわかる
水耕栽培では水が常にあるため、水切れして枯れる心配がありません。また、定期的に水を入れ替える必要がありますが、透明な容器を使えば水の減り具合が一目でわかるので、水やりの適切なタイミングがわかります。
増えすぎる心配がない
ハーブの中には繁殖力が強く、お手入れを少し怠ると増えすぎて困ってしまうものもあります。しかし、水耕栽培では土がなく周囲に増えることができないので、こぼれ種や地下茎で増えてしまう心配はありません。
水耕栽培におすすめのハーブ
水耕栽培に向いているハーブとしては、ミントやバジル、レモンバーム、チャーピル、オレガノ、タイムなどがあげられます。
ハーブを水耕栽培する方法

Photo by アッキーママさん@GreenSnap
準備するもの
- ハーブの苗
- 瓶やプラスチック製の容器(500〜1000ml)
- キッチンスポンジ
- 水耕栽培用の液体肥料
- カッター
水耕栽培の手順
- ハーブの苗をポットから取り出し、根についた土を洗い流す。
- キッチンスポンジを容器の口の直径より1cmほど長くなるように切る。
- カットしたキッチンスポンジの中央に十字の切れ目を入れ、1面は切り開いた状態にする。
- ハーブの苗を十字の切れ目に挟み込み、スポンジの下から根が出るよう調整する。
- 苗を挟んだスポンジを苗を容器の口に詰める。
- 液体肥料を規定量よりさらに倍薄めた濃度の養液をつくる。
- 根が半分ほど浸かるように液面の高さを調整する。
水耕栽培にしたあとのお手入れ
水耕栽培にしたら、日当たりのよい場所において育てますが、長時間直射日光が当たると水温が上昇して根腐れしてしまうことがあるので、とくに夏は注意してください。
また、養液は減ってきたら継ぎ足し、週1回は養液の入れ替えをしましょう。 入れ替えをしていないと、藻や雑菌が繁殖してしまいます。
水耕栽培しているハーブの収穫方法
ハーブが育ってきたら、株元から1/3ほどの位置でカットして、必要な分だけ収穫します。一度にたくさん収穫せず、少しずつ切り取ることで、また新芽が育って繰り返し収穫ができます。
ハーブの水耕栽培に挑戦しよう!
水耕栽培に必要な道具は全て100円均で揃えることができるので、初心者でも簡単に始められます。ミントやバジルなど育てやすいハーブから始めて、少しずつレパートリーを増やしていくとよいです。また、おしゃれなガラス瓶やフラスコなどで育てればインテリアとしても楽しめますよ。 ぜひこの記事を参考にハーブの水耕栽培にチャレンジしてみてくださいね。