ハーブの寄せ植えをおしゃれにつくるコツ&相性のいい組み合わせ一覧
2024/1/30
ハーブの寄せ植えは草花とは違って、適当に組み合わせると失敗する可能性があります。というのも、じつはハーブの種類によって好みの生育環境が全然違うんです!
この記事ではハーブの寄せ植えで失敗しないための相性のいい組み合わせや、寄せ植えをおしゃれにつくるコツなどをご紹介します。
ハーブを寄せ植えする前に知っておきたいこと
Photo by chocoriさん@GreenSnap
相性のいい組み合わせのハーブを寄せ植えしよう
ハーブの寄せ植えを成功させるためには、相性の良いハーブ同士を選ぶことが大切です。
ハーブはざっくりと乾燥を好むハーブと湿度を好むハーブに分けられます。環境の好みが異なるハーブを一緒に植えることは失敗のもと。下記の表を参考に相性のいい組み合わせ一覧に従って寄せ植えしてみましょう。
相性のいいハーブ | 栽培環境 |
ラベンダー、タイム、セージ、コリアンダー、ローズマリー、パセリ、ミント、カモミール、カラミント、タラゴン、ダンデライオン | 春の寄せ植え向き。暑さが苦手。乾燥気味を好む。 |
ガーリック、ジンジャー、ターメリック、アイ、レモングラス、バジル | 秋の寄せ植え向き。寒さが苦手。水を好むので水切れ注意。 |
ドクダミ、シソ、ミツバ、山椒、クロモジ、タチバナ、アニスヒソップ、レモンバーベナ、ナスタチウム、エキナセア | 春の寄せ植え向き。暑さに強い。緩急のある水やりが大切。 |
ただし!ミントは繁殖力旺盛で寄せ植えに加えると他のハーブを侵食していく可能性があるので注意しましょう。
寄せ植えをつくる時期は春か秋がおすすめ
ハーブの寄せ植えをつくる時期は、3月下旬〜4月上旬の春先か、残暑のおちついた10月ごろの秋がおすすめです。
暑さに強いハーブもありますが、昨今の日本の夏は植物にとっても暑すぎで、熱にやられたり病害虫のリスクも高まります。 初心者が寄せ植えに使うような一般的なハーブの多くは、生育温度が20度前後なので、春か秋の人間も過ごしやすい時期に育てましょう。
害虫対策をしておこう!
春と秋は害虫も活発になる時期なので、寄せ植えをつくるときに土に混ぜたり、栽培中は定期的にスプレーするなど、しっかりと害虫対策をしましょう。
ガーデニングやアロマ目的であればそこまで慎重にならなくてもいいですが、キッチンハーブなど食用目的で寄せ植えをする場合は、野菜用の害虫忌避剤を使うか、ネエム油や自然由来の害虫忌避剤を使うようにしてくださいね。
ハーブを寄せ植えの作り方
準備するもの
- ハーブの苗
- プランターか鉢(通気性のいいものがおすすめ)
- 市販のハーブ用・野菜用培養土
- 鉢底ネット&鉢底石
- 病害虫忌避剤
- スコップ
手順
- プランターにハーブ苗をポットのままいれて、まずは配置を決める。
- プランターに鉢底ネットを敷いて底が見えなくなる程度に鉢底石を敷き詰める。
- 培養土を3分の1ほどいれる。
- ポットから苗を取り出し、根が白く巻いて固いようであれば根鉢(根と周りの土)を3分の1崩し、土の上に据え置きする。
- 隙間を土で埋めていき、プランターのふち下2〜3cmまで土をいれる。
- 鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりする。
ハーブを寄せ植えをおしゃれにつくるコツ
ハーブの寄せ植えをおしゃれにつくりたいなら、花が咲くハーブを植えてみるのもおすすめです。例えば以下のようなハーブは春ごろに植えるとかわいい花が咲きます。
- ラベンダー
- カモミール
- オレガノ
- ナスタチウム
いちごなどの実もの野菜や、マリーゴールドなどの虫避け効果のある花を一緒に植えてみるのもおすすめですよ。
ハーブを寄せ植えをつくってみよう!
とくに春はハーブ苗が園芸店にずらりと並び始める時期。寄せ植えを作ってみたい方は、安易に組み合わせるのではなく、この記事でご紹介した組み合わせ表を参考にしながら、ぜひおしゃれな寄せ植えを作ってみてくださいね。