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地植え注意!庭に植えてはいけなハーブ10選。爆速で繁殖する厄介な種類は?

2024/1/31

ハーブの中には安易に庭に地植えすると、他の植物の成長を阻害したり、管理できないほどまでに繁殖してしまう種類が存在します。

この記事では、庭に植えてはいけないハーブ10選をご紹介するので、春や秋のガーデニングの参考にしてみてください。

地植え注意!庭に植えてはいけないハーブもある

庭に地植えしてはいけないハーブ

Photo by 08KENさん@GreenSnap

ハーブは生命力が強く、ガーデニング初心者でも簡単に楽しめる人気の植物ですよね。とくに地植えにしてしまえば日々の水やりもほぼ必要ないので、お手軽といえばお手軽。

ただ、庭に地植えしたまま放ったらかしにしてしまうと、その生命力の強さがゆえに管理できないほど繁殖してしまうハーブもあります。以下のようなハーブはとくに生命力・繁殖力が高いので気をつけましょう。

庭に植えてはいけないハーブ10選

ミント

危険度:★★★★★

ミントは鮮やかな緑色の葉を持ち、爽やかな香りが特徴のハーブです。料理や飲み物に加えることで風味を向上させるほか、消化促進やリラックス効果もあり、かなり身近なハーブとも言えますね。

ただ、ミントは地下で根茎を伸ばして繁殖し、庭中にかなり急速に広がるため栽培範囲の管理が難しいです。思わぬところに広がって他の植物の生育スペースを奪うので、他の植物が枯れたり思うように咲かなかったりします。ハーブの中でもとくに地植えには気をつけたい種類です。

レモンバーム

危険度:★★★★

レモンバームはレモンのような香りが特徴で、葉は深緑色です。リラックス効果があり、ティーや料理やアロマと幅広く使用されるハーブですね。

レモンバームもミントと一緒で種子や根茎により繁殖し、放置すると庭を覆うほど急速に広がります。ミントほど成長速度は早くありませんが、他の植物の生育を侵害することもあるので気をつけましょう。

オレガノ

危険度:★★★

オレガノは小さな葉とピンクや白の花が特徴のハーブで、爽やかな香りとほのかな苦味があることから、トマト料理やピザ・パスタなどに欠かせないハーブです。抗菌作用もあります。

オレガノはそこまで成長速度は早くありませんが、それでも強い生命力で広がり、管理をおろそかにしていると、他の植物を侵害して庭を占領することもあります。

タイム

危険度:★★

タイムは小さな花とすっきりとした芳香性の葉を持ち、料理や薬用に使われるハーブです。ミントと並んで馴染み深いハーブでもあり、抗菌・抗酸化作用があります。

タイムはミントなどと違って地下茎で伸びるわけではないので、比較的管理しやすいですが、それでも強い繁殖力を持っているので注意しましょう。グランドカバーとして植える方も多いので、管理しながら付き合うといいですね。

バーベナ

危険度:★★

バーベナは赤やピンクなど鮮やかな色の小さな花を密集させて咲かせる植物で、日本では草花として認知されがちですが、じつはフランスではハーブティーによく使われるハーブとして知られています。リラックス効果や抗炎症作用があります。

バーベナは種がたくさんでき、こぼれ種で勝手に増えていくこともある、生命力と繁殖力の強いハーブです。花が咲いたら種ができる前に摘んでおくことで繁殖は抑えられますが、放置していると他の植物の生育スペースを奪うことがあります。

カモミール

危険度:★★

カモミールは小さな白い花と黄色い花央のコントラストがかわいらしい植物で、草花としても人気ですね。リラックス効果が高く、ハーブとしてはティーにするのが基本です。

カモミールもバーベナ同様、こぼれ種によって意図せぬ範囲へと広がりやすく、生命力も高いので庭を占拠することもあるため、管理には注意しましょう。

ローズマリー

危険度:★

ローズマリーは針のような葉と青や紫の花が特徴で、肉魚料理の臭み消しや芳香剤として使われるキッチンハーブのひとつです。記憶力向上にも良いとされています。

ローズマリーは成長が比較的遅く、他の植物に対する侵害は少ないです。ただし、草花のようにみえて、長年育てていくと木質化していく低木のひとつなので意外と大きくなります。正しい剪定をしながら大きさを調整して育てていきましょう。

アメジストセージ

危険度:★★

アメジストセージは紫色の美しい花を咲かせる草花としても人気で、優しい芳香があります。葉はハーブティーなどに使うこともできますよ。

アメジストセージは成長速度がやや早く、繁殖力もやや高いです。ミントに比べれば大したことはないのですが、何よりも成長すると150cmほどの高さにまで伸びていくので、庭に陰をつくってしまい近くの植物に影響をもたらす可能性もあります。適切な剪定をして管理していく必要ありのハーブです。

タンジー

危険度:★★★

タンジーは黄色い花を咲かせ、古くから薬草として使われてきました。ガーデニングではまれに虫除けアリ避けなどを目的として植えられることがあるハーブです。

しかし、虫除け効果がある一方で、人間には有毒です。小さい子供がいるご家庭は誤って口にしてしまうと危ないので避けたほうがいいでしょう。また、こぼれ種でも広がりやすいので注意してください。

キャットニップ

危険度:★★

キャットニップは紫や白色の花を咲かせるハーブで、とくに猫に好まれる香りをもち、猫が興奮したりリラックスしたりする効果もあります。

キャットニップもこぼれ種による繁殖力が強く、庭を占拠する恐れがあります。また、猫が集まることで他の植物に影響を与えかねないので気をつけましょう。

庭に植えてはいけないハーブ、地植えではなく鉢植えで育てよう

今回ご紹介したハーブはどれも育てやすいというメリットはあるので、うまく管理しながら育てるか、鉢植えにして庭に並べて育てるのがおすすめです。

とくにミントは強烈なスピードで増えていくので要注意。うまく地植えハーブと付き合いながらガーデニングを楽しんでくださいね。