【ヘリオトロープの花言葉】意味や特徴は?おすすめのお祝いシーンは?
2023/6/5
紫色の花が印象的なヘリオトロープには、情熱的な花言葉がたくさんついています。今回はヘリオトロープの花言葉と由来についてご紹介します。
記事の後半では、開花時期や香りなどの特徴や、プレゼントにおすすめのお祝いシーンを解説するので、フラワーギフトを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
ヘリオトロープの花言葉
Photo by Eくんさん@GreenSnap
ヘリオトロープの花言葉は「愛よ永遠なれ」「献身的な愛」「夢中」「甘い誘惑」「余韻」「熱意」「熱望」です。
これらはすべて、ギリシャ神話の太陽神アポロン(ヘリオスと同じといわれています)と水の妖精クリティの話が由来です。愛にまつわる花言葉が多いことから「愛の花」と俗称で呼ばれています。
ヘリオトロープに怖い花言葉はある?
情熱的な花言葉を多くもつヘリオトロープに怖い花言葉はありません。しかし、「悲恋」といったネガティブな花言葉がついています。
「悲恋」は共通する花言葉と同じくギリシャ神話が由来です。太陽神アポロンと水の妖精クリティは、あるとき恋に落ちます。しかしアポロンは、すでにレウコトエ王女とも恋愛関係にあったのです。
ほかの女性との交際を知ったクリティは、レウコトエ王女の父に自分も恋仲であることを告げます。するとアポロンの父は激しく怒り、レウコトエ王女を生き埋めにしたのです。
毎日地のうえで太陽を見ては懺悔を繰り返すクリティは、いつしかその姿をヘリオトロープに変えてしまうといったお話です。
3人の恋模様から生まれた「悲恋」ですが、本当かどうかは定かではありません。しかし、誤解を与える可能性もあるので、結婚記念日やプロポーズなどのプレゼントに贈るときは、メッセージカードを添えるとよいでしょう。
ヘリオトロープとはどんな花?
Photo by gdnaさん@GreenSnap
ヘリオトロープはムラサキ科キダチルリソウ属に属する一年草、または多年草の植物です。南アメリカが原産で、高さ25~80cmほどに成長します。
ヘリオトロープの原種は、もともと香料を抽出するためのハーブとして育てられていました。美しい花やその香りをもっと楽しめるよう品種改良が進み、今ではガーデニングの花苗としても手に入るようになりました。
開花時期は6~10月で、園芸品種のヘリオトロープは香りがやや弱い傾向にあります。しかし高温多湿には強い特徴をもつので、ガーデニング初心者でも育てやすい植物です。
ヘリオトロープはお祝いシーンのプレゼントにもおすすめ
情熱的な花言葉の多いヘリオトロープは、お祝いシーンや告白シーンのプレゼントにおすすめです。ここでは特におすすめのシーンを3つご紹介します。
結婚記念日
ヘリオトロープは「愛よ永遠なれ」「献身的な愛」「夢中」といった情熱的な花言葉が多いことから、結婚記念日のプレゼントにおすすめです。
「愛の花」といった俗称もあるので、大切なパートナーとむかえた1日を祝福するのにぴったりです。
ヘリオトロープのギフトは鉢花タイプが主流ですが、高温多湿に強い特徴をもつので、ガーデニング初心者にも贈りやすいといった魅力があります。
バレンタイン・ホワイトデー
ヘリオトロープはバレンタインやホワイトデーのプレゼントにもおすすめです。情熱的な花言葉が多いので、大切なパートナーへのギフトにはぴったりです。ガーデニング経験の浅い初心者にも育てやすい植物ですが、枯れてしまうのがイヤだというパートナーには、プリザーブドフラワーやドライフラワーとしても楽しめるブーケを選ぶといいでしょう。
プロポーズ
ヘリオトロープはプロポーズのギフトにもおすすめです。「愛よ永遠なれ」「夢中」「情熱」などの花言葉をもつので、パートナーへの気持ちをストレートに伝えられるでしょう。
ただし、ヘリオトロープにはギリシャ神話にちなんで「悲恋」といった花言葉もあります。プロポーズにヘリオトロープを選ぶときは誤解を与えないよう、贈り主の気持ちを書いたメッセージカードや手紙を添えるといいでしょう。
ヘリオトロープの花言葉を贈ろう♪
今回はヘリオトロープの花言葉と由来、そしてプレゼントにおすすめのお祝いシーンについてご紹介しました。
品種改良が進み、今では気軽に楽しめるまで身近になった植物なので、ぜひこの機会に楽しんでみてくださいね。