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徒長したハオルチアの胴切りで仕立て直す!徒長はそのまま放っておくと枯れる?

2024/2/27

ハオルチアの徒長は、見た目の美しさだけでなく、植物の健康にも影響を及ぼします。徒長したハオルチアを放置すると、光合成がうまく行えず、最終的には枯れる可能性も。

この記事では徒長してしまったハオルチアを胴切りで仕立て直す方法や、徒長を未然に防ぐコツなどをご紹介します。

徒長したハオルチア、そのまま放っておくのはNG!

ハオルチア 徒長

Photo by YOSHIOさん@GreenSnap

徒長したハオルチアは見た目もあまりよくありませんが、なにより植物にとって良い状態ではありません。徒長状態をそのまま放っておくと、株全体の体力が下がって弱り、少しの水やりで根腐れしたり、病気や害虫の被害にあって復活することなく枯れやすくなるので、必ず時期をみて仕立て直しをしましょう。

ハオルチアが徒長してしまう原因とは?

ハオルチアが徒長してしまう主な原因は日照不足です。ハオルチアは室内で育てている人も多いですが、そもそも南アフリカの岩場に自生する植物のため、基本的には日光を好みます。

品種によって適切な日照量にはやや違いがありますが、ハオルチアは十分な光を得られないと、株を充実させる前に光を求めて茎を伸ばすようになってしまうため、貧弱になってしまうのです。

また、過剰な水やりや肥料も徒長になる原因のひとつ。適切な日当たり、水やり、肥料のバランスが大切です。

徒長したハオルチアを胴切りで仕立て直そう!

徒長してしまったハオルチアは「胴切り」という方法で仕立て直しができます。名前の通り茎(胴)の部分をスパッと切断してしまう方法で、初めてだと少し怖いかもしれませんが、きちんと正しい方法で作業すれば失敗することはほとんどありません。

胴切りのほかにも、株分けで仕立て直しが効くレベルならこちらの記事を参考にしてみてください。

用意するもの

  • 0.16〜0.25mmくらいの細目のテグス
  • 殺菌スプレー(なくてもOK)
  • 新しい鉢と多肉植物用、もしくは挿し木用の土

胴切りのやり方

  1. テグスをかける位置を決める:一番下から数えて2~3段目の上にテグスをかけます。こうすることで元気な葉が下部に残り、親株にも新しい子株が吹きます。
  2. 葉をかきわけてテグスを巻く:葉を傷つけないように、葉を持ち上げたり押し下げたりしながら、テグスを奥まで丁寧に差し込んで巻きます。
  3. テグスを強く引っ張って切断する:全周にテグスを巻き付けた後、テグスを交差させて強く引っ張り、ハオルチアを思いきりよく切断します。
  4. 切口を乾燥させる:切断後、切口を風通しの良い日陰で乾燥させます。水気が無くなり乾燥したら、殺菌剤をスプレーしてさらに乾燥させます。
  5. 発根させる:清潔な多肉植物用の土の上に置き、発根を待ちます。小苗が倒れる場合は、割り箸などを鉢に渡して支えましょう。
  6. 水やりをする:土の表面が乾いたら、ごく表面を濡らす程度に水やりを行い、根が伸びるようにします。発根後は通常の水やりに切り替えてください。

胴切りした後の管理

徒長したハオルチアを胴切り後は、直射日光を避け風通しの良い場所で管理しましょう。最初の1週間は水やりを控え、その後は土の表面が乾いたら適量の水を与えます。新しい根がしっかりと張るまで、約1ヶ月は慎重に管理しましょう。

徒長を未然に防ぐ!ハオルチアの正しい管理方法

ハオルチアの徒長を防ぐためには、日照管理が大切です。品種によってベストな日当たりは変わってくるので、今まで置いていた場所よりも少し日当たりがいい場所に移動させてみて育てましょう。また、水やりは春から秋のみ。土の表面が乾いたら行い、肥料は生育期に限定して与えることが大切です。

徒長したハオルチアは放っておかずに仕立て直そう!

徒長したハオルチアでも諦める必要はありません。正しい胴切りと管理で、健康で美しい姿を取り戻すことができますよ。ぜひ、今回紹介した方法を試してみてくださいね。