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ハオルチアを透明にするには?窓のツヤを取り戻す手入れのコツをご紹介!

2024/2/22

ハオルチアといえば葉の先の透明感が魅力の多肉植物ですよね。ですが、買ったときは葉が透明でツヤツヤでも、育てていくうちにくすんできてしまったという経験はありませんか?

この記事では、ハオルチアの葉を透明にするコツなどについてご紹介していきます。

そもそもハオルチアの葉ってなんで透明なの?

ハオルチア 窓 透明

Photo by もんちさん@GreenSnap

ハオルチアの葉が透明に見える理由は、その独特の構造にあります。ハオルチアには葉の先端にある「窓」と呼ばれる部分から光を通し、葉の内部で光合成する仕組みがあります。

この窓をもつことで、ハオルチアは日照条件が厳しい環境でも生き延びられるよう進化し、同時にハオルチアの魅力にもなっているのです。

そのため、育てる環境によって窓の透明感は左右されます。ここからはハオルチアが透明感を失ってしまう原因についてご紹介します。

ハオルチアの透明感がなくなり、くすんでしまう原因

ハオルチアの透明感がなくなる原因は、主に以下が考えられます。 日光不足 水切れ 寒さや気温の変化 栄養不足 それぞれ、詳しく解説していきます。

日光不足

ハオルチアは多肉植物のなかでも日陰に強いほうではありますが、それでも適度な日光を必要とします。

日光不足になると光合成が足りず、だんだんと葉の透明感を失われ、もっと光合成しようとして窓が緑色を帯びるようになってしまいます。

水切れ

ハオルチアの透明感が失われる原因のひとつには、極度の水切れもあげられます。

水切れになると葉の水分も次第に減っていくので、ぷっくりとした窓の張りもなくなり、なおさらくすんで見えるようになります。そうなると光合成の効率も落ちるので、徒長の原因にもなってしまいます。

寒さによる影響

寒さもハオルチアの葉を透明感を奪う大きな要因です。とくに冬場の低温は、葉の細胞にダメージを与えるため、窓の透明感を失わせます。また、それ以外にも急激に気温が変化することでダメージを受ける場合もあります。

栄養不足

栄養不足もまた、ハオルチアの葉が透明感を失う一因です。多肉植物は基本的にそこまで肥料を必要としませんが、ハオルチアの場合、肥料不足は葉の透明感に直結するので、適度に肥料を与えることが大切です。

ハオルチアの葉を透明にするコツ

ここからは、ハオルチアの葉を透明にする手入れのコツをご紹介します。くすんでしまった葉も正しい手入れをすれば透明に戻るので、諦めずに育てましょう。

適した日当たりの場所に置く

ハオルチアを透明にするには、適度な日光が必要です。

室内であれば一年を通して窓ガラス越しの日光に当てましょう。屋外に置く場合は春と秋は日向へ、夏は明るい日陰ほどの場所で育ててください。冬は室内に取り込み、窓ガラス越しの日光に当てましょう。

正しい水やりをする

ハオルチアを透明にするには、正しい水やりをすることも大切です。基本的に春秋型なので、春と秋は表土が乾いたらたっぷり与え、真夏と冬は水やりを控えめにするか断水状態で育てます。

とはいえ、最近は季節感のない以上気温の日が多いので、季節で区切るというよりは気温で区切って考えた方がいいでしょう。

ハオルチアの栽培適温は15~20℃です。これを下回るとき、上回るときは水やり頻度をだんだんと落として、月1〜2回の頻度にするか、断水してください。

温度の低下に注意する

寒さはハオルチアにとって大敵です。とくに冬場は、室内の暖かい場所に移動させるなど、温度管理に気を配りましょう。ハオルチアは15~20℃の場所で育てることで、葉の透明感を守ることができます。

適度に肥料を与える

生育期には、薄めた液体肥料を月に1~2回与えることで、ハオルチアの健康をサポートしてあげましょう。

春秋型なので単純に4〜5月、9〜10月と考えてしまいがちですが、これも気温で考えてください。15~20℃の時期は薄めた液体肥料を定期的に与えましょう。栄養バランスが整うと、ハオルチアは美しい透明感を取り戻してくれますよ。

ハオルチアの魅力でもある、透明感のある窓を目指そう!

ハオルチアの葉を透明に保つには、正しいケアと注意が必要です。栽培適温15~20℃ということを意識して、この時期に正しい水やりや肥料を与えておくと、株自体も強くなっていきますよ。日々のケアを通じて、ハオルチアの魅力を最大限に引き出しましょう。