【ハナニラの花言葉】毒性があるって本当?似た花はなにがある?
2025/5/9
春に星型の小さな花を無数に咲かせるハナニラは、植えっぱなしにしていても毎年花を咲かせるほど手間要らずな球根植物です。とても丈夫な性質から、花壇はもちろん、春の寄せ植え、グランドカバーとしても用いられるお花です。
ハナニラの花言葉にはどのような意味が込められているのでしょうか?今回はハナニラの花言葉や特徴、由来について詳しくご紹介します。
ハナニラの花言葉

Photo by reiさん@GreenSnap
「悲しい別れ」「耐える愛」「恨み」「卑劣」
ハナニラの花言葉は、「悲しい別れ」「耐える愛」「恨み」「卑劣」です。
これらの花言葉は、ハナニラが儚げな青や白の花をつけることから、悲しい印象を与えることに由来したとされています。
また、ハナニラの葉や茎からニラのような強烈な匂いがすることや、繁殖力がとても強く一度植えると雑草のようにどんどん増えていくことから、「恨み」「卑劣」という花言葉がついたとされています。
ハナニラとはどんな花?
ハナニラは、ヒガンバナ科ハナニラ属の南アメリカ原産の多年草です。春になると、1〜2cmほどの星のような形をした白や青紫色の花を咲かせます。光に反応する性質があるため、太陽の光に向かって花を咲かせ、雨の日や曇りの日、夜間は花を閉じます。
英語では「Spring starflower(スプリングスターフラワー)」とも呼ばれ、可愛らしい姿で庭を彩ります。
ハナニラの性質はとても強靭で、植えっぱなしにしていても毎年花を咲かせるほど丈夫です。秋に球根を植えると、春には小さな可愛らしい花を楽しむことができ、球根は放っておいてもどんどん分球して増えていきます。
ハナニラには毒性があって、植えてはいけないの?
ハナニラにはヒガンバナアルカロイドという毒性が含まれていますが、外来生物法で規制されているわけではないため、一般家庭で植えてはいけないということはありません。
ただし、ハナニラを口にすると、激しい下痢を起こすの可能性があるため、小さな子供やペットを飼っている家庭では扱いに注意が必要です。
Photo by けろさん@GreenSnap
また、ハナニラはニラと似た葉を持ち、においもよく似ていますが、花は明確に違います。上の写真は食用のニラの花で、一つの茎から複数の花が咲いています。
葉だけでは区別がむずかしいため、もし植える場合は食用のニラとは離れた場所で管理すると安心です。
ちなみに、食用のニラの花を花ニラと呼ぶこともあるようなので、混同しないように注意してください。
ハナニラに似た花はある?
また、ハナニラの花はオーニソラガムともよく似ているといわれます。
ハナニラは、切れ込みが入って3枚に見える花びらが2つついている、つまり花びらが計6枚に見えるだけなのに対して、オーニソラガムは本当に6枚の花びらがついています。
ハナニラは何月何日の誕生花?
ハナニラの誕生花は、春の季節にあたる3月26日です。この時期に咲くハナニラの花は、春の訪れを告げる美しいシンボルとなっています。
ハナニラの名前の由来と意味は?
ハナニラという名前は、葉や茎を傷つけるとニラのような香りがすることに由来しています。この特徴的な香りが、ハナニラという名前の由来となっています。
ハナニラは毒性があるので、花言葉は贈らないのが無難。
悲しい別れや耐える愛など、ハナニラの花言葉には様々な感情が込められています。贈り物の花としては花言葉に注意ですが、ほとんど手をかけずに植えっぱなしにしていても育つほど丈夫な花で、春のガーデニングにはぴったりのお花です。ぜひ、お庭の彩りに迎え入れてくださいね。