かすみ草のドライフラワーの作り方|なぜ茶色くなる?色付け方法も解説
2024/9/27
かすみ草はあらゆる草花の中でもとくにドライフラワーにしやすい花なので、初心者さんでも簡単につくることかできますよ。一番簡単な作り方や長持ちさせる方法などもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
かすみ草はそのままドライフラワーにできる?
Photo by solukeさん@GreenSnap
かすみ草といえば、白い小さな花が華奢な茎にたくさんついたかわいらしい花で、結婚式のブーケやアレンジメントにも使える人気の花ですよね。
かすみ草はもともと花に含まれる水分量が少ないことから、ドライフラワーにしても見た目があまり変わらず、かすみ草の魅力をそのままに残すことができます。茎も長いのでスワッグはもちろんリースにしても飾りやすい花です。
また、ドライフラワーにするのが簡単なので初心者でも挑戦しやすいのも魅力のひとつです。切り花を買ったり、庭のかすみ草を採取して作ってみましょう。
かすみ草のドライフラワーの作り方
かすみ草のドライフラワーの作り方のなかで一番おすすめなのが、ハンギング(吊り下げ)方式です。
作り方のコツは、満開状態で作ることと一束ずつ小分けにして乾燥させること。これさえ守れば簡単につくれますよ。
このほかにもシリカゲルを使った方法や、ドライインウォーター方式といった水に挿しながら乾燥させる方法がありますが、かすみ草は花がもろくポロポロ落ちやすかったり、花の出回り時期に水が腐りやすかったりと失敗しやすいので、ハンギング方式がおすすめです。
必要なもの
- かすみ草の束(花が大きく花付きがよいものを選ぶといい)
- 麻紐
- はさみ
- 新聞紙やゴミ袋などの作業用シート
- 飾り付け用リボン
作り方
Photo by ひよこっこさん@GreenSnap
- できるだけ満開状態のかすみ草を数本用意する。
- 花が重なっているところは茎の分かれ目から切り分けて小分けにする。
- 一日中日が当たらない風通しのいい場所を選び、引っ掛けるようの紐や棒を渡しておく。
- 一束ずつ、茎に麻紐をきつめにしばり、紐や棒にくくりつけて干していく。(もしくは茎の二股部分をひっかける)
- 1〜2週間ほど放置すれば完成。
- お好みで数束まとめてリボンでくくりスワッグをつくる。
かすみ草のドライフラワーの色付け方法
市販のかすみ草のドライフラワーにはピンクや青色の種類もありますよね。あれはもともとその花色のかすみ草をドライフラワーにしたのではなく、染料であえて染色してからドライフラワーにしています。
基本的にリーフ液という専用の染料を使っていますが、100均にあるプリンター用インクでも代用することができ、方法もとても簡単ですよ。
必要なもの
- かすみ草の束(生花)
- プリンター用インク(スポイトタイプがおすすめ)
- ビニール手袋
- はさみ
- かすみ草とインクをいれるための瓶やプラ容器(紙コップは避ける)
- 新聞紙やゴミ袋などの作業用シート
染色のやり方
- ビニール手袋をはめ、瓶にインク(染料)を移し替える。
- かすみ草は瓶の高さに合わせて、茎の長さを調整するように茎を切る
- 茎をきったらできるだけ早くインク入り瓶に挿す。
- 2〜3時間ほどで花がインクを吸い上げ、染まってくる。
- 好みの花色に染まったら取り出し、先述のドライフラワーの作り方にそって吊るしていく。
かすみ草のドライフラワーを長持ちさせる方法は?
かすみ草のドライフラワーは直射日光に当たってしまうと、茶色く変色して古びれた見た目になってしまいます。できるだけ飾る場所には日陰を選びましょう。
また、暑く湿度が高すぎる場所などに置くとカビが発生したり、乾燥しすぎるとポロポロと花が落ちることもあるので、冷暖房器具の近くは避けつつも人が過ごしやすい環境と同じ場所に飾ることも大切です。
たまに埃を払うよう小さな筆ではくのもおすすめですが、あまり強くやると花が落ちるので優しく手入れしましょう。
かすみ草をドライフラワーにするのにどれくらい時間がかかる?
開花したかすみ草を収穫したあとドライフラワーをするためには、ハンギング法で1〜2週間ほどで完成します。
また、かすみ草の開花時期は5〜8月なので、2〜3月に種まきをして育てて約3〜5ヶ月ほどで開花します。
かすみ草のドライフラワーは100均にも売ってる?
かすみ草のドライフラワーですが、じつは時期によっては100均でも販売していることがあります。かすみ草の開花時期は5~8月なので、この前後の時期に出回る確率が高いでしょう。
8cmほどのかすみ草のドライフラワーが数束入っているので、ミニスワッグやちょっとしたラッピングの飾りなどに使うのであれば便利かもしれないですね。
かすみ草のドライフラワーを作って飾って楽しもう!
かすみ草のドライフラワーは、そのままスワッグにしたり連ねてリースにして飾るのもおすすめです。他にも、ちょっとしたプレゼントをするときに小さめの一束を貼り付けてラッピングに活用するのもステキですね。
かすみ草のドライフラワーは他の花とも合わせやすく、単体でもいろんな飾り方や活用方法があるので、たくさん作って楽しんでみてください。