【ロウバイの育て方】植え付け方や花を咲かせるコツ
2023/12/12
ロウバイの基本情報
科・属 | ロウバイ科ロウバイ属 |
分類 | 落葉低木 |
植え付け時期 | 11〜12月、2月中旬〜3月 |
開花時期 | 12〜2月 |
剪定時期 | 2月下旬〜3月上旬 |
置き場所 | 日当たりと水はけのよい場所 |
肥料 | 元肥・追肥:必要ない |
ロウバイとは
Photo by haruさん@GreenSnap
ロウバイは、ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木で、まだ花の少ない冬〜初春に香りのよい黄色い花を咲かせます。樹高は2〜4mと高くなりすぎないため庭木としても人気で、冬に花を咲かせる雪中四友のひとつとしても古くから親しまれてきました。
ロウバイは耐暑性、耐寒性ともに強く丈夫で、育てやすいため初心者にもおすすめの花木です。
ロウバイの育て方
日当たり
ロウバイは、日当たりのよい場所で育てます。半日陰で育てることもできますが、日光をたくさん浴びることで花つきがよくなります。
植え付け
ロウバイの植え付けは、11〜12月または2月中旬〜3月が適期です。暖地であれば11〜3月であればいつでも植え付けができます。鉢植えの場合は、深さ30cm以上ある10号鉢に植え付けてください。
用土
ロウバイは、原産地の中国では高さ500〜1000mほどの高地に生息しており、水はけのよい土壌を好み、反対に多湿を苦手とします。水はけが気になるようであれば、腐葉土や完熟堆肥を用土に混ぜ込んでおきましょう。
鉢植えの場合は、赤玉土(小粒)7:腐葉土3ほどの割合で混ぜた用土を使うのが一般的です。
肥料
地植えの場合は、基本的に肥料を与えなくても毎年開花するでしょう。肥料を与えるのであれば12月に寒肥と4〜5月の成長期に緩効性肥料を追肥します。また、もし花が咲いていない株があれば9月頃にも追肥してください。
窒素成分の多い肥料を与えると、枝葉がよく成長し間延びしてしまうので、肥料成分を確認しておくとよいです。
水やり
地植えのロウバイは、基本的に水やりをする必要はありません。もし日照りの日が続くようであれば、様子をみて水やりをしてください。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをします。
切り戻し・剪定
ロウバイの剪定は、花後の2月中旬〜3月上旬が適期です。ロウバイは剪定をしなくてもよいともいわれることもありますが、樹形を保つためや花つきをよくするためにも必要でしょう。基本的には、古い枝や不要な枝、ひこばえを剪定します。
夏越し・冬越し
夏越しと冬越しはとくに必要ありません。
病気・害虫
ロウバイを育てるうえでとくに気をつける病気・害虫はありません。葉に黒い斑点がでたり、黄色く変色してくるときは、水はけが悪いことや土壌が固くなっていることが原因に考えられます。
植え替え
鉢植えのロウバイは2〜3年に1回、鉢底から根が見えたら一回り大きい鉢に植え替えます。植え替えは、落葉期11〜3月頃に行いますが、寒さが厳しい時期は避けるようにしてください。
ロウバイの育て方まとめ
ロウバイは、花をあまり見れなくなる冬に上品で美しい花を咲かせ、お庭を彩ってくれます。また育て方もあまり手間がかからず、初心者の方でも安心して育てられますよ。この記事を参考にぜひロウバイを育ててみてくださいね。