【空芯菜の育て方】種まきや収穫の時期は?プランター栽培はできる?
2024/4/25
空芯菜の基本情報
科・属 | ヒルガオ科サツマイモ属 |
栽培難易度 | かんたん |
種まき時期 | 4〜8月上旬 |
収穫時期 | 6〜9月 |
生育適温 | 25〜30℃ |
栽培場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:必要 |
空芯菜はプランター栽培もできる?
Photo by ゆうちゃんさん@GreenSnap
空芯菜は、ヒルガオ科サツマイモ属の植物で、炒めものやお浸しなどで食べられる葉物野菜です。熱帯アジアが原産のため高温多湿を好み、暑さには強いですが耐寒性はなく、日本では一年草として扱われます。
茎の内側が空洞になっていることから、中国語で「空芯菜」と名付けられ、シャキシャキとした食感が特徴で、ほうれん草の2倍以上の栄養価を持っています。
小〜中型サイズのプランターでも栽培が可能なので、家庭菜園初心者にもおすすめの野菜です。プランターのサイズは、幅45cmあるいは25ℓほどあるといいでしょう。
空芯菜の育て方
日当たり
空芯菜は日当たりと風通しのよい場所で育てます。
種まき時期・植え付け
空芯菜の種まきは、4〜8月上旬にできますが、4〜5月が適期です。
土に溝を作って、そこに種をまき、1cmほど土をかぶせます。発芽後、双葉が開いたら株間を10〜15cmほどになるように間引きます。本葉が4〜5枚になったら植え付けができます。
植え付けは、5〜7月が適期です。地植えで畑にする場合は、土を盛り上げて畝を作り、植え付けます。畝にマルチを張ることで、病気や雑草を予防できます。
用土
プランター栽培の場合は、野菜用培養土が使えます。
地植えの場合は、植え付けの2週間前に苦土石灰を混ぜて、1週間前に堆肥や元肥を加えて耕して、土づくりをしておきましょう。
肥料
空芯菜の肥料は、植え付け時に元肥として堆肥や化成肥料を土に混ぜておきます。追肥は、摘心したあとから2週間に1回程度の頻度で行うとよいです。
水やり
空芯菜の水やりは、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。空芯菜は水を好むので、水切れしないように注意しましょう。
剪定・摘心
空芯菜は草丈が20〜25cmほどに伸びたら、先端の芽をカットしましょう。これは摘心と呼ばれる作業で、摘心によりわき芽の生長が促され、繰り返し収穫できるようになります。
収穫
空芯菜の収穫は、6〜10月頃に収穫が適期です。
種まきを4月にした場合は約60日後、5月にした場合は約45日後を目安に、草丈が30〜40cmほどになったら株元から3〜5節ほど残し、先端を収穫してください。そのあともわき芽が伸びてきたら、順次収穫していきましょう。
病気・害虫
空芯菜に病気の被害はあまり見られません。
害虫は、アブラムシやヨトウムシが発生することがあります。見つけ次第、すぐに駆除しましょう。また、バッタの食害にも注意してください。
空芯菜をプランターで種まきから栽培しよう
Photo by Petit Jardin de Cambodge さん@GreenSnap
空芯菜は暑さに強く、手間もかからないので初心者でも育てやすい葉物野菜です。6〜10月にかけて、わき芽が伸びるたびに、繰り返し収穫ができるのは嬉しいですね。
ぜひ今回の記事を参考に、栄養価の高い空芯菜を育てて、お浸しや炒め物などのお料理に活用してみてください。