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【睡蓮の育て方】赤玉土はそのまま使ってOK?植え替え時期は?

2023/5/3

睡蓮の基本情報

科・属 スイレン科スイレン属
タイプ 水生植物、多年草
植える時期 温帯スイレン:3〜5月
熱帯スイレン:5~6月
置き場所 日当たりがよく、暖かい場所
肥料 休眠期以外の季節に3週間に1回程度、緩効性化成肥料を根元に埋め込む
冬越し 温帯スイレン:株が凍らないようにする
熱帯スイレン:水温5~15℃を保つ

睡蓮とは

スイレン 白いPhoto by WATER Lilyさん@GreenSnap

スイレンは水の中で育つ水生植物。暑い季節に嬉しい、涼しげなウォーターガーデンを楽しめます。

スイレンは大きく分けて2種類あり、温帯スイレンは耐寒性があるため日本で育てやすく、水面に浮かぶように花を咲かせるのが特徴。

熱帯スイレンは暑さに強く、水面から立ち上がって花を咲かせるのが特徴です。

睡蓮の育て方

スイレン ピンク色Photo by kiwiさん@GreenSnap

日当たり

スイレンを美しく咲かせるためには、十分な日光が必要不可欠です。午前中から昼過ぎまで日の当たる場所に置くことで、花付きが良くなるでしょう。

ただし、一日中強い日差しが当たると、水温が上がりすぎてしまうこともあるので注意が必要です。

土づくり

スイレンは水生植物であり、水中に浮かんでいるだけに見えますが、根は土に植え付けるのが一般的です。そんなスイレンには、粘土質の土壌が適しています。

水田の土が手に入る場合は最適ですが、入手が難しい場合は市販の赤玉土を使用しましょう。赤玉土に少しずつ水を加えながら手でこね、粘土状にしたものを使います。

種まき・植え付け

スイレンの苗を購入したら、スイレン鉢や植木鉢に植え替えます。鉢の底に油かすを3ヶ所程度に分けて置き、土を8分目くらいまで入れます。

半分くらいの高さのところに株を植え、根株が浮かないように土を棒で突き固めましょう。植木鉢の場合は、水鉢に沈めて育てます。

水やり

スイレンの育成で最も重要なのは水管理です。土の表面から水面までの距離を5~20cmに保つように管理しましょう。特に夏場は蒸発により水位が下がりやすいので、こまめにチェックして水を足すことが大切です。

水を入れ替える際は、一度に全量を変えるのではなく、1/2から1/3程度ずつゆっくりと入れ替えるようにしましょう。

肥料・追肥

スイレンに与える肥料は、緩効性の化成肥料がおすすめです。

温帯性のスイレンは3~9月、熱帯性のスイレンは6~11月の期間中、3週間に1回ほどの頻度で根元に肥料を埋め込むようにしましょう。追肥を行うことで、健康的な生育と美しい花を楽しむことができます。

病気・害虫

スイレンの害虫としてはアブラムシが多く見られます。葉によくつくため、アブラムシ対策に有効な薬剤を薄めて散布しましょう。

また、スイレン鉢の水にボウフラが発生することがあります。ボウフラ対策として、メダカをスイレン鉢に放すのが効果的です。メダカは水面に出て呼吸するため、スイレンの葉や水草で水面を埋め尽くさないように注意しましょう。

睡蓮の冬の育て方(冬越し)

温帯スイレン、熱帯スイレンともに、地上部の枯れた茎や葉、花がらなどを取り除き、水を深めに入れて冬越しさせます。冬に肥料は与えません。

温帯スイレン

温帯スイレンは、水面が凍っても株が凍らなければ枯れないので、屋外で冬越しできます。寒い地域では、育てている鉢ごと発泡スチロールに入れるなどし、株が凍らないように管理しましょう。

熱帯スイレン

熱帯スイレンは寒さに弱いため、鉢ごと発泡スチロールなどに入れて温度変化を減らし、屋内の寒い場所で管理します。冬越しに適した水温は5~15℃です。

睡蓮の育て方についてよくある質問

スイレン 一輪Photo by どんちゃんさん@GreenSnap

睡蓮を植え付ける用土には、赤玉土をそのまま使っても大丈夫?

土がやわらかすぎると株が安定せず、水中に沈めたときに浮き上がってしまいます。そのため、赤玉土はそのまま使うのではなく、少し手でこねて硬めになるように練り上げることをおすすめします。

買ったときのポットのまま睡蓮鉢に入れても大丈夫?

スイレンを購入したとき、すでに植え替えの適期を過ぎている場合もあるでしょう。その場合は、買ったときのポットのままスイレン鉢に入れても大丈夫です。しかし、そのまま育てられるのは1年が限界です。翌年の適期には植え替えましょう。

もし、スイレンに対してポットがあまりにも小さい場合や、根詰まりしている場合は、植え替え適期を過ぎていても、買ってすぐに植え替えることをおすすめします。

適期以外に植え替えるときは、購入時のポットよりも大きい鉢を用意し、根を崩さずに新しい鉢に植えてください。

睡蓮の植え替え時期や頻度はどれくらい?

スイレンは1年に1度植え替えが必要です。植え替えをせずに育てていると、鉢の中が根でいっぱいになり、弱って花が咲かなくなります。

【適期】

春の新芽が出始める時期(温帯スイレン3~5月頃、熱帯スイレン5~6月頃)

【準備するもの】

・土(スイレン用土または、赤玉土小粒や田んぼの土)

・ハサミ

・必要に応じて新しい植木鉢

【温帯スイレンの手順】

①鉢から取り出し、根をほぐす。

②根の長さが10cmくらいになるように切る。

③鉢に新しい土を入れる。

④成長点を埋めないように注意して土に植える。

⑤そっと水を注ぎ、日当たりのよい場所に置く。

【熱帯スイレンの手順】

①土から球根を取り出す。

②根を切り取る。

③鉢に新しい土を入れる。

④芽を上に向け、球根が出ないように浅く植える。

⑤そっと水を注ぎ、日当たりのよい場所に置く。

睡蓮の株分け方法と適した時期は?

スイレンの株分けは植え替えの時に行います。スイレンは芽の数が増えやすく、放置すると根詰まりの原因になるので、毎年株分けを行うとよいでしょう。

株分けの適期は、植え替えと同じです。分けた株を植えるための新しい植木鉢を用意しておきましょう。

【温帯スイレンの株分け】

植え替え手順②のとき、ハサミを使ってスイレンを1芽ずつに切り分けます。その後、新しい植木鉢に1芽ずつ植え付けます。

【熱帯スイレンの株分け】

熱帯スイレンは球根なので、植え替え手順①のときに手で親株と子株を分けます。その後、新しい植木鉢に1つずつ植え付けます。

赤玉土はそのままではなくコネて睡蓮を育てよう!

水生植物は育て方が難しいイメージがあるかもしれませんが、コツをつかめば意外と簡単で、涼しげな姿を毎年楽しませてくれます。

GreenSnapSTOREで購入できる熱帯スイレンは、温帯スイレンと比較して花数が多く、華やかでエキゾチックな雰囲気が魅力です。また、熱帯スイレンの方が狭い鉢でも育てられるので、コンパクトに楽しみたい方にもおすすめ。

GreenSnapSTOREには無料で受けられる育て方サポートもあるので、初めて植物を育てる方でも安心です。ぜひこの機会にGreenSnapSTOREをチェックしてみてくださいね。