【バーベナの育て方】冬越しや切り戻し方法、枯れる原因は?
2023/6/18
バーベナの基本情報
科・属 | クマツヅラ科クマツヅラ属 |
タイプ | 宿根草、一年草 |
植える時期 | 5~7月、9月 |
開花時期 | 5〜10月 |
水やり | 地植えの場合は不要。鉢植えの場合は土が乾いたらたっぷりと。 |
肥料 | 5月頃と9月頃に固形肥料を置肥する。 |
冬越し | 耐寒温度0℃前後(品種による)。霜や寒風を避け、水やりは控えめに、肥料はとめる。 |
バーベナとは
Photo by きりーくさん@GreenSnap
バーベナは、小花がボール状に集まって咲く様子が可愛らしい植物。品種が豊富で、花の色や草丈、育ち方もさまざまですが、どの品種も花期が長いことが特徴です。
バーベナには一年草タイプと多年草タイプがあり、地植えでも鉢植えでも楽しむことができます。寒冷地で多年草タイプを育てる場合は、鉢植えで楽しみましょう。
バーベナの育て方
バーベナの育て方のポイントは、乾燥気味に管理すること。バーベナは暖かくてやや乾燥した環境を好みます。日当たりと風通しがいい場所で、水はけのよい土に植えましょう。
植え付け時期は、5月から7月または9月が適期です。酸性土壌を嫌うので、字上の場合は、庭土に苦土石灰を混ぜておくとよく育ちます。
水やりは、土が乾いてからたっぷりとしましょう。肥料は、5月頃と9月頃に根元へ固形肥料を置き肥します。開花期には、こまめに花がら摘みをすると、次々に花を咲かせます。
バーベナの冬の育て方(冬越し)
宿根タイプのバーベナは、冬越しさせることができます。品種にもよりますがバーベナの耐寒温度は0℃前後なので、あまり霜が降りない地域なら、屋外で冬越しすることができます。
寒冷地では鉢植えで育て、霜が降りる前に屋内に取り込んでください。日当たりがよく、0℃を下回らない場所に置き、土が乾いてから水を与えましょう。冬に肥料は与えません。
バーベナの育て方についてよくある質問
バーベナの切り戻しはいつやる?
株が成長し、草姿が乱れてきたら切り戻しを行いましょう。蒸れやすい梅雨の前に行うのがベストです。
とくに一年草タイプのバーベナは、株内の風通しが悪くなると病虫害が発生しやすくなるので、生育期には適宜行ってください。
切り戻しは、枝を1/3から1/2ほど残し、葉の上で枝を切ります。さらに、細い枝や曲がっている枝を元から切って枝数をへらし、株内の風通しをよくしましょう。
枯れている葉があったら取りのぞいてください。切り戻しが終わったら化成肥料や液肥を与えておきましょう。
バーベナの増やし方は?
宿根タイプのバーベナは挿し木で増やすことができます。切り戻しを行った枝を使って、挿し木に挑戦してみましょう。
【挿し木の方法】
- 3~4号の育苗ポットに肥料分の入っていない挿し木用土を入れ、水をかけて湿らせておく。
- 太く元気な枝を選び、10cm~15cmに切る。枝の下部は斜めに切っておく。
- 上部の葉を2枚~4枚残し、それ以外の葉を取りのぞく。
- 育苗ポットに枝を挿し、枝の周りの土をよく固める。
- たっぷりと水をやり、新しい芽が出てくるまで半日陰の場所に置いて、乾燥させないように管理する。
バーベナが枯れる原因は?
バーベナが枯れるのには、いくつかの原因が考えられます。日当たりや水やり、肥料の加減に注意するほか、病害虫が発生していないかについても確認してみましょう。バーベナはハダニやうどんこ病が発生しやすいです。
バーベナの花が終わったらどうする?
バーベナの花が終わったら、花茎を株元と地面の境目で切り落とします。冬になると地上部が枯れるので、枯れた枝葉も切り取り、マルチング材や寒冷紗などで根を防寒します。
バーベナを切り戻しながら育てよう!
Photo by モモさん@GreenSnap
花期が長く、かわいらしいお花が魅力のバーベナは、花壇の背景や自然風のお庭に合う草丈の高い品種や、這うように育ってグランドカバーとして使える品種など、品種のよってさまざまです。 やせ地でもよく育ち、こぼれ種や挿し木でも簡単に増やすことができるので、お庭をお気に入りのバーベナでいっぱいにすることもできますよ。
蒸れに注意すれば丈夫で育てやすいので、初心者の方にもおすすめ。是非お気に入りのバーベナを探して育ててみてくださいね。
※品種登録されている植物を、営利目的で販売することは禁止されています。バーベナを増やす際は、個人で楽しみましょう。