【タイムの育て方】種まきの時期は?収穫はどうする?
2024/2/1
タイムの基本情報
科・属 | シソ科イブキジャコウソウ属 |
栽培難易度 | ふつう |
種まき時期 | 4~5月、9~10月 |
植え付け時期 | 4~5月、9月~10月 |
収穫時期 | 4〜10月 |
置き場所 | 日当たりと風通しのよい場所 |
肥料 | 元肥・追肥:必要 |
タイムとは
Photo by めぐみさん@GreenSnap
タイムは、シソ科イブキジャコウソウ属の常緑性低木で、独特の清涼感ある香りがありハーブとして利用されます。タイムの開花時期は4〜6月頃で、白やピンク色の小さな花を咲かせます。
タイムには立性とほふく性の2種類があり、立性の品種は草丈が30cmほどになり、コモンタイムが代表的です。ほふく性の品種は、草丈10cmほどで這うように成長し、グランドカバーにも利用されます。
タイムの育て方
日当たり
タイムは日当たりと風通しのよい場所で育てます。日陰でも育てられますが、日当たりのよい方が葉色がよくなります。ただし、夏の直射日光や西日といった強い日差しにあたり、高温になると株が痛むことがあるため注意します。
種まき・植え付け
タイムは種から育てることもできますが、苗から育てることが一般的です。
種まきの適期は4〜5月、9〜10月で、発芽温度は15〜25℃です。タイムの種は細かいので、土はあまり被せずに押さえるようにして種まきをします。
植え付けの適期も同じです。地植えにする場合は、高畝をつくって植え付けるとよいです。
用土
タイムは過湿を嫌い、水はけのよい土を好みます。鉢植えの場合は、市販のハーブ用の培養土が使えます。
地植えの場合は、植え付けの2週間ほど前に苦土石灰を土に混ぜて耕し、土壌を酸性から中性になるよう調整しておきましょう。
肥料
肥料は、元肥として緩効性肥料を与えます。追肥は、4〜6月と9〜10月に固形肥料を定期的に与えます。
水やり
タイムは乾燥気味を好みます。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。冬は控えめにし、土が乾いて数日後に水やりします。地植えの場合は、基本的に水やりの必要はありません。
剪定
タイムの剪定は、花後と冬前に株元から切り戻しをします。
収穫
タイムは春〜秋にかけて収穫ができ、葉が十分に成長したら、茎の付け根から切り取ります。花が咲くと葉の香りが弱くなるので、茎葉を収穫するときは花が咲く前に刈り取るのがおすすめです。
病気・害虫
タイムは病気や害虫に強く、被害はあまりありません。
タイムの育て方まとめ
Photo by ERImothさん@GreenSnap
タイムは、病気や害虫に強く丈夫で育てやすく初心者にもおすすめです。品種によって香りや花の付け方、用途が違うのでお気に入りの品種を探してみましょう。ぜひこの記事を参考にタイムを育てましょう。