さつまいもの苗はいつ植える?植え方3パターンとプランター栽培のコツ
2026/4/15
さつまいもは畑でもプランターでも育てられる家庭菜園の人気野菜ですが、植え方の種類を知っておくと収穫量や芋のサイズをコントロールできます。斜め植え・垂直植え・水平植えの3種類から、目的に合わせた方法を選びましょう。
本記事では、苗を植える時期・苗の選び方・3種類の植え方・プランター栽培のポイントまで詳しく解説します。
さつまいもの栽培情報
| 科・属 | ヒルガオ科サツマイモ属 |
| 栽培難易度 | かんたん |
| 植える時期 | 5〜6月(生育適温:20〜30℃) |
| 収穫時期 | 9〜11月 |
| 栽培場所 | 日当たりと水はけのいい場所 |
| 土づくり | 土質をあまり選ばない |
| 肥料 | 6月 ※肥料過多に注意 |
さつまいもとは
さつまいもは甘い風味が特徴のイモ類で、料理やお菓子など幅広く使われる人気野菜です。つる性植物のためつるを伸ばしながら成長し、家庭菜園でも畑・プランター両方で栽培できます。
さつまいもの苗を植える時期はいつ?
さつまいもの苗を植える時期は、5〜6月が適期です。気温が20℃前後になってから植え付けてください。
| 地域 | 植え付け時期の目安 |
|---|---|
| 東北・北海道 | 6月上旬〜6月中旬 |
| 関東・中部 | 5月中旬〜6月上旬 |
| 関西・四国・九州 | 4月下旬〜5月上旬 |
高温や乾燥に強い性質を持つため、日当たりと水はけのいい場所を選んでください。気温が低い時期に植え付けると根付きが悪くなるため、霜の心配がなくなってから植え付けましょう。
さつまいもの苗の選び方
市販のさつまいも苗を購入するときは以下のポイントで選びましょう。
- 葉茎の色が濃く、茎が太いものを選ぶ
- 節間が詰まっていてがっしりしているもの
- 葉が7〜8枚以上ついているもの
- 病害虫の被害がないもの
スーパーで販売されているさつまいもからも芽出しして苗をつくることができます。
さつまいもの苗の植え方は3パターンある!

さつまいもの苗の植え方には「斜め植え」「垂直植え」「水平植え」の3パターンがあります。目的に合わせて選んでください。
| 植え方 | 特徴 | おすすめの場面 |
|---|---|---|
| 斜め植え | 根が横に伸び、大きめのイモがたくさんできる | 一般的な家庭菜園・畑栽培 |
| 垂直植え | 甘みの強い小さめのイモができる。数は少なめ | プランター・土が浅い場所 |
| 水平植え | イモの数が最も多くなるが、小さめ | たくさんの数を収穫したいとき |
斜め植えのやり方
- 発根を促すため、植え付け前に苗の根を30分〜1時間ほど水につけておく
- マルチングに株間30cmほどの穴をあける
- 長さ30cmほどの棒を斜め45°になるよう土に差し込んで穴をあける
- 棒を抜き、苗を差し入れる。先端から3〜4節が土に入るようにする
- 株元の土を手で軽く押さえて固定する
- たっぷりと水やりをする
垂直植えのやり方(★プランター栽培におすすめ)
- 苗をまっすぐ立てて、2〜3節が土に入るよう差し込む
- 周囲の土をしっかり押さえて固定する
- たっぷりと水やりをする
植え付け後の数日間は毎日水やりをしてください。根が定着するまでは乾燥に注意が必要です。
さつまいものプランター栽培での植え方
さつまいもはプランターでも栽培できます。深さ30cm以上・容量20ℓ以上の大型プランターを用意してください。
- 2株植える場合は横幅90cm以上の大型プランターを使い、株間30cm以上確保する
- 植え方は垂直植えまたは斜め植えが向いている(水平植えは土が少なくなりがちで不向き)
- プランターの縁から8cmほど下まで土を入れ、元肥を混ぜておく
- 植え付け後は葉がしっかりするまで毎日水やりをする
土のう袋(15ℓ以上)での袋栽培も可能です。一袋に1苗を目安に植え付けましょう。
さつまいもの育て方
栽培場所・土づくり
やせた土地でも育つため、あまり土質を選びません。畑栽培の場合は水はけがよくなるよう、植え付け前に高さ30cm・幅80cmほどの畝をつくりマルチングしておきましょう。
水やり
根が定着したあとの畑栽培では基本的に水やり不要です。雨が降らない日が続く場合のみ適宜水やりしてください。プランター栽培では土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。
肥料・追肥
さつまいもは肥料をほとんど必要としません。肥料過多になると「つるぼけ」(葉ばかり茂ってイモができない)になるため注意。葉が黄色くなる場合のみカリ分の多い化成肥料をごく少量与えましょう。
つる返し(7〜8月)
つるが畝からはみ出してくる7〜8月ごろに、畝の下に伸びたつるを持ち上げる「つる返し」を行います。つるの途中から根が出てしまうと株元に良いイモが育ちにくくなります。
収穫(9〜11月)
葉茎が黄色くなりはじめた頃が収穫の目安です。株元から30cmほど茎を残してつるを刈り取り、手で土を掘ってイモを傷つけないよう、ていねいに取り出します。
さつまいもの育て方 よくある質問(FAQ)
Photo by くろっかすさん@GreenSnap
- Q. さつまいもの苗を植える時期はいつですか?
- 関東・中部なら5月中旬〜6月上旬が目安です。気温が20℃前後になってから植え付けてください。低温時の植え付けは根付きが悪くなります。
- Q. さつまいもの苗の植え方の種類は?斜め植えと垂直植えどちらがいい?
- 畑栽培には「斜め植え」、プランター栽培には「垂直植え」が向いています。たくさんの数を収穫したい場合は「水平植え」も選択肢です。
- Q. さつまいもの苗の株間はどのくらい?狭いとどうなる?
- 株間30cmが目安です。狭くすると収穫できる実が小さくなります。大きなイモを育てたい場合は35〜40cm確保しましょう。
- Q. さつまいものプランター栽培はどんな鉢を使う?
- 深さ30cm以上・容量20ℓ以上の大型プランターが必要です。2株植えるなら横幅90cm以上のものを選んでください。
- Q. さつまいもに肥料はいらない?
- 基本的にほとんど必要ありません。肥料過多は「つるぼけ」の原因になるので注意。葉が黄色くなったときのみカリ分の多い肥料をごく少量与えましょう。
- Q. さつまいものコンパニオンプランツは?相性の悪い野菜は?
- 赤しそ・つるなしインゲン・枝豆は相性が抜群です。反対に、多肥を好むブロッコリー・トマト・キャベツなどとは相性が悪いので一緒に植えないようにしましょう。
さつまいもの苗の植え付け時期は気温をチェック!
- 植え付け時期は5〜6月(気温20℃以上になってから)
- 植え方は斜め植え・垂直植え・水平植えの3種類から目的に合わせて選ぶ
- プランターは深さ30cm以上・容量20ℓ以上のものを使う
- 肥料のやりすぎ(つるぼけ)と株間の狭さ(小さいイモ)に注意
- 7〜8月につる返しをすることで収量アップが期待できる
さつまいもは家庭菜園でも簡単に育てられる野菜です。コンパニオンプランツも活用して、今年の家庭菜園をぜひ楽しんでみてください。



















