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【菊芋の栽培】植え付けや収穫の時期、保存方法を紹介

2024/1/11

菊芋の基本情報

科・属 キク科ヒマワリ属
植え付け時期 3〜4月
剪定時期 いつでも
収穫時期 11〜12月
置き場所 日当たりのよい涼しい場所
肥料 元肥:必要/追肥:不要

菊芋とは

菊芋Photo by ようさんさん@GreenSnap

菊芋とは、キク科ヒマワリ属の宿根草で草丈1〜3mほどまで育ち、生命力がとても強いため土壌を選ばず育てられます。

秋の9〜10月頃に菊に似た黄色い花を咲かせ、この花の特徴から菊芋と名付けられ、ほかに「ブタイモ」という名前でも知られています。菊芋の根茎は食べることができ、その高い栄養価から注目されています。

植えっぱなしでも育ちますが、連作すると収穫量が減るほか、野生化して増え過ぎないように注意が必要です。

菊芋の育て方

日当たり

菊芋は、日当たりのよい場所で栽培します。全国的にどこでも栽培できますが、冷涼な環境の方が栽培に向いています。草丈が2〜3mと大きく育つこともあるので、風で倒れないように支柱を立てて育てるとよいでしょう。

植え付け

菊芋の植え付けは3〜4月が適期です。寒冷地では、4月下旬〜5月中旬までに植え付けるとよいでしょう。植え付けてから2〜3週間ほどで発芽し、発芽後にひとつの種芋につき2〜3芽になるように間引くと、より大きく育ちます

プランター栽培にする場合は、深さ30cm直径40cm以上のプランターに一株を目安にしましょう。種芋を10cmほど深さに植え、複数植え付けるのであれば株間は30cmほど空けてください。

地植えにする場合は、深さ10〜20cmほどで、株間を50cm空けて植え付けるとよいです。

用土

菊芋は、水はけのよい肥沃な土でよく育ちます。一方で、荒地でも育つほど生命力が強いため、用土にあまりこだわらなくても育てられます

プランター栽培の場合は、市販の野菜用培養土を使いましょう。地植えの場合は、植え付けの2週間前に苦土石灰をまいてよく耕し、1週間前に堆肥と元肥をまき、再度耕して、土づくりをするとよいです。

肥料

菊芋は追肥がなくてもよく育ちますが、追肥することで根茎をよく太らせることができます。また、カリ成分の多い肥料がおすすめです。

水やり

菊芋は過湿を嫌うため、乾燥気味に育てます。地植えで栽培してる場合は、基本的に水やりの必要はありません。

剪定

菊芋は生育期になると草丈がどんどん伸びていくため、必要に応じて草丈を半分ほどに切り戻します。また、枯れた花や傷んだ葉もこまめに取り除くようにしてください。

収穫

菊芋の収穫は11〜12月が適期で、茎が枯れた頃を目安に収穫します。収穫するときは、地上部を20cmほど残して刈り取り、根元から30cmほど周辺から掘り上げていきましょう。

掘り上げたあとは、あまり日持ちしないため必要分だけ収穫するようにして、一気に掘り上げずに土の中で保管してください。また、1週間ほどであれば土のついたまま新聞紙に包んで冷蔵庫保存できます。

病気・害虫

菊芋を育てる上で、病気や害虫の心配はあまりありません。

菊芋の栽培まとめ

菊芋Photo by たまちゃんさん@GreenSnap

菊芋は、植えたらほとんど手間がかからず育てることができるため、初心者の家庭菜園におすすめの野菜です。またサラダや炒め物など様々な調理ができて、菊芋に多く含まれるイヌリンは血糖値の上昇を抑える効果がありますよ。

この記事を参考にぜひ菊芋を栽培、収穫して、美味しく楽しんでくださいね。