【シュガーバインの育て方】挿し木での増やし方、地植えの注意点は?
2025/8/4
シュガーバインの基本情報
科・属 | ブドウ科パルテノキッスス属 |
タイプ | 常緑つる性植物 |
管理温度 | 20~25℃前後が適温(耐寒0℃) |
置き場所 | 室内の明るい場所で育てる |
水やり | 春秋は土が乾いたらたっぷり、冬は控えめにする |
肥料 | 4~9月 |
冬越し | 0℃以上なら屋外でも冬越しでき、鉢植えの場合は水やりを控えめにする |
シュガーバインを地植えで育てるのはむずかしい?
Photo by mn.さん@GreenSnap
シュガーバインは、小さな5枚の葉をつけ、さわやかな雰囲気の観葉植物です。つるがぐんぐん伸びながら成長するので、鉢植えはもちろん、ハンギングバスケットなどで楽しめます。
また、寒さにも強いため、室内だけでなく屋外で育てることもできます。ただし、ほどよい湿度とやわらかい光を好むため、葉焼けしやすく、育てるのがむずかしいといわれることもあります。置き場所に注意しながら、育てることを心がけましょう。
なお、シュガーバインは寒冷地では冬越しがむずかしく、根が凍って枯れてしまうこともあるため、地植えではなく鉢植え管理がおすすめです。もし地植えで育てる場合は、直射日光を避け、冬は霜に当てないように注意が必要です。
シュガーバインの育て方
基本的にはやわらかい日差しの元で。
シュガーバインの育て方は、とにかく日当たりと風通しのよい環境で育てることが大切です。
直射日光には弱く、葉焼けすると葉が茶色くなってしまうので、室内の窓際に置くのが最適です。夏は特に日差しが強いため、レースカーテン越しのやわらかい光を当てるようにしましょう。
水やりは、成長期にはたっぷりと水やりします。そのほか、春~秋頃にかけて月1回の頻度で緩効性肥料、または液肥を施しましょう。根腐れを防ぐために、鉢の水はけや通気性にも注意しましょう。
冬越しさせるには室内が安心。
シュガーバインは寒さに強い傾向があることから、冬場も気温0℃以下にならない場合は屋外でも育てられます。ただし、霜に当てないように対策をしましょう。また、休眠期にあたる冬には、水やりを控えめにしましょう。
最低でも5℃以上をキープできる環境が理想で、寒冷地では室内に取り込むのが安心です。暖房の風が直接当たらないようにしつつ、湿度不足にも注意が必要です。
シュガーバインの増やし方(挿し木)
シュガーバインは挿し木で増やすことができます。
挿し木の適期は5~10月頃です。 伸びたつるを約10~15㎝にカットしたら、葉を2~3枚ほど残して土に植えます。明るい日陰で、土が乾燥しないように2~3週間ほど管理すれば、新芽が出てきますよ。
シュガーバインの育て方についてよくある質問
シュガーバインがスカスカになったらどうする?
Photo by HANAE.MAMIKOさん@GreenSnap
シュガーバインは暑さに弱いことから、30℃以上の環境だと葉が落ちて枯れてしまうことがありますが、枯れる原因はさまざまです。詳しくはこちらを参考にしてください。
シュガーバインの植え替え時期、頻度はどれくらい?
シュガーバインは鉢植え向きの植物で、定期的に植え替えすると元気よく育ってくれます。シュガーバインの植え替えは、5~6月頃が適期です。毎年行う必要はなく、2~3年に1回のペースでよいでしょう。鉢底から根が出てきたら、植え替えのタイミングといえます。一回りほど大きな鉢に新しい土を入れて、苗を植えつけましょう。
シュガーバインの剪定時期はいつ?
シュガーバインはつる性植物なので、そのままにするとつるがどんどん伸びてしまいます。見た目のバランスもよくないので、剪定するとよいです。 シュガーバインは、5~10月頃を目安に剪定することをおすすめします。
シュガーバインの剪定は簡単で、伸びすぎたり傷んだ葉やツルを中心にカットしましょう。カットする長さなどの決まりは、特にありません。またシュガーバインの樹形を変えたいなら、お好みの形に剪定してもよいです。
シュガーバインの育て方と増やし方まとめ
Photo by guriguraさん@GreenSnap
シュガーバインは、室内のインテリアにもおすすめの観葉植物ですが、寒さに強いため屋外でも育てることができます。ただし、高温多湿の環境には弱いため、夏場は風通しのよい明るい場所で育てるようにしてください。
ただし、室内や屋外に出したりいれたりすると、植物に負荷がかかりすぎてしまうため、できるだけどちらかに統一して育てましょう。
シュガーバインは初心者の方でも育てやすく、ギフトにもおすすめの植物です。興味があれば、ぜひともシュガーバインを育ててみることをおすすめします!