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【いちごの露地栽培】植える時期や水やり頻度は?地植えは植えっぱなしOK?

2024/6/12

いちごの基本情報

科・属 バラ科オランダいちご属
植える時期 10〜11月頃(生育適温:20〜25℃)
収穫時期 5〜6月頃
栽培場所 屋外で日当たりと風通しがよい場所(特に午前中の日光が当たる場所)
水やり頻度 春と秋は1日1回、夏は1日2回、冬は株元が乾いていたら、晴れた日の午前中にたっぷり与える
連作障害 あり

いちごの栽培は初心者にはむずかしい?

いちご プランター栽培

Photo by プルメリさん@GreenSnap

いちごは世界で最も多く栽培されているポピュラーな果物です。最近は品種改良とともに、約15~20gほどの大きな実を付けるものや、白い実を付ける品種など、家庭栽培においてもバラエティ豊かな品種がそろっています。

そんないちごは栽培期間が長く、ランナーと呼ばれるつるの向きを意識したり切ったりという作業が発生するため、家庭菜園としての栽培難易度は高めです。

家庭菜園でいちごを育てる場合は、一季なりの育てやすい品種を選ぶことをおすすめします。

家庭菜園におけるいちごの栽培スケジュール

いちごの栽培スケジュール

いちごの育て方(露地栽培の場合)

いちご 露地栽培

Photo by ラグラスさん@GreenSnap

栽培場所

いちごは日当たりが良く、風通しの良い場所を好みます。プランターでも育てられますが、初心者にはストロベリーポットがおすすめです。果実が地面に触れず、病気の予防にもなります。また、ランナーから新しい苗を簡単に育てられます。

土づくり

いちごは水はけと水もちのいい、弱アルカリ性の土を好みます。

植え付けの1ヶ月ほど前になったら畑を耕し、植え付けの2週間ほど前になったら苦土石灰と元肥(堆肥や化成肥料)と施します。

その後、幅80cm、高さ15cmほどの畝をつくっておきましょう。 プランターでは、市販の野菜用培養土が適しています。

植える時期・植え付け

いちご(一季なり品種)の苗を植える時期は、9〜10月頃です。

苗同士の間隔を30cm程度あけて、植え付けます。このとき、ランナーと呼ばれる親株についているつるが、畝の内側に向くように植え付けるのがポイントです。ランナーの反対側に花が咲き、実がなるため、この点を考慮して植えましょう。

また、いちごの苗のクラウン(葉の付け根)が地上に出るように植えたら、株元の土を軽く手で押さえて水やりします。

水やり頻度

いちご栽培では、土が乾燥したら水やりするが基本です。露地栽培の場合、暑い時期以外は自然に降る雨のみでも育つことがあります。

肥料・追肥

苗の植え付け後から収穫まで、定期的に追肥する必要があります。ただし、肥料過多にならないよう、注意が必要です。

冬越し

寒さからいちご苗を守るため、植え付け後に肌寒くなってきたらマルチングをします。これにより防寒対策になるほか、雨水のはね返りを防ぎ病気になりにくくなる効果があります。

受粉

いちごの開花時期は、4月頃です。いちごは自然に受粉が発生する植物ですが、苗の数が少ない場合などは、花を軽くゆすって人工受粉させるといいでしょう。

収穫

いちごの収穫時期は、4〜5月頃です。

受粉させてから約1ヶ月半ほど経過すると、いちごの実が収穫できるくらいの大きさに成長します。 ヘタのあたりまで赤く熟したものから、ハサミで摘み取っていきましょう。

病気・害虫

いちご栽培では、うどんこ病や灰色かび病、アブラムシ、ハダニなどの病害虫に注意してください。

いちごの育て方についてよくある質問

いちごのランナー(茎)はどうする?切ってもいい?

いちごは、実をつける時期もランナーが伸び続けます。花や実に栄養を行きわたらせるため、実の収穫が終わるまではランナーを株元から1cm程度残して切り落としておきます。

また、株から出てくるランナーは、一番初めに葉を付けるものより、2番目3番目のものが病気や悪い遺伝を引き継ぎにくいので、土に受けて新しい株として育てることをおすすめします。

地植えいちごは植えっぱなしにしても大丈夫?植え替えは必要?

いちごは多年草なので、手入れを続ければ植えっぱなしでも何年も楽しむことができますが、連作障害が起こりやすいです。毎年大きな実をつけたい場合など収穫を充実させたい場合は、植え替えした方がいいでしょう。

いちごを甘く育てるには?冬の水やり頻度が重要?

甘いいちごに育てるコツはいくつかあります。まず冬の間の水やりを控えることです。冬場の水やりは、株を枯らさない程度に土が乾いたら与えるといった感じで、頻度を少なくします。また甘いいちごには肥料を与える際にもポイントがあります。発酵油かすや骨粉、リン酸成分を多く含むものを与えると甘い実がなりやすいといわれています。

その他、甘いいちごを育てるためには余分な芽を摘む(脇芽取り)や葉かき作業が必要だといわれています。古い葉っぱを取り除くことで元気な葉っぱに栄養が回り、生育が良くなっていちごが甘くおいしくなります。

いちごの実を鳥の食害から守るにはどうしたらいい?

いちごを栽培していると、油断できないのが鳥による食害被害です。市販の防鳥ネットなどを使うのがおすすめです。

いちごはプランター栽培もできる?

いちごはプランターで栽培することもできます。プランターの場合は、市販の野菜用培養土を用いると便利です。基本的な育て方は同じですが、水切れしやすいため注意しましょう。

いちごを地植え(露地栽培)してみよう!

いちごの植え付けに関してはさほど難しくありませんが、特に露地栽培では害虫による実の食害が多いので防除を心がけましょう。実の食害については、露地栽培では畑の畝のように地面との高さを設ける、プランター栽培ですと台の上に置くなど工夫するといいですよ。