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【ストックの育て方】種まき時期は?花が終わったらどうする?

2024/9/9

ストックの基本情報

科・属 アブラナ科/ アラセイトウ属
種まき時期 9月〜11月、2月〜3月
開花時期 4〜6月
育てる場所 日当たりの良い場所
肥料 元肥・追肥が必要

ストックは一年草ですか?

ストック

Photo by Hi〜さん@GreenSnap

ストックは、アブラナ科アラセイトウ属の一年草です。ただし、非耐寒性のため、冬の寒さにあたると株ごと枯れていきます。

春から初夏にかけて、たくさんの花を縦に連らせるように咲かせ、ボリュームたっぷりの見た目が楽しめます。花色は白、ピンク、赤、紫など多彩で、甘い香りが特徴的です。春のガーデニングのほか、切り花としても人気です。

ストックの育て方

置き場所・日当たり

ストックは日当たりと水はけの良い場所を好みます。風通しの良い場所かつ、午前中だけ日が当たるような半日陰の場所に植えるのが理想です。

夏の直射日光は葉焼けや生育不良を引き起こすので避けてください。高温多湿に弱いので、鉢植えなら夏は移動させて風通しの良い日陰で管理しましょう。

種まき時期と方法

ストックは種から育てることができます。種まきの適期は8月〜9月上旬です。発芽温度は20度前後。

  1. 種まき用の土を3号ポットに入れる。
  2. 種を4粒ほど重ならないようにまき、薄く土をかける。
  3. たっぷりと水やりをする。
  4. 明るい日陰に置いて水を切らさないように管理し、発芽を待つ。
  5. 4〜5日ほどたって発芽し、子葉が開いたら小さい苗を間引きする
  6. 本葉が2〜3枚になったら、週一回を目安に液体肥料を与える。
  7. 花が咲きはじめたら花壇やプランターに植える。

定植・植え付け

ストックの苗の植え付け時期は9月〜11月です。もしくは2月〜3月に行っても問題ありません。

ストックは直根性のため刺激に弱い根をしています。そのため植え付け時には根鉢を崩さずに植えるのがポイントです。

株間は20〜30cm程度あけると一株一株がぐんぐん大きくなります。鉢植えなら5〜6号の鉢に対し2〜3株が目安です。

用土

ストックを植え付けるときの土には、鉢植えで育てるなら市販の草花用培養土を使ってください。

地植えの場合は庭土に3〜4割ほど腐葉土を混ぜるといいです。また、1年間効果が続くような緩効性肥料を元肥として混ぜておきましょう。

水やり

ストックは比較的水を好む植物です。鉢植えの場合は土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりするのが基本ですが、とくに夏は毎朝夕の水やりが必要になるくらい吸い上げるので、水切れには注意しましょう。

地植えの場合、苗の植え付け時にたっぷりと水やりをしたら、基本的にはそれ以降は水やりの必要はありません。ただし、夏に日照りの日が続くようなら、前後の天気予報を確認しつつたっぷりと水やりをしてください。

肥料

ストックはあまり肥料をたくさん必要とする植物ではありませんが、肥料を与えることで花持ちや花付きがよくなります。追肥にはリン酸が配合された草花向けの肥料を用意しましょう。

肥料を与える時期は植え付け後2週間後から。固形緩効性肥料なら2ヶ月に1回、液体肥料なら2週間に1回を目安に与えましょう。

摘心・切り戻し

ストックには一本立ちタイプとスプレー咲きタイプがありますが、スプレー咲きストックの場合は摘心をすることで、脇芽が伸びて花付きがよくなります。(一本立ちストックは摘心すると花がつかなくなるので要注意)

ストックを摘心する時期は、最初のつぼみが出た頃です。もったいないと思うかもしれませんがつぼみを摘むことでその下から脇芽が伸びて花数が増えます。

病気・害虫

ストックの主な病気は、うどんこ病、菌核病、灰色かび病などです。風通しを良くし、清潔に管理することで予防できます。害虫では、アブラムシ、ヨトウムシ、ハダニなどが発生することがあります。早めに発見し、適切に駆除しましょう。

ストックの花が終わったらどうする?冬はどうする?

ストックの花が終わったら、種を採取しないのであれば、早めに切り戻しを行いましょう。

切り戻しを行うと、脇芽がよく伸びて再び花を楽しめます。切り戻しで切る位置は株下についている次の脇芽・つぼみのすぐ上の部分です。

また、ストックは本来多年草に分類されますが、耐寒性が弱いため、日本のような四季のある地域では冬になると枯れることが多いです。

関東より北の地域では、花が終わる頃になったら腐葉土やバークチップなどでマルチング対策すると冬越しできるかもしれません。

ストックの育て方でよくある質問

ストックの花が咲かない原因と対処方法は?

ストックが花を咲かない原因は、日照不足、高温多湿、肥料不足などが考えられます。日当たりの良い場所に移動し、風通しを良くしましょう。また、開花時期中は液体肥料のほうが効きが早いので、すぐに回復して花付きがよくなることがあります。

ストックの種の取り方は?

ストックの種を採取したい場合は、花が終わったあと株をそのままにしておきましょう。すると、時期にさやがふくらみ種ができます。さやが茶色く変色したら、中から種を取り出しましょう。

ストックは寒さに強くないので注意!

ストックは、美しい花と甘い香りが魅力的な花ですが、寒さを苦手とします。それさえ対策できれば、初心者でも簡単に育てることができます。色とりどりの花を楽しみながら、ガーデニングライフを充実させてみませんか。ストックを育てて、素敵な春を迎えましょう!