【スペアミントの育て方】プランター栽培はできる?増やし方は?
2024/4/25
スペアミントの基本情報
科・属 | シソ科ハッカ属 |
分類 | 多年草 |
植え付け時期 | 3〜6月 |
収穫時期 | 一年中 |
置き場所 | 風通しのよい半日陰 |
肥料 | 元肥:必要/追肥:必要なし |
スペアミントとは

Photo by oxさん@GreenSnap
スペアミントは、シソ科ハッカ属の多年草で、葉先が槍のように尖っていることから、英語で槍を意味する「スペア」という名前が付けられました。、数多くあるミントの品種のなかでも、香りがきつくなくマイルドで生食に向いており、料理やお菓子、モヒートに加えるミントなど幅広く利用されます。
ミント類はとても繁殖力が強く、栽培は簡単ですが、地植えにする場合は増えすぎないよう注意が必要です。管理が心配な方は、鉢やプランターに植え付けましょう。
スペアミントの育て方
日当たり
スペアミントは、風通しのよい半日陰で育てます。直射日光が当たりすぎると葉が萎れたり枯れたりすることがあります。一方で、日陰に長期間置いていると、葉色や香りが悪くなってしまうので注意してください。
水やり
鉢植えの場合は、土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。葉が垂れ下がると水切れになるサインなので、これを目安に水やりができます。
地植えの場合は、根付いたあとは基本的に水やりの必要はありませんが、雨が降らない日が続いたときは、様子を見て水やりをしましょう。
種まき・植え付け
種まき
スペアミントの種まきは、3〜6月が適期です。市販の培養土を入れた育苗ポットやセルトレイに2〜3粒ずつ種をまき、発芽するまでは土が乾燥しないよう、霧吹きや底面給水で水やりをします。本葉が5枚以上になったら、植え付けができます。
植え付け
スペアミントの植え付けは4〜6月が適期です。植え穴を掘って、根鉢を崩さないようにして植え付けます。
スペアミントは根を深くにまで伸ばすので、鉢植えの場合は5〜6号サイズの鉢を用意してください。また、スペアミントは地下茎やこぼれ種でどんどん増えるので、ひとつの鉢やプランターに1株のみ植え付けるようにしましょう。
用土
スペアミントは水はけと水もちのよい土を好みます。市販のハーブ用の土や野菜用培養土を使うのがおすすめです。
肥料
スペアミントは、植え付け時に元肥として、緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。また、スペアミントは丈夫で栄養過多になりやすいので、追肥は必要ありません。収穫
スペアミントは、ほぼ一年中収穫でき、茎ごと切り取って収穫します。茎から収穫することで、わき芽が伸びて、よりたくさん収穫できるようになります。切り戻し・剪定
スペアミントの剪定は、株が蒸れやすい梅雨の前に1/2〜1/3ほど切り戻しをしましょう。ただし、この時期に切り戻しをすると花をみることができないので、花が見たい方は透かし剪定程度に止めましょう。
夏越し・冬越し
夏は、蒸れに注意し、風通しをよくするため梅雨前に剪定をしておきましょう。
冬は、寒さに強いので屋外で冬越しができますが、霜にあたると葉色が悪くなるので、株元を残して地際で刈り込んでおきましょう。
病気・害虫
スペアミントの病害虫の被害は比較的少ないですが、病気はうどんこ病やサビ病、害虫はハダニやアブラムシが発生することがあるので注意してください。
植え替え
スペアミントの植え替えは年中行えますが、暑さや寒さの厳しい時期は避けてください。株分けをかねて年に1回植え替えをしましょう。
スペアミントの育て方についてよくある質問
スペアミントの増やし方は?
スペアミントは交雑しやすいので、種まきよりも株分けや挿し木で増やすのがおすすめです。
スペアミントの挿し木は4〜6月、または9〜10月が適期です。挿し木のやり方は、茎の先端から10cmほどの長さでカットし、先端の葉を2〜3枚だけ残し、ほかの葉は全て取り除きます。挿し穂の切り口を60分ほど水につけて、土に挿します。新芽が出てきたら発根したサインです。
スペアミントの育て方まとめ
スペアミントは丈夫で育てやすいハーブなので、初心者にも簡単に育てられるでしょう。また、一年中収穫できるのもとても魅力的ですね。ぜひ今回の記事を参考に、爽やかな香りのスペアミントを育てて、自家製のミントを使ったお料理やお菓子、ハーブティーなどを楽しみましょう。